形式:単行本
出版社:グッドブックス
保育士のハードルを低くしていった結果、保育士の質は実際落ちていると思うし、営利目的の保育関係ない企業進出も保育の質の低下となる大きな問題に繋がっていくと思う。 単純に、保育受け皿を増やし保育士を増やせばいいとかそんな簡単な問題では無いと思う。怖いのは、ハードルを下げた結果大量に受け入れられた意識の低い保育士が増えていくことと、本当に志のある良い保育士は心が折れ保育現場を離れていってしまうことだと思う。本末転倒だと思う。 どうすれば良いのか、答えは見つからないけど、繰り返し読んでいきたいと思った本だった。
目の前の営利に気を取られた結果、長期的に悲惨な結果になることは、考えておかないとなと思った。 子ども時代の多感で大切な時期を、大量生産された投げやりな保育現場で保育士と関わった結果 本当に大人になった時、心が育ちきらず引きこもりや非行、問題等が多発していくこと、心無い社会になっていってしまうことは怖いことだなと思った。 心の育ちを無視し、国が政策を数字や目の前の表面的な営利で進めていくのは、今後怖いなと思った。もう少し、色々と考えて、危機感を持って欲しい。
泣けました。保育園に預けて行く際の「ママがいい!」は言葉の少ない子どもの叫びだったのです。保育園にあずけたいのは、子どもではなく、親である私たちや政治家など大人だったのです。完全に大人の都合で進められてしまった保育の仕組み、なんの疑問も持ってこなかった自分。今からでもまだ間に合うかな。子どもの甘えを存分に受け入れられるゆとりを確保しよう。パートになろう。これまでも、これからも、保育士の先生方、有難うございます。感謝を口に出して伝えていこうと思います。
1日保育者体験というのが、子どもに関心がない親に、とても効果的だとされていて、気になりました。確かに保育参観も2時間ほどしかなくて物足りない感じがしています。保育園は、親に気を遣いすぎている気がします。もっともっと保護者が関わる場が増えていけば良いなと思います。
親になってよくわかった。子どもは無条件に私を好きで本当に幸せにしてくれる。でも私は私としてしか生きられない。誠心誠意子どもに尽くしているかと言われれば、そうとは言えない。できることしかできない。いつか子に親ガチャ外れだと思われるかもしれない。そのときは「ごめんなさい。でもあなたから幸せをもらった。本当に感謝している」という気持ちで身を引こうと思う。それが親としての覚悟だ。もちろんできることはやっているので、それに感謝してもらえたらそんな幸せなことはないとは思う。
私たちはどん詰まりにいる、というのは、言葉しなくても感じている人が多いと思う。私はたまたま子どもを望める境遇だったけど、そうでなければ積極的に子をもうけるための活動はしなかっただろう。少子化を解消するには、このどん詰まりにいる、という意識、空気を変えるしかないのだが、それにはもしかしたら、資本主義に変わる社会のシステムが発明される必要があるのかもしれない。
昔ながらの公立保育園を礼賛し、根拠やデータなく新しい形の小規模保育や家庭的保育を下げる論調もいただけない。 標準時間11時間は長すぎる、0歳の長時間保育に反対、という問題意識には共感するが、怒り方と怒る先を間違えている。というか、しっかりした経歴をお持ちの方なら感情的に怒らずに然るべき方法で動いて欲しいなあ。
保育士の配置基準改正しようとか、子どもにすぐ発達障害の診断つけすぎ、みんなで受け入れてこ、みたいな思想はすごく全うだと思う。 でもこの論調で本を出してもあなたの考えるようには世の中は変わらないと思う。残念。
難しい問題ですね。核家族で「孤育て」している家庭には保育園という外界との接点ってとてもありがたいんです。親以外の他者との接触も子どもには良い刺激になると思うし…。現状の時短勤務(法定)では3歳までなのでそれに従わざるを得ない就労者は長時間保育に頼らざるを得ない。一度正社員という地位を手放すとなかなか再就職が難しいor派遣社員も条件はキツイなど。一方で実は専業主婦でありながら自営業であることを利用して保育園に通わせている親もおりモヤッとする場面はチラホラありました
要は「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という絶望的に古い価値観をなんの根拠もなく押し付けようとしている。さすがジェンダーギャップ指数がOECD最下位の国。 駄目だ腹が立ちすぎて図書館本なのにこのまま燃やして他の人が読めないようにしてしまいたい衝動。
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