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中野 京子
運命の絵 もう逃れられない (文春文庫 な 58-10)
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【本のプレゼント】注目ミステリ作家、楠谷佑。伝説のデビュー作の復活版を20名様に
運命の絵 もう逃れられない (文春文庫 な 58-10)
中野 京子
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形式:文庫
出版社:文藝春秋
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形式:Kindle版
出版社:文藝春秋
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Ta283
面白い、博識な人の解説付きで絵を見ると更に鑑賞が深まります
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K
有名な絵や画家の紹介、描かれた環境や時代背景など、参考になります。 文章も読みやすく芸術に疎くても楽しめました。 これまで中野氏の運命の絵シリーズは何冊か読みましたが、著者の幅広い知識と興味を引く解説に毎回感心します。
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2024/10/19
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ふくとみん
中野京子の初めての本。一日一話読んだ。絵の背景や歴史を知らなければ書けない。説明を読みながら、ページに印刷されたカラーの絵を見て納得した。
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2024/09/04
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rosetta
相変わらずの面白さ。やっぱり絵画って読むものなんだな。作家によってその絵が描かれた背景や、描かれた事物の持つ意味や象徴性、歴史などを知らないと十分に楽しめない。特に西洋の絵画はギリシア、ローマ神話やキリスト教を知らないと鑑賞するにも損しちゃう。細かいディテールなんかは指摘されないと自分では見逃してしまう。ただ文庫サイズは図版を見るには向いてないなぁ、特に見開きの綴じの部分とか。この人の本は好きだけどまだまだ読んでいない本が残っているのでこれからもしばらく楽しめて嬉しい
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2023/12/09
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suchmo
読み応えあるある。絵がもう少し大きいと。。。
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氷菓子
以前から好きだったターナーの「戦艦テメレール号」。艦名が「向こう見ずな」の意味で、名の通りトラファルガーの海戦で旗艦ヴィクトリー号を身を呈して守るなど数々の戦地で大胆な働きをしたものの前戦で使うには時代遅れとなり、監獄船、新兵の訓練戦を経て廃材業者に売却され、解体のために曳航されていく。その経過を知るイギリス人には、英雄の晩年を想起させるのだろう。実際は撤去されていたマストを描き、夕陽の演出のために事実とは逆の方角に進むよう描いたのがターナーの腕の見せ所。「運命の絵」展、是非企画してほしいです。
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あじむ
「怖い絵」シリーズで有名な中野京子氏による絵画エッセイ。 絵画の解説をしつつ、作家や歴史の物語を分かりやすく解説してくれ、知的好奇心を満たしてくれました。美術だけでなく歴史や文化などの学べたな。 解説では「怖い絵」展開催までの裏話が語られており、こんな苦労があったのかと、こちらも面白い。是非とも解説まで読んで欲しいです。 紹介されている絵画を実際に鑑賞してみたいなぁ...「運命の絵」展開催して欲しいな。
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2023/01/14
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ひでお
いつも中野京子さんの本は、丁寧で分かりやすいし読みやすいです。そして、女性ならではな視点を盛り込んだ文章が、とても興味深いです。ゴーギャンが、タヒチで14歳の子供を現地妻にしていた話、さらっと、ちくっと、くどくならない程度に皮肉を効かせている文章などが、うまいところだなあと思うし、共感できるところ。これからも読んでいきたいです。
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2022/12/30
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とーる
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短くも長い人の一生の中の、ある一瞬に込められた運命の絵。事実は画家の手によって印象付けられる。それが事実ではなかったとしても。中野京子さんの本は、実はそんな話が珍しくなく、名画の捉え方がかなり変わった。歴史上の人物を特徴付けるアトリビュートの存在も、このシリーズで知った。印象に残ったのはターナーの「戦艦テレメール号」。人物ではなく、解体のために曳航され行く戦艦の最後の姿。落ち着いた色彩の中に、廃船でありながら凛とした荘厳さは更なる哀愁を感じさせる。エレン・テリーを描いた2作品とレノーレのバラードなども好き
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アキ
表紙「フォリー・ベルジェールのバー」は、マネの最晩年の大作。ロンドン・コートールド・ギャラリー展で何度も足を運んで観た。フォリーFoliesは熱狂した、ベルジェールBergereはやわらかい安楽椅子の意味。ウィリアム・ターナー「戦艦テメレール号」イギリス人が選ぶナンバーワン絵画。テムズ川に浮かぶ夕景の老船が、かつてトラファルガー海戦に参加し、ネルソン提督と並び、ナポレオンから母国を守った輝かしい過去から役割を終え、解体のため蒸気船に曳航されていく。ヨーロッパの絵画は、その背景を知ると運命を感じさせる。
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まめやっこ
中野京子氏の著作を読むたびにいつも同じことを思う。「現代の日本に生まれてこれてよかった~」ということ。今の日本もさしていい国とは思えないがそれでも基本的人権はあるし医療もある。私が中世以前に生まれていたら小さいうちに命を落としていただろうな、と思う。『戦艦テメレール号』が強く心に残った。老害なんて言葉もあるが本物の老兵の退場はなんとも言えない侘しさがあり「まだいけるでしょ…」と言いたくなる。怖い絵展、次回があることを期待しています。
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坂城 弥生
絵の時代背景とかわかりやすかった。
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じーにあす
