形式:単行本
出版社:DU BOOKS
形式:Kindle版
著者と村井邦彦が制作したアルファレコードのユーミンの3枚のアルバムはたいて売れなかった。しかし、1975年10月、テレビドラマ主題歌「あの日に帰りたい」で大ブレイクしてから、ユーミンのアルバムは、売れに売れまくった。その後もユーミンは活躍するけど、初期の3作「ひこうき雲」「ミスリム」「コバルトアワー」の仕上がりは格別だ、日本の音楽史にのこる永遠の傑作ではなかろうか、と著者は書いている。自分も荒井由実時代の作品が好きなので同感だ。
著者と弟が高校生の時、両親が離婚する。はじめて会った(継母の)梶子さんは、兄弟を眺めてニコニコ微笑みながら「でっかいわね!きもちわるーい!」と第一声をはなった。「お母さんなんて呼ばないでよ、タンタンと呼んでね!」。そして、タンタンが選んだ抜群にセンスのよい洋服を着せられ、学生服で毎日をすごしていた兄弟のハートはたちまち掴まれてしまう。男子高校生の前に、素敵な美人が継母でやってきたら、こういう展開になるよね。そして、梶子さんの人脈とセンスで出来上がったのがキャンティなのだ。
☆ これは未読ですが,山内マリコの書いたユーミンの人物評伝小説や村井邦彦氏の「私の履歴書」執筆など,ちょうど良い機会なので手に入れて読んでみようと思います。
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