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雑賀のいくさ姫 (講談社文庫 あ 144-2)

感想・レビュー
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saorin
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ネタバレ史実や社会ノームをエッセンスとしたフィクションは好きな話題であるが、こちらも例に漏れず楽しく読むことができた。多くの視野から描かれた内容は、背景や状況を多角的に理解・想像するのを助けてくれ、本を読んでいるのに映画を見ているような感覚になる。最後までスピード感があることも良かった。途中戦姫丸とナイーブなジョアンの動きにボイドがあったので、その間に何か変化があるのかと思いきや、結局最後までナイーブなジョアンで終わったことはギャグ要素として良かったような残念だったような。
0255文字
LaVieHeart
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「歴史ロマン」と謳っているけど、戦国時代を舞台にしたゲームのような軽いストーリー。読み始めは戸惑ったが、「エンタメ小説」と割り切ると、割と面白く読めた。解説も舞台役者?さんが書いてるように、漫画や2.5次元の舞台にしたら人気出そうだなぁ、と思いつつ。 視点の変化が目まぐるしいのでスピード感が凄い。「刀剣乱舞」とか好きな人は一気読み出来そう。歴史好きには色々気になっちゃってなかなか読み進められないかもしれない。。。謙信様好きとしては、「車懸りの陣」のくだりがどうしても納得できなくてねぇ。。。
0255文字
T. みぃた
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ネタバレ『東方見聞録』に触発されてジパングを目指したイスパニア人ジョアン。〈雑賀のいくさ姫〉と呼ばれる鶴姫に助けられ、下僕となる。ジョアンが乗ってきた南蛮船を修復した「戦姫丸」は雑賀を飛び出し異国への商いに向かうが…。大海賊・林鳳が九州を狙っている。島津の呼び掛けで村上水軍や毛利水軍など名だたる水軍が参戦。大海原で繰り広げられる戦闘は迫力があって壮観。鶴姫の出自も絡めて読み応えのある物語だった。逃げ腰のジョアン、隻眼の兵庫、鉄砲の蛍、明るいアントニオなど個性的な乗組員。鶴姫にとっては大事な家族。
0255文字
makkinn
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雑賀の姫君の関西弁での命令が楽しい。島津の姫も大物感漂ってたし、海賊の手下の月齢もおそるべしだった。隻眼の兵庫、雑賀の頭領孫一、剣は強いのに鶴にはめっぽう弱い左近など、出てくる人たちが楽しすぎる。イスパニア人のジョアンも成長したし。エンターテイメントとして楽しめた。
0255文字
きゃる
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ネタバレ雑賀といえば銃。紀伊は海から隆起した峻険な山が続く平地のない土地柄。それが海の雑賀とは、これいかに?と思って手に取った。村上水軍の海賊の娘も面白かったけど、それよりライトにキャラ立ちもアニメっぽく仕上がって明国対西日本の海戦をやってます。某海賊シリーズでペネロペが娘役と似たような設定がありましたが、ジャクはおらず。サンジのような左近がおりました。こーゆーキャラは好きだ。
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たかまな
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ネタバレ登場人物紹介や相関図でしっかり確認できたらなぁと思う程にたくさんの魅力的な登場人物がいた。時は戦国・織田信長の時代、サムライに学び冒険記を書きたいと行動したが海賊に捕まった南蛮人ジョアン。鶴姫に助けられ鶴姫の商い船に下僕として連れられる羽目に。船中待ち受けていたのは敵か味方か。。。表紙からポップに話が進むかと思ったらなかなかの血が流れる展開にドキドキ。敵にも味方にもスポット当てて境遇・戦略・心情が語られ読みごたえありで面白かった。
0255文字
カワやん☆
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奇想天外なところは多々ありますが、一気読み(^^)
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Sin'iti  Yamaguti
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天野純希さんの歴史小説としては『戊辰繚乱』に次いで読んだ。『戊辰繚乱』と同様、ヒロインに狂言回し的キャラクター、それにからんで大掛かりな戦闘シーンが描かれるが、たんにエンターテインメントとしての戦闘ではなく、歴史的背景、歴史に見え隠れする人々の悲哀、家族愛、友情がちりばめられていて、重厚な作品となっている。水軍と卓越したヒロイン、という点では『空貝:村上水軍の神姫』や『村上海賊の娘』もよかった。
0255文字
つっちー
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ネタバレ「村上海賊の娘」と同じような時代、雰囲気の作品で、楽しかった!「村上海賊の娘」は、エンタメ振り切りのトンデモ描写が見られましたが、それより地に足の着いた感じで、こちらの方が好みでした。物語はこちらの方がエンタメよりで、良くも悪くも少年漫画的な熱い展開が多く、鶴以外にも強い女性船長が出てきて、映像作品のようななキャッチーさもあって、最初から最後まで物語に引き込まれます。それなりのボリュームがありますが、ダレることなく楽しめました。 やっぱ、女将軍とか女船長って、それだけで魅力的ですね(^^♪
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タツ フカガワ
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戦国時代、紀州雑賀孫一の娘鶴姫は、座礁した南蛮船からイスパニア人ジョアンを救出。船を修復し「戦姫丸」と名付けて南海へ乗り出すが、そんなとき、明国最大の海賊と薩摩島津家を中心とした水軍との闘いに巻き込まれる。正直、前半は退屈な場面もありましたが、後半はそれを補って余りある海戦シーンに大興奮。船はスクリュー装備じゃないか(?)と思うほどスピーディーでスリリングな展開が楽しい海洋活劇でした。
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Y.yamabuki
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雑賀の鶴姫と島津の巴姫、二人の活躍は、爽快で小気味良い。鶴姫がヴァイオレント過ぎるのは、気になるけれど。各勢力一致団結しての奄美大島からの戦風景は迫力満点。最後の決着の付け方も、鶴姫もジョアン達も落ち着いてほっとした。ただ日ノ本を守るため西国大名達が、互いの理利害を差し置き、団結する様子や戦の間に語られる登場人物各々のストーリーをもっと読みたかった。海賊が攻めて来るのが、自分達の拠り所となる土地を手に入れたいからというのには、彼らなりの理由があるのだと納得した。
0255文字
イシカミハサミ
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タイトルに違わぬ海戦の連続で、 中盤ちょっとだれる印象もあったけれど、 ラストは王道ながら読み応えの戦闘シーンで満足感。 陸戦でも軍同士の読み合いと動きというのは 文章では読み取り切れないところがあるのだけれど、 海戦となるとなおさら。 頑張れ想像力。 映像化したらすごい迫力になるだろうけれど。
0255文字
狐狸窟彦兵衛
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歴史小説というか、戦国エンターテイメント小説。日本中の水軍が結束して、奄美沖海戦て。んな、あほな!な展開だが、面白いので最後まで楽しくよみとおしました。有楽斎の戦も読んでみたくなった。
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てつ
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楽しい小説でした。敵役を含めて嫌な存在がない。いや、嫌な奴はいるけど、キャラが徹底しているので憎み切れない。そして全員が魅力的。筆頭として鶴や蛍などの女性陣が素晴らしい。ジョアンをはじめとした脇役の男たちも存在感がある。いい小説を読んだ。
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yoshida
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これは面白い。倭寇の大海賊集団が九州制圧に来襲する。元寇の再来と言えよう。島津、毛利、村上、大友等の西国大名が一時和睦し結盟。連携し倭寇粉砕に当たる。そこに雑賀孫一の娘である鶴姫も加わる。実に熱い展開が続く。西国大名連合に雑賀衆が加わる。これだけで歴史好きには熱すぎる。加えて鶴姫の出自と因縁も読ませる。登場人物も魅力的。イスパニア人のジョアン、島津の姫である巴等々。異民族の侵略を批判している点も興味深い。最後の海戦での巴の訓示。家族や郷土を守る為と訴える場面が実に印象的。現時点で天野純希さんの最高傑作。
yoshida

