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ソロ沼のものがたり

感想・レビュー
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イナ
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舘野鴻さんのトークショーを聴き、面白かったので購入。贅沢に散りばめられた挿絵は全て生き物目線。昆虫をはじめ、実在する生き物がたくさん登場するが「かすみあまつばめ」だけは聞いたことがないような…。これだけは想像上の生き物なのかな?著者の絵本も読んでみたい。
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yogaster
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ネタバレ生物も自然の中ではちっぽけな存在
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Takuya Nishida
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子供向きに書かれた本なのだろうけどかなり難解 漢字が少なくてやや読み難い感じ 子供を交換して食べるのは文革時代の大陸か。子を産み育て死んでゆくただそれだけの事 たとえ托卵されたものであっても 自分の言葉も文章にならんけど・・・
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もぐ
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図書館本。自然、季節の廻り、そこに棲む生き物たちの生と死。それらは私達と並行した時の中で確かに営まれているリアルな別次元の世界。ともに同じ時を生きているが、私たちと意識が交わることはない。垣間見て、想像して、慮る。そうすることで、生き物たちの現実はまごうことなきファンタジーへと変貌してしまう。生態がリアルに描かれ、そこにヒトの身勝手な空想が載っているためか、ひどく心が騒ついた。
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SETSUGE
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ネタバレ小さな虫たちや生き物達の命のはかなくも力強い物語。宮沢賢治を思いだすような、少し過剰な描写には詩情も感じられる。大人向けの寓話のようでもある気がした。虫が苦手な人にはしんどいかもしれないけれど。
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 
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舘野さんの描く虫たちの世界は忠実でありながら幻想的。人間にはわからない虫たちの喜怒哀楽や命の尊さも感じることができた(ように思う)。児童書という括りだが、自分を見つめる機会もあるような寓話集なので、是非中高生に読んでもらいたい。『 ソロ沼御前 / みずすまし / おけら先生 / じゃこうあげは / ぎんいろてんとう / やんまレース / おさむし戦争 / かすみあまつばめ / かえるのヨズ 』
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ホリー
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自然のなかに暮らすかえるや虫や鳥たちの息遣いや気配までを感じとり、想像の翼をはためかせて紡がれた物語。ある生き物の死は別の生き物たちの命をつなぐ。足を失ったまま生きていく虫や、子育てを終えて命をまっとうするネズミや、ちぢれた羽を伸ばせないままのアゲハ。すべてを受け入れて生きていくものたちの凛々しさ。
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必殺!パート仕事人
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生き物の食う食われる等「これ児童書だよね?」という内容。思春期の、特に生死について考えこんでいる子たちには読んでほしいかな。文章部分の背景の精密画は著者の描いたもの。一度文章を読み終わってから、絵だけ見直しました。
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けんとまん1007
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自然の摂理を描いた寓話集。命あるものの生き様が、静かな文章で綴られていると、かえってその奥行きが深まる。喜怒哀楽は、人間だけのものではない。一日一日が積み重なって、一つのものがたりになる。そのものがたりと、絵がとても上手く反応していて、気が付くと、目の前にその光景が浮かぶようだ。
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☆よいこ
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寓話集。水辺にすむ生き物たちの生き方と死に方[ソロ沼午前]大きなかえるは全てを食いつくし仲間も喰い、最後にのこった大かえるは沼の守り神になった[みずすまし]波としずく[おけら先生]ばった小僧は学校で学びたい[じゃこうあげは]飛べないあげは[ぎんいろてんとう]山火事のあと黒い灰の中の黒いいもむし[やんまレース]死に物狂い[おさむし戦争]二つの部族は[かすみあまつばめ]空を飛んでいないと死ぬつばめ[かえるのヨズ]片目のかえるは死ねなくてソロ沼を目指す▽児童書(高学年向き)だけど深い。ヨズの話は胸に迫る。
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Midori Matsuoka
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単色の表紙絵にとても心惹かれて手に取る。小さな生き物たちを描いた物語なのだけれど、自然の摂理がシビアに描かれていて独特の世界だ。 だけどどの物語も美しく、心に静かに波紋を描くような魅力があった。 色んな虫が登場して、その姿の描写が細かいけれども挿し絵にはいないので、実物をきちんとイメージできない私はちゃんと図鑑で調べてみないとかな。
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みつばちい
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舘野さんの絵本が好きなので、こちらも読んだ。物語は初めてとのことだが、舘野さんらしい死や命を含む命の営みを感じさせられる文と、緻密な絵だった。「おけら先生」は楽しかったし、「おさむし戦争」は切ないし、考えさせられた。「かえるのヨズ」は片目のかえるのヨズがソロ沼に向かう中で、最後に出会うさんしょううおがヨズに言った言葉、そのものがソロ沼にむかう意味なのかな、と思った。ヨズにとっても。「ソロ沼に行って御前に会ったとか会わないとかどうでもよくなった。こうやって這って歩いていると誰かに出会う、それだけでもう十分」
がらくたどん

