形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:徳間書店
形式:Kindle版
もうちょっと踏み込んで言うと、これは情報を得るための本ではなく、プロセスを面白がる本なのだと思う。ラノベみたいに「知識としては何も得られなかったかもしれないけど道中楽しかったでしょ、それでいいじゃん」というタイプ。しかし、プロセスが楽しかったかというとそんなことはない。エッセーのような著者の独特の感受性に唸らされることもなかったし、レトリックが上手いかと言われても微妙だ。バカをバカというだけでは芸にはならない。王様は裸だと指摘するのは面白いが、俺の知ってる奴が裸って言われても「だからどうした?」だろう。
ホリエモンや箕輪厚介、ひろゆきとか、取り上げられていなかったが岡田斗司夫やDaiGo、安倍晋三みたいな結構な有名人の自己啓発本を取り上げるのであれば、権力者に笑う道化師になれたかもしれない。しかし、ほとんどが「誰それ?」と言うような人たちだ。無名な奴の本を笑っても「知らねーよ」としか返せない。正直、ひたすら「俺のクラスの奴がバカやって…」みたいなトークを聞かされてつまらなかった。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます