読書メーター KADOKAWA Group

香港秘密行動: 「勇武派」10人の証言

感想・レビュー
5

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
電子書籍よりも紙書籍
新着
ネタバレ香港の雨傘運動、民主化(維持)運動をテーマに、実際の学生活動家へのインタビューを描いた書籍 日本でもニュースになっていたので見聞きしたことはあったが、実情は非常に厳しいものである。実際の火炎ビンの作り方や実際に投げるシーンはどこか胸が痛くなる また、家族同士でも黄色(民主派支持者)、藍色(香港政府支持・親中派)に別れてしまったり、どこかやりきれなさが残る やはりある日突然、外的圧力・制圧を受けるというのは、悲劇の始まりでしかない
0255文字
Satsuki
新着
10代と20代の勇武派10人へのインタビュー。あくまで彼らの目線からなので、政治面よりも、狂気にも似た青い熱気、そして現在の異郷での孤独や不安、祭りの後の脱力のようなものが読後感としては先に立つ。火炎瓶を作ったり投げたり、立法会に突入したり、真偽不明なるも警官を崖から突き落としたと述べたり。行動に全面賛成という親はいない。彼らの行動で事態が変えられたとはとても思えないが、彼らが冷ややかに見た和理非派でも同じだ。彼らは変えられると信じていたのか。信じなかったとしても、いやだからこそ、突き動かされたのか。
0255文字
パット
新着
圧政に暴力で抵抗した若者たち。激しい闘いの日々と大きすぎる代償。「勇武派」と呼ばれた彼らは今も亡命先で、あるいは獄中で、記憶と現実に向き合い、闘っている。 当初予定されていた台湾での刊行が脅迫を受けてかなわず、邦訳版が初の出版となったという証言集。せめて彼らの思いを正しく知り、その勇気と情熱を忘れないでいたい。
0255文字
魚の骨
新着
勇武派を取り上げた本書はある時は紅衛兵の様であり、ある時は葉問の弟子たちの様であり、王家衛の映画の様に退廃的である。彼らは痛々しいぐらい若くそして巨大な中共の前では無力だ。主に台湾に逃げた若者にインタビューしたものだが、日本には来てないのだろうか?それとも全く選択肢には入っていなかったのだろうか?魚蛋革命や香港理工大立て篭もりなど雨傘革命から時系列表があれば良かった。デモよりも1発の銃弾が偽民主主義を暴いた日本のことを彼らはどう見ているのだろうか?読了後感じたことは暴力は陶酔、私の大好きな香港はもうない。
0255文字
ののまる
新着
夢中で一気に読んだ。現在台湾に逃げた「勇武派」たちによる生証言。台湾での出版を中国からの妨害で阻止され、世界に先駆けて日本で発刊。雨傘からずっと見守ってきた香港のことを想いながら、苦しくも哀しくもなりながら。多くの人に読まれて欲しい。まとめ方も、インタビューもとても理性的。解説から現在の香港や台湾の状況の理解ができる。
0255文字
全5件中 1-5 件を表示

この本を登録した読書家

loading...
香港秘密行動: 「勇武派」10人の証言評価100感想・レビュー5