形式:単行本
出版社:名古屋大学出版会
中国においては貨幣不足を補うために紙幣を刷るのだけれど、日本における藩札のように価値がすぐに下がり、民間の取引で使われなくなりさらに価値が落ちていくという動きは面白い。また、滅亡した国の貨幣(宋銭)だろうが取引で使われる、使用が見込めれば良いのであり、軍事的に強国だろうと発行している貨幣がすぐに市場で受け入れられるとは限らない。銀貨も発行すればすぐに受け入れられたわけではないことも指摘していて興味深い。
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中国においては貨幣不足を補うために紙幣を刷るのだけれど、日本における藩札のように価値がすぐに下がり、民間の取引で使われなくなりさらに価値が落ちていくという動きは面白い。また、滅亡した国の貨幣(宋銭)だろうが取引で使われる、使用が見込めれば良いのであり、軍事的に強国だろうと発行している貨幣がすぐに市場で受け入れられるとは限らない。銀貨も発行すればすぐに受け入れられたわけではないことも指摘していて興味深い。