みつばちいさん、コメントと記事のご紹介をありがとうございます。あんなに中身の濃いインタビュー記事は初めてでとても熱中して読みました。時間かかっちゃってお返事とお礼が遅くなり申し訳ない。生態調査の際の観察スケッチや原画を作成する際の詳細なラフスケッチまで公開されていて何たる濃度。命と死は切り離せないけど、子どもへの差し出し方は確かに難しいかもしれませんよね。私は特に児童書では「死」をことさら同情的な情緒に誘導する手渡し方には戸惑いがあるので死も含めた命の輝きを問う舘野さんの方向性はホッとできます。

01/16 11:54
みつばちい

がらくたどんさん すごくいい記事ですよね!舘野さんの真摯な姿勢にこちらも背筋が伸びます。 死を含めた命の輝き、本当にその通りですね。大きな循環の中で自分も生かされていると思うと、全ての生き物との距離感が変わってきますね。

01/16 17:27
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ねこ
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ネタバレ画と文が一体となっていて、ひじょうに美しい本。ソロ沼にはかつてたくさんの蛙が生きていたが、なにもかも食べつくし、自分たちの子どもさえ食べつくし、最後の一匹となった蛙が心をいれかえ、沼の守り神になる。沼のまわりにあるのは多くの生きものたちの生と死。それらがとても詩的なファンタジーの短編として描かれ、最後の一編の主人公となる蛙がソロ沼へと導かれてゆく。生きることのつらさをあじわい、自然が見せる美しさに魅せられながら。生のにぎわいは死を貪ることで生まれるのだから、身も蓋もない。けれど、沁みるし、腑に落ちる。
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nekonekoaki
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ちいさないきものたちの物語・9篇。作者の描く絵が物語の世界へとスムーズに入り込ませてくれるけれど、いきものたちはほぼ描かれていません。水のしたたり、静寂な沼の遠景、険しい岩山、でもそのほとんどは深い森に自生する植物たち。この本に登場するいきものたちの生きざまをそのまま絵にしたら刺激が強すぎてしまうだろうから、その分を想像力で補って釣り合いが取れるんだろうなと思います。もし映画化されるとしたら観てみたいと思う一作です。2022年5月26日第一刷発行。
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ぶんこ
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この本の持つ何とも言えないシ〜ンとした、厳かにも感じる佇まいに惹きつけられて読んでしまいました。この本は高齢者にこそ激しく訴えてくるのではないでしょうか。死というもの、「ただ生きているだけ」と思い、思われる存在を身近にしてきた者には、辛いような救われるような本でした。食べなくては生きていけない。死が身近にあっても、食べてしまう本能。親ネズミが子ネズミを思いながら息絶え、その身体に多くの生き物が群がる。痛みを感じずに眠るように最期を迎える。そして、その身体が食べ尽くされ無となる。理想の最期と思ってしまう私。
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みゅうの母
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作品のすごさとともに児童書の奥深さを感じた。小さな生きものや虫が好きな人は試してもらいたい。自分の息づかいと生きものたちの息づかいがとけあう不思議が体験できるはず。
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がらくたどん
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例えば虫には虫の決して人に疑似させて推し量れない生き方がある。そして稀にだが擬人化せずに生き物と向き合える人がいる。自分は筆者もそういう擬人を排した眼を持つ人と思っている。だからこの徹底してリアルな生態の描写を貫きながら擬人化で迫る物語が「書かれた」という状況の切迫感が怖ろしくもあるし光明も感じる。小学校高学年くらいからの読者層は冒険と喜怒哀楽に満ちた生き物達の生涯を自分の毎日と地続きのように感じるだろう。成長して再読した時にはソロ沼御前からヨズに繋がる命の循環の哀しい尊さを感じてほしい。強い祈りが伝わる
東谷くまみ

