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リスクを生きる (朝日新書)

感想・レビュー
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大先生
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コロナの話題が多めですが、今読んでも面白い本だと思います。内田先生の「学校でのいじめって、基本的には教師が暗黙のGOサインを出している」という指摘は鋭いと思いました。私も中学生の頃に少しイジメられましたが、担任が私のことを快く思っていない節が…(苦笑)。子どもは、教師の微妙な好き嫌いを感じ取ってイジメても怒られにくい対象を選定しているのかもしれないですね。
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takao
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ふむ
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taverna77
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敗者は去れ、という非情な言い分が可能なのは人口増加の局面にあってのみ、というフレーズに励まされました。能力のある人だけではこの先立ち行かない、というのは僕みたいな人間には救いです。/個人の能力の高さと上位者への忠誠心は反比例する、というのは強者の言い分ですね。能力がないけど他人に媚びることもできな僕みたいな人間はどうしたらいいんだ、と密かに憤りを感じます。/ハラスメントの語源、ダンバー数=150の有意義性、積読本は自分の無知の可視化のため、などは知れてよかったなと思います。
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Y2
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雑談かな
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カミツレ
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「知性的」とはその人がいると集団的アウトカムが向上する人のこと、なんだそう。なんらかのアクションをした結果が良い方向に向う、と解釈しました。知性的な方、マレにおみかけします。その人がいると、なんだか事が進みやすい。反対に場が暗くなる、凍り付く、押しのけ体質。そんな方もみかけます。格付けに走らないで、多様性を認め、誰もやってない事もチャレンジできるような社会になったらいいな、と思います。
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もと
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歓待
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ひと
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図書館本。コロナ禍で何が変わったか、変わらなかったか、医療、マスコミ、教育などに潜むリスクを社会学者と医者が語りあった本です。査定といじめの相似構造、いじめにGOサインを出す教師あたりが勉強になりました。
カミツレ