中野京子さんの絵画シリーズ。今回のテーマは「運命」。この表紙のマネの絵はコートールド展で実際に見たことがあり、ちょっと嬉しい。今回も豊富な知識と共に絵や画家の詳細や歴史的背景などが語られる。読んだことないけどギリシャ神話って荒唐無稽というか神の世界は何でもありなのねと思った。死んだ恋人に連れ去られる若い女性の物語を元に描かれたオーラス・ヴェルネ『レノーレのバラード』、馬の競り市場を写実的に描いたローザ・ボヌール『馬市』、神の凄惨な処罰を描くティツィアーノ・ヴェチェリオ『マルシュアスの皮剥ぎ』がお気に入り。
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2022/07/26
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桐島陽依
図書館で単行本を借りたけど中野京子先生の本は持っておきたいので文庫で買って積んでおいた本。知ってる絵と知らない絵が半々くらいの印象(前に読んだ時もそういうかんじだったと思う)しかし…なんかもう、な名画の裏話も多くやっぱりロクデナシが多いなあと思う。ゴーギャンとか絵が良くなかったらロリコンだしトラブルメーカーだしヤバいやつ確定だな。ナポレオンに媚を売りまくりその後も為政者に忖度しまくったダヴィットと賢いけどヤなやつ感が否めない。そういう濃いひとがやっぱり圧倒的に描けるし残るんだろうなあ。美術ってな…。
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みかづき
相変わらずどの話も面白いが、個人的に解説で書かれていた「怖い絵展」の裏話が面白かった。大規模展覧会を開催するのは本当に大変なんだなと。「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は実物を観て圧倒されたので、借用が叶ってよかったといまさらながらに思った。2回目の開催に意欲を持っていらっしゃるようで、いまから待ち遠しい。
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夏 海
画家の意図、描かれた背景、物語。それらを知ることによって、芸術が一種のエンタメになる。「怖い絵展」に行けなかったことは一生悔やまれるな、、、
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Shun
中野京子さんが西洋絵画について解説、そしてその独自の切り口で絵画を読むという行為の愉しさを知れば好奇心が抑えられなくなること請け合いのシリーズです。西洋画には元々、聖書の教えを文字の読めない人々にも伝えるという側面もあったと言うので、1枚の絵に込められた様々な意味は何の予備知識もなければ読み解けるわけがありません。そこで本書のような本が役に立つわけで、絵画を敬遠している方には一度読んでみてと強くお薦めしたい。神話の神々にも忖度しない著者の鋭いコメントを副音声にして、名画鑑賞はいかがでしょうか。
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2022/04/21
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takakomama
「運命の絵」パート2。当時の社会背景や画家の人生などと共に、絵画を詳しく解説。来日した時に観たのに、クリムトの「パラス・アテナ」のフクロウ(知恵のシンボル)に言われて初めて気づきました。マネの「フォリー・ベルジェールのバー」は、2回観に行って、美術館のカフェでタイアップのスイーツも食べたことを思い出しました。
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2022/04/02
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北風
紙一重。売れる売れないの境界線って、なんなんだろう? 芸術家の精神性、時代、情勢、物語、作品のニーズ。現代に比べても、写真がなければ娯楽もないのだから、絵画というのはニーズが高かったでしょうね。映像作品と比べても、こうした絵画のほうが、後に残る可能性は高い気がする。絵画が物語るのは、時代によっても解釈が変化していくのだろうか。
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2022/03/13
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ふゆきち
『怖い絵』と『運命の絵』、どちらも幅広い意味を含めているため、テイストは似ています。本書で特に印象に残ったのは『ハリケーンの後で』、『レノーレのバラード』、『マクベス夫人に扮したエレン・テリー』など。
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2022/02/26
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けんけんだ
名画の背景と画家の説明、絵がカラーで入っているのでそれぞれ印象に残る。ローザ・ボヌールの「馬市」は新鮮だった。
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2022/02/24
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ぽかぽかキュン
2017年6月、静岡県の伊豆半島沖で、アメリカのイージス艦がフィリピンのコンテナ船と衝突。脇腹を大きく損傷して死傷者も出し、無敵のはずのハイテク艦は脇が甘かったのかと世界中を驚かせた。(略)無敵の防具アイギス(Aigis)の英語読みはイージス(Aegis)。ギリシャ神話から名前も意味も拝借しているのだ。(略)アイギスは完璧…のはずだったが、妙に脇が甘いのは、ケープ式だからか、それとも艦にメドゥーサの首が搭載されていなかったせいか。(192~193ページ)
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絢
今回はあまりぐっとくる絵はありませんてました。聖アントニウスの話が面白かったです。ここで久米仙人が出てくるとは…。
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運命の絵シリーズ第2弾。表紙はエドゥアール・マネ《フォリー・ベルジェールのバー》。マネが死亡の前年に残した大作。スタンドの売り子嬢の虚な瞳に吸い込まれそうになる傑作ですが、時代背景を知ると複雑な気持ちになりますね。[2022-019]
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リEガン
エドゥアール・マネを好きになった「フォリー・ベルジェールのバー」。19年だったろうか、その来日は感激だった。だから本の表紙がその絵とあらば、虚ろな表情の彼女について少しは知っていたとしても、買わずにはいられないし、読まずにもいられない。
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魅乃乎minoco19860125
あのね、私の場合なんだけど、 私だとわりかし、その絵画を由来を知らなくてもわりと例えば美術館などでその絵画の前でソファーに座り、私なりの勝手な解釈でその絵画の世界に勝手に入っちゃうことしちゃうんだけどね、 このシリーズみたいにちゃんと解釈を知るとさ、また、その絵画の見方がすごく変わるから面白いし、正しい見方を知るのも良いよね。
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