うんうん頷きながら読ませていただきました😊✨この本を読みながら、稲垣さんの「生き物の死にざま」という本を思い出していました。静けさと美しさと哀しさと。私たちはまだ仲間でいさせてもらえるのかな…コロナ禍で人間の活動が制限された時に自然環境が元の美しい姿を取り戻したということがあったそうです。そういうのを聞くとほんと、人間ってろくなことしてないんだな〜って思いました😅人間、いい加減ここらへんで踏みとどまらないとなぁ😔

12/05 23:09
がらくたどん

くまみさん、コメントありがとうございます。児童棚の本なので正直なところ大人の人がこんなに真剣に読んでくださるって想像していませんでした。くまみさん達のご感想を拝見して全然関係者じゃないけどちょっと感動しちゃいました。コメントで甲斐さんにも触れてらっしゃいましたよね。私も大好きな作家さんです。年長さん以上のお話し会には季節ごとに選書にあがるホントに素敵な作品群ですよね♪

12/06 10:42
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ちゃちゃ
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作者の耳には聞こえているのだろうか。森の小径や沼地の草陰で、ひっそりと息絶えた生き物たちの声が。本作は、生と死が交錯し循環する生命の摂理を、蛙や虫などの小動物の視点から描く。自らに課せられた宿命を背負い、厳しい自然を生きる生き物たち。食べなければ死ぬ。容赦なく襲う現実の苛酷さ、本能のままに生きる残酷さに、片目が潰れた蛙のヨズは心を痛める。彼はソロ沼までの道中で命果てるまで懸命に生き抜く生き物たちと出会い、死は必ず命の再生へと繋がることを目の当たりにする。それは私たち人間の生き物としての定めでもあるのだ。
REI

ちゃちゃさん、共読になりましたね。ちゃちゃさんのすばらしいレビューに、心惹かれました😊人間も、自然界に生きる生き物として、謙虚にならなければ、と気づかされましたね。

11/24 17:30
ちゃちゃ

REIさん、ありがとうございます。最寄りの図書館にあったので、さっそく読んでみましたよ♪本作は児童書ですが、子どもたちが読んだら、どんな感想を持つのでしょうね。生き物の命のありようを、あるがままに描いた作品。繰り返される生き死にの意味。少し難しいかもしれないですが、読んで心に留め置き、いつかその深さを思いだして味わって欲しいですね(^^)

11/24 20:50
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REI
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ネタバレ大きな穴が口を開けている巨木の前に、立ちすくむ一頭の鹿。その姿を映している水面、これが「ソロ沼」だろうか。装画の繊細な筆のタッチ、金の箔押しのタイトル・・装幀が醸し出す静けさに、やや緊張しながらページをめくる。暗い森の奥、水の匂い、生き物の蠢き・・読んでいる私はいつの間にか気配を消し、静かに俯瞰している。水辺や湿地、森、山の奥などで、季節の巡りの中、当たり前に繰り返される生と死、命の循環の描写に圧倒された。特に『かえるのヨズ』の物語は、ヨズに感情移入し胸がいっぱいになってしまった。読み友さんのご紹介本。
東谷くまみ

わぁ、読んでくれてありがとー🥰あ、こんばんは🌃!ね、まず表紙に目が吸い寄せられるよね😊この絵本、私の今年のベスト3にはいるよ〜絵はもちろん、お話も素晴らしかったね🥰🥰舘野さんの先生である熊田千佳慕先生のみつばちマーヤの絵本も見たんだけど、すごかった😳!特にトンボが!!!めっちゃかっこいいの、本物みたいなオニヤンマだった!!

11/16 20:50
REI

くまみん、こんばんは🌃本当に、くまみんのレビューどおりの、すごい本だったな〜😳😄ご紹介、ありがとう🎵ベストいくつかわからないけど、忘れられない1冊であることは間違いないね✌舘野さん、初読みだったから、今、『しでむし』を予約したよ。熊田千佳慕さんのみつばちマーヤの絵本も、読んでみるね😻いつも、心に残る本のご紹介ありがとう〜💕