教師の吹く犬笛がコワく思いました。無意識に吹くのだとしたら防ぎようがない気がしました。

09/15 17:13
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まさや
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人は自分の欲望に合わせた仮説を集める習性があるので、自分の欲望を自覚して情報に接した方がいいそうです。
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すうさん
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2021年の本。図書館本。今回はコロナをめぐって哲学者内田樹と感染症専門医師岩田健太郎の対談だった。読んでみると当時の状況もよくわかり、現時点での自分自身の総括にもなるのかも。結局コロナという感染症が世界中に広がることで、ロックダウンだけでな国家間の交易も途絶え経済にも大きな影響を及ぼした。世界は複雑につながっていても国の態度はそれぞれであった。論理的に岩田が意見を述べるが、哲学者内田は黙って受け入れようとする。同様に日本は「お上」の意見に従順に従うのみ。2023年のいまも経済もマスク外しも進んでいない。
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肉尊
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対談とあって、サクサク読み進めることができたが、話の内容が右往左往している感じがした。タイトルにあるように、コロナ禍とリスクについて、私が思うのは「自己責任」という名の責任転嫁。PCRもワクチン接種も自己責任。結局、ワクチンを打ったからといって感染しないわけではない。コロナ初期の頃に比べ、様々な方面でマニュアルが確立されたが、強権的になると、国家転覆の可能性を孕むということも考えられる。以前、風邪を引いたときに同僚からコロナだと言われ避けられることがあったが、この病は人の絆も破壊せしむるのだろうか。
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spatz
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「知性の本来の働きは「自分が何を知らないのか」を精密かつ網羅的に記述できること(142)」 (内田樹)
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紅葉まんじゅう
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「ただ、断定はできないものの、「自分の欲望に仮説を寄り添わせてはならない」というのは大事な態度です。多くの人が自分のあからさまな、あるいは隠れた欲望を持っていて、その欲望を満足させるような意見を「科学的な正しさ」という意匠をまとわせようというややこしい議論を展開し、それを「理路」と勘違いしています。自分のあからさまな、あるいは隠れた欲望に自覚的でいるのはとても大事で、その欲望にむしろ抗ってデータを解析しなければならない。」      科学的思考で正解が導き出せる訳ではないが、不要な選択肢を排除できる。
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けんとまん1007
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不知の知という言葉を想い出した。知らないということへの恐怖ななのかと思う。結果として、表面的なことを搔き集めることに終始し、近視眼的・短絡的になってしまう。自分を安心させるために、周囲と比較し、自分のポジションを確認するだけ。この前に読んだ、千葉雅也さんの現代思想入門とも響きあう。二項対立で白黒つけて安心してしまうことの危うさの結果が、今の状況だと思う。また、時によってはスピード・できることから始めることを優先するとか、合気道では競わないということ。このあたりからの気づきも多い。
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taka
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コロナに関する話は、もう少し踏み込んで掲載してほしかった。分からないことを分からないということなど、考え方は参考になる。
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amanon
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結局のところ、かれこれ三年近くにわたるコロナ禍で、我々は一体何を学び、何を教訓としてきたのか?という気にさせられた。常に後手、場当たり的な対応に終始。第7波の収束が見込めない状態で、見切り発車的に規制緩和が行われている…まさにコロナ禍は、日本という国のシステムがいかに劣化したかを証明するリトマス試験紙的な役割を果たしたのでは?という気さえしてくる。とりわけ気になったのは、マスコミの劣化。インタビューをする際も、予め自分達が用意した答えありきというスタンスで臨むという話には、暗澹とした気持ちにさせられる。
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きみたけ
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著者は、神戸女学院大学名誉教授で昭和大学理事の内田樹先生と、神戸大学大学院医学研究科教授で感染症対策のスペシャリストの岩田健太郎先生。前作「コロナと生きる」から1年半が経ち、コロナの第五波と第六波の合間となったいま再び哲学者と医者が対談。孤独が蔓延る競争社会、空洞化する高等教育、査定といじめの相似構造、人口減に対応できない資本主義など、感染症が可視化させたリスク社会について語りあっています。岩田先生の媚びないスタイル、好きですね。
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ことり
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対談と言うこともあり、するっと読了。対談時にはファクターXなんて話題になったけど、令和4年8月には世界一だし、岩田医師なら理由はわからないと言うのかな。しかし、相変わらずたくさんの視点を提示する内田樹先生は読んでわくわくします。
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奈良 楓
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【とても良かった】内田樹さんと岩田さんの対談集。コロナの話よりも今の日本の在り方の話が中心でした。査定的な世の中が今の日本の生きにくさなのでしょうか。拙い感想になりましたが、読んでわかるとても面白かった本。カミュの「ペスト」に興味がわいてきました。
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Twakiz
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すごいお二人の対談で,テーマはコロナから政治や教育やいろいろなところに寄り道.筋書きなく話してこのように広がるのはさすがの博識ぶり.岩田先生は帰国されてすぐの頃と比べてだいぶ印象が変わった.書かれる文章にも内田先生の語彙からの影響が多く見て取れる(誤謬とか瑕疵とか●●を嚆矢とする,や●●を奇貨として・・など)個性的で賛否両論あるが口先だけでなく行動力もある方.内田先生はいつも「聞いたことのない話や考え」を提供してくださる常に読むべき著者のお一人.「書斎の本棚は自分の無知の可視化」なるほどねぇ..
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*
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《メモ》自分が何者か、人生の偏差値を知りたがる若者。村一番より都会の一万番▼教育をアウトソーシングしてグローバル化と言い張る(なぜ政治家の最終学歴にはカタカナが多い?)▼「日本にうんざりする」ことによって社会での格を上げようとする子ども(既に大人も?)▼査定=「みんながしていることを、みんなよりどれだけ上手くできるか」競争▼自分の欲望に仮説を寄り添わせてはならない(P.137)▼最後に、小説を読むことの新たな意味に気付かせてくれる発言があった。ゆっくり咀嚼したい。
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おっきぃ
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内田さんの話は誰を指していて何を根拠に言っているのかと思いつつ、言っていることそのものは興味深い。
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ta_chanko
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コロナ禍によって、社会の綻びが一気に明らかに。医療・教育・行政など、人間が生きていくために不可欠な分野にまで市場化の波が押し寄せ、社会が脆弱になっていることが大きな要因。格付け・査定・減点法・アウトソーシング、その結果は勝者の総取りと多数の敗者…。社会の厚みはどんどんなくなっていく。そもそも資本主義は人口増加が前提の仕組み。いくらでも資源や土地や労働者がいることで、富を生み出し成長することが可能になる。しかし今後の日本は人口減少社会。無理矢理に富を搾取するのもそろそろ限界。引き算思考への切り替えが必要。
ta_chanko

