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人生の真実を求めて 神と私〈新装版〉 (朝日文庫)

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Sora
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遠藤周作の小説やエッセイから人間、愛、罪、いのち、信仰、宗教、神の7つのテーマにあった言葉を選び集めたアンソロジー。人の為でもかえってその人を傷つけてしまう、或いは人の為に見える行動でも自分のエゴが根底にあるという「善魔」。弱い者、卑怯者、人から蔑まれて苦しむ人達の側に神はいる。自分は正しいと思い込み、人を裁き軽蔑するという罪。自分も弱い人間だと自覚し人を裁かないこと。神は「存在」というよりも「働き」であり、様々な人や物事を通して神は語られる。人間にとって、一番辛いのは孤独と絶望。心に迫るアンソロジー。
0255文字
ミヤビとライライ
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「この年齢になると真夜中、ふと目の覚めることが多い。眼をあけて自分の人生をかすめた人たちのことを思いだし、噛みしめ、恥しさと後悔とのまじった気持に胸しめつけられ、呻きにも似たかすかな声を時にはあげることもある」。
0255文字
Namake_Saru
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『神は存在ではなく働きである』この言葉にストンと腹落ちした。母がクリスチャンであったがゆえに、自分も幼い時より教会に通い、母の自殺?と共に、母を(現世を生きる支えとしては)救えなかったキリスト教と教会に疑問を抱き、母の考えを知りたく自分もクリスチャンになってみた。が、教団に対する疑問は絶えず、でもそこに何か感じるものはあった。それこそが『神の働き』なんだと思う。それにどんな名前をつけるか?その違いだけなんだと思う。母はキリストを押し付けることなく、自分で考えなさいと言った。自問自答を続けていきたい。
0255文字
cabernet
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遠藤周作の諸作におけるメッセージを編集したものと気付いたのは読み始めてしばらくしてから。 まさか全部がそうだとは思ってなかった… 文の一つ一つが個別で、続けて読みにくい。 メッセージ性の高い部分を抜粋しているだけあって、心に引っかかり、手が止まる。 何でこんなに深いメッセージをこんなに優しい文章で書けるんだろうか。 何で私が疑問に思ったことへの回答が書かれているんだろうか。 何で私が人に伝えるべきだったことが書かれているんだろうか。 引用されている原典を、大学生ぐらいの時に読むべきだった。と思う。
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人生の真実を求めて 神と私〈新装版〉 (朝日文庫)評価62感想・レビュー4