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「暴力」から読み解く現代世界 (UP plus)

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takao
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ふむ
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ブルーツ・リー
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人類はありとあらゆる差異を見つけて争い続けるのだな、と思う。 本書の結論としての、民主主義が進歩すれば暴力はなくなる。というものに関しても、結局は権威主義体制と民主主義体制、或いは保守とリベラルという二項対立に至ってしまい、結局は争い続けるのだから、この争いは止まらないのではないか。 二項対立を批判したポストモダンにしても、結局は全てを否定する一方で、新たな価値観を創造するものでもなく、新しい事を作ろうとすれば今度は古いとされてしまう価値観との対立が起き。 結局どうあろうとも二項対立の図式は残ってしまう。
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Satsuki
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世界の暴力をテーマにした小論集。直接的暴力に加え、社会的不平等など構造的暴力、不可視の暴力も扱う。戦争、難民を発生させる主権国家体制が構造的暴力、という指摘すらある。興味を持った指摘いくつか。香港では大規模抗議活動は激減する一方、「見えない」暴力としての当局の強制力。米社会での直接的暴力の背景にある人種やジェンダーの構造的暴力。在日朝鮮人へのヘイトスピーチという暴力拡大の危険性。国際人権法の下で公権力の力の行使には厳しい条件。ミャンマーの抗議デモのようにかつて不可視だった暴力がSNS拡散により可視化。
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Akiro OUED
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暴力も様々。行為者暴力という見える暴力に対して、構造的暴力という見えない暴力がある。アメリカが未だに引きずってる白人優先主義が構造的暴力の一例だ。今の日本の構造的暴力とは何か。日銀による株価維持や補助金注入による経済構造の維持など、政府の現状凍結バイアス強化がそれかもね。
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