今晩は、gentaさん。コメントしてくださり、ありがとうございます。サーカスから出奔して市井で愛を叶えようとした若者に対し、愛するサーカスで煌びやかに果てる事が最高の愛の成就でもあり、解放だと思っていた団長の立ち位置が、二人の存在感を喰ってしまいましたね。特に卑屈な笑みを見せたPに対し、団長が苦渋に充ちた共感を返すという場面が印象深かったです。Pも団長もサーカスでしか生きられないと知りつつも己とサーカスへの泥臭くも華麗なる幕引きとして若き二人を捧げたのだと思います。
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