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アニメーションの脚本術 プロから学ぶ、シナリオ制作の手法

感想・レビュー
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トギエモン
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アニメの脚本のテクニックを紹介し、実際に脚本を書いた人へのインタビューで構成された本。 友人から昔アニメでは脚本と実際の完成作品とは大きく違ったと教えてもらい、その答えを知れるのではと思い読んだ。 インタビューされている1人、押井守氏の話に知りたいことが書かれていた。 (宮崎駿監督が話しをコンテを切りながら作っていたことを紹介し)「アニメーションの世界に関して言うと、脚本はつい最近までそういう地位だったんです。」これは、出崎統、富野由悠季、高橋良輔など以前の世代の監督たちはそうだったとのこと。
トギエモン

アニメーションの脚本はもともとがルーズ、実写と違ってシーン・ナンバーが存在しない、カットナンバーも絵コンテで入れるから、頭から書くだけなのだとか。 なぜこうなっているのかといえば、アニメはリソースが限られるから誰かに権限を集中させないといけないので、誰に集中させるのかと言えば演出であり、それを統括させる監督になる。 昔のアニメは1話完結ものが多く、各話完結のロボットものとかドタバタギャグだと1本1本が勝負で前の話が関係ないから脚本が読まれない。

12/14 21:49
トギエモン

押井氏の感覚だと脚本が尊重させるようになったのは漫画原作になってからと答えている。

12/14 21:49
3件のコメントを全て見る
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紙魚
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一番好きなアニメ、僕だけがいない街から岸本卓さんのファンなので、三幕構成徹底の姿勢に感銘を受けた。キャラよりストーリー重視だからキャラ推しでしか見れない私も純粋に物語を楽しめたのだ。なによりテンポがよく、原作派の方には不満もあったろうが初見では違和感なく最後までワクワクしながら見ることができたのは脚本の力だろう。押井さん時代の脚本家がソルジャーすぎる。シナリオを使ったら負けとか散々な扱い。
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オフレット
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これ面白いです。アニメの脚本に対するイメージを様々な脚本家のインタビューを通して具体化してくれる良書。意図的にインタビューを中心に構成されていますが、これが大正解。様々な作品に関わった脚本家のバラエティに富む話を読んでると、アニメ脚本の奥深さがよくわかる。 最後の花田十輝さんの話、面白いですね。『宇宙よりも遠い場所』の主人公はなるほどキマリではなくて報瀬なんだな、でもキマリというキャラは必要だったんだな、という話。
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十一
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原作ありきの30分尺、演出偏重という特殊性
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akihiko810/アカウント移行中
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アニメの脚本術と、アニメ脚本家インタビュー。押井守、片渕須直、大河内一楼、岡田麿里、岸本卓。印象度A  時間がないので、インタビュー部分のみ読んだ。片渕須直、岡田麿里。この二人は、「脚本は声になるので、絶対に声に出して読むことが大事」とのこと。片渕須直は今、「枕草子」のアニメ化に向けて仕事してるという。壁3面の資料を読み込んだとのことなので、これは本気だ。楽しみ。 面白かったのは、ジブリの「アリエッティ」から脚本家になった岸本卓。アリエッティの移動シーンを「秘密の扉が開く」と書いたら、宮崎駿に(続く
akihiko810/アカウント移行中

「こんなの何が楽しいんだ。断崖絶壁を回り込むようにたどり着くんだ」移動させる間にどれだけハラハラさせるかを考えてるのか、凄い!と思ったら、宮崎は「そしたらパンツも見えるだろ」と言ったという(曰く「健全なエロが必要なんだ」)パヤオは正真正銘の天才だな。すごいエピソード

10/21 13:55
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まちこ
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押井ファンの家族がいるのと片淵監督のインタが読みたかったので。脚本術部分は5分の1くらい、あとは「プロから学ぶ」の副題通り全部インタビュー、これが皆違ってて面白い。出自もそれぞれVシネ、サイゾー編集者、放送作家と幅広い。アニメでは脚本の書き方にセオリーがなく、絵や尺に左右されどんどん改変されるのが普通。だから脚本家は共同作業を前提にしつつ、自分のやり方を探っているのが面白かった。
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K.K
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(★★★★☆)
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大泉
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本書の魅力は脚本術うんぬんよりも、よく知られた監督・脚本家たちのインタビューが収められていることだろう。押井守、片渕須直、大河内一楼、岡田麿里、岸本卓…。業界に入ったルートも脚本にあたっての発想も十人十色。キャラクターを中心に据えるか、それとも作品の構造を固めるか…。近年の作品の制作の裏話も随所で触れられていて、それだけで元をとった気分になります。
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才谷
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アニメ黎明期の脚本を無視してアニメを作っていた話(新人時代だけは脚本利用してOK)。今聞いても酷い話だなー。
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はじめさん
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アニメは、最近は「進撃の巨人」と「平家物語」観てたなぁ。現代を代表する、アニメ脚本家たちがどんな風に脚本を書いているのかや、インタビューをまとめた一冊。1人がシリーズ全部書くこともあれば、複数人で分担することも。プロットはなんとなく小説読みならイメージできたけど、箱書とか初見の知識も。/ 生身の人間が出る映画とかだと、そんなに脚本家はフューチャーされないけど、TVドラマだと逆だよな。アニメなんかだとその脚本家の担当回云々でネットコミュニティ盛り上がったりするね。/ ちょっとキャラの語尾全部「ッピ」赤字修正
はじめさん

2022/040 ダゴモンの呼び声。テイルモンが「尻尾」「物語」のダブルミーニング、だから進化前はプロットモン。物語の前段階、プロット。ギュインギュインギュイーーーン!

04/12 08:44
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鴇々
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ネタバレ春アニメもそろそろ終わってくるんだけども、先日の地震で放送延期になった番組もちらほらあり、「それにしても原作ありきのアニメ増えたけどそれって作り手側としてはどうなのよ(ここまでひと息)」って思ってチョイス。脚本業もこなす監督さんやプロデューサー、アニメ用に原作小説や漫画を脚本に起こす脚本家まで、取っ組み方が違っていて「ふむふむ?」と思いながら読めた。しかし男性率がたっけぇなぁ……靖子にゃんさんのインタビューとかも読みたかったぞ。
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かたちふもと
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脚本を書く基礎的な手順から、著名な脚本家や監督それぞれの持論までが幅広くを詰め込まれた本。内容の4分の3以上がインタビューなのは期待通りだった。通じて脚本の方法論に答えはないというスタンスであり、一種手引書でありながらデータベースにも近い印象を受ける。全8名、思想の違いがいちいち面白い。生い立ちも千差万別で、脚本家になろうと学んだ堅実なタイプから、急にオファーが来てそこから書き始めたというガンダムのパイロットのようなタイプまで様々な人の話が聞ける。 脚本家に興味があるのなら読んで損はしないと思う。
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