11/16 21:25
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明日のかぜ
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ネタバレ装画と挿絵も作者の舘野鴻さんによるもので絵本作家さんならではの繊細なタッチでとても美しい。鳥や虫の世界を細かい描写で捉えているのが凄い。バッタの小僧がトノサマバッタに成長したり、トンボのレースでは臨場感が伝わってきて生きものたちの濃厚なドラマが淡々と綴られていく。同じ虫たちの種族の争いで悲惨な衝突を繰り返すのの人間世界と同じ。それよりも生きるか死ぬかの生存競争に常に晒されているからこそ生命の尊さが際立つ。読む人に問いかけてくる本だ。「みつばちマーヤの冒険」と「みなしごハッチ」のアニメを思い出しながら読了。
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東谷くまみ
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表紙に目がすい寄せられる。細密で美しい絵、金で箔押しされた文字。表紙を開くとそこには空と海と森。静かな筆致で描き出された虫や鳥たちの一つ一つのドラマに圧倒された。死が身近にあるからこそ静かに燃える命の輝き「ジャコウアゲハ」、夏の終わりに開催される命をかけた「やんまレース」は生き尽くしたヤンマ達が愛おしい。ソロ沼にあるという守り神ソロ沼御前の成り立ちとそこを目指すカエルのヨズの物語には「死んでいるということは生きていたということ」という舘野さんの命に寄り添うような、慈しむような温かい目を感じる。→
がらくたどん

あの草や木や岩や土だけを描いた挿画は確かに素晴らしですよね。あれだけ細密に生物を描き出せる方が敢えて彼らが生きる舞台しか画かないって!読む子どもたち自身に「彼ら」の視線と一体化して欲しかったのかな~なんて思いました。コメントの「自分がソロ沼にいるみたい」ってご感想はとても共感します(^^)循環の大きな流れの中にいると思うと生きて死ぬのはそれほどさみしくはないかもですね。

12/05 21:52
東谷くまみ

がらくたどんさん、コメントありがとうございます🍀あ、そうか!彼らの視線との一体化、そうかもしれませんね😊❣️私、甲斐信枝さんも好きなんですけど舘野さんもきっと目をキラキラさせて虫をスケッチされてるのかなぁと思いました🍀

12/05 23:24
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ぬらりひょん
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図書館本、絵本、短編集。虫や小動物の世界が彼らの目線から描かれているが、どの短編もカラッとした明るさはなく、常に死の気配が漂う。人間だけが命のサイクルから外れてる。自然界ではSDGSとか当たり前だったのに。かえるのヨズがソロ沼に向かう目的は?ソロ沼御前にかける願いとは?これはなかなかむずかしいぞ。
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たまきら
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この人の文章は今まで昆虫の観察作品でしか知らなかったけれど、静かな景色の中で起こっている様々な命の描写には圧倒されました。日本に新たな自然文学作家が生まれた気がします。素晴らしかった。
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アオイトリ
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読メのレビューより)舘野鴻、初読。これはすごい本。子どもにどう伝えるかは難しい。真実味に溢れるいのちのありように圧倒されました。地面に寝転んで、雑草をかき分け昆虫や小さな生き物たちを見つめる細密な描写。土の匂いや湿り気を帯びた空気まで感じられそうな没入感。世界は命に溢れてる。命が朽ちる様は残酷かもしれない、悲しいかもしれない、恐ろしいかもしれないけど、孤独ではない。大きな流れに参加しているんだよとある種のやすらぎを覚えました。熊田千桂慕さんの命へのまなざしが懐かしい。再読したい宝物。
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takao
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ふむ
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遠い日
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舘野鴻さんの作品には魅了されっぱなしですが、これはまたすばらしい命の讃歌を歌い上げた物語。挿絵も装画も舘野さん自身の手によるもので、変形版の本のデザインも秀逸。岩波の本領発揮といった体裁です。たくさんの生き物、植物が登場し、時々調べながら読み進む。ソロ沼あたりの自然の巡りはそのまま命の巡りに重なる。死はまた次の命へと引き継がれ、消滅が再生に替わる。小さな生き物たちの雄々しい姿に目を見張らされる。壮絶な生を生きたかえるのヨズ。ヨズもまた命の循環の一員として連なっている。
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ひそひそ
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『しでむし』の舘野さんの、児童文学?は初めて。のっけからものすごいインパクトで、無常観ハンパない。虫そのものの姿は描かれておらず、想像が膨らむ。「子がえるは、ヨズが泣いて悲しむための栄養になったのです」道理なのだけど、解せないよねぇ……
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ハル
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挿絵が素晴らしい。挿絵のあるページにはノンブルがない。本をひらくとそこは森。静かな森がある。この森の話のなかには死がいっぱい。9編の短編はどれも胸を打つ。映像もとても美しい。最後の「かえるのヨズ」はいい。おたまじゃくしの頃、こおいむしに左目をさされ、片目がつぶれているヨズはうまく食べ物を捕れない。やせていていつもひもじい。あるとき朦朧として子どものかえるを食べてしまう。絶望したヨズはソロ沼をめざして歩いていくことになるが、その途中でたくさんの死に出会い、その度に死にゆくものにそっと寄り添う。他9編全部好き
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ちえ
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この読後感をどう表現すればいいのか。繊細な絵、濃密な文章。絵をじっくりと見るだけで引き込まれるが、読み進むうちに小さな物たちの悩みや苦しみにも同化していく。ファンタジーなのだろうが民話、神話、哲学のようでもある。小さな生き物たちが生まれ、生きるために食べ、そして食べられ…最後のヨズの物語に終わりはあるのか…昔大きなかえるがたくさん住んでいたというソロ沼で。
🌿 la brise*@mistral 🐰⤴︎♡