海戦での「釣り野伏」や「車懸りの陣」は熱い。歴史好き、戦国好きには堪えられない作品。雑賀孫一が格好良すぎる。小早川隆景も冷静さと飄々とした様子が実に良い。

03/20 21:59
0255文字
h_hukuro
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漂流したジョアンと鶴の出会いから、戦姫丸の出航、鶴の出生の秘密、丁寧かつ大掛かりな水軍戦、そして魅力あふれる巴姫と月麗。疲れた時に読むと元気の出る1冊。
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如水
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歴史小説…では無いと思われる位の冒険物。歴史小説を感じさせる部分は実在武将、その当時の水軍、時代背景かなぁ…あっ!!この話でも島津家久は軍神だった。しかし戦闘描写は素晴らしい!!成程、当時の水軍同士の戦い方ってこんな風だったのね~!!!と言う事が分かる一冊です(戦国当時の最新鋭は鉄甲船が出て来て大砲ぶっ放して終わり!では有りません)。ただ…孫一?あれ?と言う内容が(息子を重朝と言っているので本人は皆が知っている重秀…のはず)。まぁ…浪漫ですね💧内容は面白かったですよ。読んでみたら海に思いを馳せて下さい
フミ

お邪魔します。滑稽無糖過ぎると、脳内で西洋風に変換して、異世界ファンタジーにしてしまう者です(笑) 未読ですが、暗君や奸臣の下であくせく働く話よりかは、ずっと面白そうですねー。

02/08 17:07
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Book Lover Mr.Garakuta
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【速読】:小林書店で、購読。戦国歴史活劇ロマン小説。ありえっこない処が面白かった。水軍オンパレードな物語でした。雑賀、村上、毛利、大友、島津西国大名も揃い踏みだ。
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みつ
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合戦を描いた歴史小説としての重厚さと、水軍オールスターが描かれるエンタメの両面性があってドキドキハラハラが止まらない、戦国アベンジャーズ的な小説。左近、あんた良いやつだよ。巴様、はっきり言って素敵すぎますよ。
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けやき
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雑賀の姫の鶴とイスパニア人ジョアンが仲間とともに倭寇の頭目林鳳に薩摩を中心とした日本各地の水軍と挑みます。ほどよい笑いもある歴史ロマンの小説です。鶴たち戦姫丸一行の今後が気になります。
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雑賀のいくさ姫 (講談社文庫 あ 144-2)評価71感想・レビュー20