形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:晶文社
多様性にはいつもハラハラする。理論的には納得できるけど、不安が募る。目の前の無礼な人間に、どこまでコミットすれば良いのか。私は挨拶をしたりクルマで道を曲がるときはウインカーを出したり後ろの人のためにドアを支えて開けておいたりする方が「絶対に」良いと思ってるんだけど。しない人間にも全く注意しないと決めちゃうのも、そんな無礼なやつらがたくさん増えて生きにくいと嫌だなあとか。もんもん。
現役医師としては、それなりのやりがいは感じているけれども、自分の仕事の立ち位置を俯瞰したことはなく、少なくとも自分には本書のテーマで書けることはほとんどない。とにかく勉強しなければ患者さんにも後輩医師にも迷惑がかかるので学び続けるのに忙しい…という感覚。「勉強しなきゃ」というモチベーションでは当然続かないので、"そういう感じ"が何年も日常になってしまっている。今日教科書で読んだことを明日の外来で生かせるという場面には数えきれないほど出会っており、学びと臨床のサイクルを回し続けていても疲れない理由かと思う。
しかし、「話をしよう系」はずるいタイトルである。「正義」以来、ほとんど手に取ってしまっている。
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