形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版ライトノベル
関しては読了後の好き嫌いがかなりはっきり別れる作品だと思います。あらすじにもある純粋なボーイ・ミーツ・ガール物を求める読者にはやや不意打ちのような作品であり、ファンタジー要素に重きを置いて読み進める読者にはより一層刺さる作品だと思いました。
主人公は、彼女と共に残された日々の中でやり残した事をしていく。というのが大まかなストーリー。 そして作品の謳い文句は 【思わず読み返したくなる衝撃と驚愕のクライマックス】です。僕は読み終わった後もう一度読み返して全部スッキリとしました。これ以上は言えません。気になった方は読んでみてください。僕と同じように読み返すことになると思います。 ※特設サイトにて隠されておりますが、クリックすると本編の重大なネタバレが表記される部分があるので注意。(いらんやろこれ)
影パートではダークファンタジーな戦闘が繰り広げられてアクションもかっこよかったけどそれ以上に、燐の足掻く姿が痛ましくてそれでもかっこよくて複雑です。アネモネの正体が分かった時の鳥肌は久々に感じたレベルの高さでした。風花が残したアネモネ。アネモネの花言葉ははかない恋、恋の苦しみ。正に残されたアネモネを見て燐が感じる感情です。しかし、アネモネの容姿の描写が出た瞬間全てが塗り変わりました。赤いアネモネの花言葉は「君を愛する」。風花が最後に燐に残したずっと残り続ける思いを全て形にしたアネモネ。気づいた時の景色が
塗り変わる瞬間心に巨大な大砲打ち込まれたような衝撃が走りました。この作品を手に取って読めて良かったです。
ブログ感想→https://yuukimasiro.hatenablog.com/entry/2022/07/26/224429
時系列の関係で読むのに苦労したが、終盤氷解した。
ただ、それは抜きにしても。 悲しい運命を背負った普通の女の子と復讐に生きる青年が滅びゆく世界で泡沫の恋を育むという物語は、純粋に読んでいてグッと来ますよね。 そして必然的に訪れた結末を超えたその後。
納得したなら読み直しは必要ないかと。自分はしましたが笑
20日発売の本がまだ続々と控えているので読み直しは先になりそうです。でも、そうやっているうちに次の本が発売されて結局読み直しする余裕は無くなりそう。
公式が謳っている通り、思わず読み返したくなる作品でしたし、読み返すことで感想が変わる、そんな作品でした。
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