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アフリカ文学講義――植民地文学から世界‐文学へ

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belier
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コンゴ共和国出身の作家がコレージュ・ド・フランスで行ったブラック・アフリカの文学に関する講義。古典的作品以外はフランス語圏の文学紹介がほとんど。前半は、アフリカ、カリブ海、米国のビッグネームが出て来た。後半はルワンダなど内戦が影響した文学について語っている。前半は知ってはいたが読めてない作家で、後半は知らなかったが機会があれば読みたいと思わされた作家たちだった。またフランス語で小説を書くことについての見解は興味深かった。英語圏もそうだが、広く使われている帝国主義的な言語と現地語との関係は微妙な問題だろう。
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西野西狸
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ネタバレアフリカ文学はあまりなじみがなくその紹介かと思ったが、ポストコロニアリズムな中でのアフリカ文学の位置、ネグリチュードの歴史や現状の問題、ジェンダー、ルワンダ虐殺以後などのトピックで文学の歴史を述べる。ただ、フランスの講義ということもあり、英語圏などのアフリカ文学は薄いが、人類学史なども関わってきており参考になる。
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瀬希瑞 世季子
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周縁者の文学に対する態度について考えさせられる内容だった。(「アフリカ文学」に西洋に対する告発を期待すること。マーケティングのためにエキゾチックな装幀にされることへの批判。祖国の言語で書くこととフランス語で書くこと等…)
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PETE
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初めてのアフリカ出身者としての、コレージュ・ド・フランスにおける講義の記録。セゼールのネグリチュードとその問題点、ポスコロ以外の多様な視点からの文学の登場、少年兵やジェノサイドが文学に及ぼす影響など、多彩なトピックで、日本語文献リストとともに参考になった。
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