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チューニング! (文芸社文庫NEO か 11-1)

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ダイスケ
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ネタバレ青森駅の隣にあるビーチを見て「行ったことこそないけど、横浜とか、神戸とかと、大差ないんじゃないだろうか。」主人公のあさのこの感性が中学生の見え方や感じ方ですよ。一人ひとり成長するスピードの違う状況で心も身体も大人になっていく、しかも、自分が中心にいる世界から他者との関係で存在する自分へと感じ方も変わっていく年代だったなと読みながら懐かしく思いました。だからこそ、あさの叔父を好きだったマコトの言葉「大事な人への大事な言葉は、言えるときにちゃんと言いな。」があさに良いタイミングで伝わって良かったと思いました。
0255文字
つな
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青森の若い作家さんが書いたらしい。いろいろひっくるめて、良き。中学高校時代に全然本を読まなかったのが本当に悔やまれる。あのときこういうの読めてたらなぁ。
0255文字
虹倉きり
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ネタバレ「爽やか」と銘打っているけど、そこまでたどり着くには思春期特有のドロドロした人間関係があった。セッキーの心の扉がどんどん開いていく過程、友達がほしいあまり陰口に参加するかがみん、自分のもやもやと格闘しているあさ、どんなことがあっても我を貫くタニシュン……共通事項がある中で、みんながみんなを認め合うことの大切さの尊さがすごかった。
0255文字
木立花音
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ネタバレ物語のカギとなるのは(これ、ネタバレ覚悟で言っちゃうけど)若くして亡くなった主人公の関係者。 彼女と、彼女のクラスメイトたちらが、みんなその「彼」となんらかのつながりを持っていて、「彼」は死してなおみんなを繋いでいくのですね。 そのへんの、葛藤の描き方とか許し許されあう関係の描き方が非常に理詰めされていてエモい!と感じました。 文体は軽めでユーモアに富んでいて、巧みな表現力や主人公の突っ込みに笑ってしまうこともたびたび。 コメディタッチの作品として見ても秀逸です。
木立花音

気になるところをもし強引にあげるとしたら、バンドを組むまでに結構なページ数を割いていることかもだけど、そこに至るまでのエピソードも濃密でこれといった無駄がないので、突っ込むのも野暮かなと。 いがみ合っていた?四人がひとつになって、「バンド」として舞台に立つラストシーンでおおいに感動しました。 素晴らしい読書体験を、ありがとうございました。

11/04 00:03
0255文字
ツン
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舞台は青森の油川!旅行先は弘前!著者がこの辺りの出身のよう。もっとバンド組んでからのことが読みたかったけど、十分に泣けて、おもしろかったです。
0255文字
たまりんどすい
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ネタバレ青森市北部の油川を舞台に主人公のあさ、ホルン大好きのタニシュン、昔は仲良しだったかなみん、勉強ばかりしているセッキーの4人がバンドを組んで油川ミュージックフェスティバル、通称Aフェスに出場するまでを描いた青春もの。登場人物のほとんどが中学生だ。あさの声ってどんなものか気になる。本で読んでいる分には分からないのが歯がゆい。色々つらい思いもするが、最後はハッピーエンドだ。
0255文字
ひで
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青森市油川を舞台に、中学生の音楽を通じた青春群像劇。青森出身の作者が高校生の時に書いたらしく、文体は若々しく、やや軽いところもある。ただ、ストーリー、モチーフ、テーマがしっかりしていて意外とレベルは高め。うまくいきすぎなところもあるけど、こんな中学時代を過ごせたら最高だよね、という意味で良いと思う。ところどころ泣ける部分あり、油川を舞台に映画化して欲しい!
0255文字
みやちゃん
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電車で読みました。辛い描写に涙しました。でも、爽やか!!
0255文字
こばゆみ
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中学生が男女混合でバンドを組む、表紙通りのキラキラ系なお話。完全に好みの問題だけれど、わたしには文体が軽すぎて物足りなさが…(^_^;) とにかく若いって良いなぁと思うお話でございました〜
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はなさー
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地元の現役大学生の作品という話題性だけで買ってみたけど、思った以上に完成度の高い物語だった。中学生の青春小説なので、主人公達に感情移入というよりは親目線で応援する気持ちで読んだ。次回作にも期待。
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