成果を求めるだけでなく、不条理にを受け入れて粘り強く向き合っていく生き方も大切。

05/19 17:35
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yaruyu55
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ネタバレ哲学の研究者にして武道家である内田氏と医学者の岩田氏との間の対談でも、意外とすんなり進むものだと感心した。大事なところは太ゴシック体で書かれているので、後でそこを読み返してもよい。その中でp.98にある、「格付けと多様性は共存できない」は確かにそうだとうなづくしかなかった。内容は深いものの、読むのはサクサク進んだ。内田氏のこうした本はもっと読みたいと思っている。
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ロックスターKJ
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評価:★★★☆☆ 3点 査定といじめの問題や資本主義の問題、カミュのペストを引いた医療現場の姿勢など面白く読めた。これからは寛容が必要になってくるということか。
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tokko
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コロナ社会が前景化したおかげで、それまで見えにくかったものがよりクリアに見えるようになりました。まず査定、序列社会。全体の中の相対的な位置を知りたがるという無意識的な傾向が作り出す脆弱な社会を、コロナは可視化しました。現場判断を許さない指示系統やブルシットジョブが、どれだけ危機的状況と食い合わせが悪いのかがよくわかります。それとメディアの断定的な物言いの危うさ。人は知識があればあるほど断定できないものです。けれど、今のメディアでは留保や仮定を受け入れ難い。いつからこんなにバカになったんだろうというくらい。
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もちこ
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コロナとの向き合い方から、物事に対する姿勢や、現代のマスコミや報道をめぐる問題など、納得できる内容でした。わからないことはわからないという姿勢、可能性を残す物言いなど、信頼できる意見を自分で見極めるのが重要と思いました。
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aochama
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コロナによって見えてきた教育、医療、報道、資本主義などの課題を対談形式で幅広く議論し、不条理の時代の対処法を指摘。読書の意味、小説を読む効用にも言及。興味深い内容でした。
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スリーピージーン
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岩田医師はほんとうにおもしろい。「私見です」「私見です!」の繰り返しは笑ってしまった。TVなどのもっともらしい用意されたコメントはもう要らないのだ。こういうふうにしっかり背景や論拠といっしょに意見を聞きたい。こういう対談は自分が気づかなかった社会の欠点・問題点を教えてもらえてありがたい。本書のことを「話頭転々」と内田氏は仰っているが、話題に通底する「倦まずたゆまず考え、主張しないといけないよ」というメッセージは受け取れた。
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バトルランナ-
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内田先生の主張をうまく引き出している。読みやすいな。4点。
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U-Tchallenge
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前作を興味深く読んだので、今作も楽しみにして手に取った。本音の対話ということで、忖度なしでいろいろな話が展開されていた。いくつか興味深い内容を読むことができた。わからないことについて何がわからないかを説明できること。そして、わからないということをきちんと表明すること。わからないことがあってもよい、それをきちんと表明できることが知性のように思う。働くことへのインセンティブを与える方法というのが、とてもわかりやすかった。人口減少は止まることがないので、真剣に考えないといけないことだろう。
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オールド・ボリシェビク
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面白い対談だ。付箋を着けながら読んだ。岩田は感染症を専門とする医師。コロナから始まり、現代日本の社会が抱える病理までを鮮やかに解剖していく。格付けや査定にばかり目が行き、自分がどのあたりに位置するかだけが気になり、その結果、社会はどうなったか。もはや、日本は修復不可能なところに来ているのかもしれない、と思うと絶望的にもなる。しかし、何とか生きていかなければばならないとは思うが。
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teddy11015544
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わからないを広げていく。東京集中とランク付けの話はなるほどね。
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静かな生活
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絵に描いたようなエリート的対話。納得できるところもあり納得できないところもあり@内田本網羅計画
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