ちえさん♪ こんばんは⭐︎ この本…ちょっと気になりました😊ポチさせてね♡

08/06 21:21
ちえ

ラブさん、ありがとう(#^.^#)、特に最後のお話が強烈で、今も言葉が十分出てこないです。絵も装丁もすごく良いです。

08/07 12:28
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chicoco
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読むほどに、小さな生きものたちへの情がわきあがってくる短編集。「おけら先生」がいちばん好きですが、「かえるのヨズ」が強烈で頭から離れません。続けるしかない生、目的をもつことが進める生。
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くるり(なかむらくりこ)
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舘野鴻さんがつくる世界は、絵であっても物語であっても、柔らかな筆致ながら隙がなく、密度が濃い。食うもの食われるものが交差し、逆転し、めぐりめぐり、永遠は不変にではなく流れて止まることのない連続性のなかにある。不完全に生まれても、傷を負っても、強くてもはかなくても、ただ自分のいのちをまっとうする。その生々しさに、ファンタジーであることを忘れそうになる。いや、この汽水域のような世界だからこそ、あらゆる存在にリアリティがあるのかもしれない。なかでも「かえるのヨズ」のすごみには言葉を失う。
くるり(なかむらくりこ)

宮沢賢治とシートンを足して2で割らないような、なんとも不思議な味わいがありました。

07/20 22:34
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kitmu
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写実的な描写がすごいので虫が苦手な方はお気を付けて……
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ぺったん
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ネタバレ沼に住む大きなカエルたちは自分より小さいものならなんでも食べ、仲間も食い尽くしてしまった。生き残った最後の一匹は、罪を悔いソロ沼御前という守り神になった。ソロ沼から始まる山や河原に住む小さな虫や爬虫類の生と死の物語。虫を主人公にした短編が9話。虫の生態から物語の情景が浮かぶ。厳しい自然のなかで生きて死んでいく虫たち生き様が美しいけどしんみり切なくなる。大人っぽいお話。虫は苦手だけど、登場した虫がどんな姿なのか知りたくなった。虫好きな子が読めば、より楽しめそう。絵本「しでむし」「がろあむし」の作者【高学年】
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N氏
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暗い森の奥にある沼を舞台にした連作短編集。フィールドワークの中で自然と向き合ってきた著者ならではの細やかな生態描写。生き物の静かな息づかいがきこえてくるようでした。挿絵も美しい。
0255文字
はる
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これはなかなか凄い本。かえる、おけら、やんま。小さな生き物たちの生と死のドラマ。命は儚い。次々と死んでいく小さな生き物たち。この世は死で溢れている。だが死は再生であり、他の生き物たちの命の源となる。喰われ、朽ちていく彼らの心は美しく清らかだ。寓話だが宗教的でさえある物語。作者の視線が優しい。絶えず続いてきた命の循環。私たち人間も、そんな世界の一部なんだなあ。果たして最後にかえるはどうなったのか。表紙の館野さんの絵が神々しい。
ちえ

こういう本は読んだことない気がします。〈なかなか凄い本〉というはるさんの感覚に同感、凄い本ですね。言葉にするのが難しいけれど。

08/08 20:45
はる

ちえさん♪ 嬉しいお言葉ありがとうございます😊 「死」というテーマに真摯に向き合った物語集だと思いました。

08/08 21:07
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timeturner
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不思議に心地よい読み心地。こんなお話は初めて。感傷に溺れず冷静に、でも愛情をこめて、厳しい自然を生きる虫や鳥や小動物たちをみつめている。驚異的に細密な昆虫絵本を出してきた舘野さんの本なのに挿絵は植物画だけ、生き物は文字だけで表現というのがかっこいい。
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