形式:文庫
出版社:東京創元社
形式:Kindle版
マボットが大変良いキャラクターだっただけに、海賊たる動機がそれに集中しちゃうのは残念だなあ、それで部下はついてくるものかなあと思う反面、人は公憤だけでは動かないよね、とも思うのでこれで良い気もした。それにしても、この時代のイギリスってひどい。多かれ少なかれどの列強はそうなんだろうけど。
こんにちは。初めまして🙇おもしろくないわけではありませんが、私も結構時間がかかりました。でも、余韻が良くて、読んでよかったと思えました。😊
るいさん、コメントありがとうございます(^^) カタカナが得意ではないので、遅読になってしまいましたが、長い期間かけて読んだ分、ずっと浸れましたね。はい、読めて良かったです♪
ツッコミポイントその②。女性の容姿の美しさへの比喩に、ミケランジェロの彫刻に言及するのはどうかと(困惑)。あの人、基本モデルは男性(女性を彫る・描く場合でも)だし。男性の体つきで、申し訳程度におっぱい追加しているような作品ばっかりですよ?ヴァチカンのピエタ像(の初々しい聖母マリア)は確かに女性美を感じますけど、ねえ…
主人公(もはや"ヒロイン"と呼びたい、男だけど)、本当に、しつこく逃亡計画たてまくり!(笑)そんな彼が、ああなって、最後はああいう心境になるのは、お約束(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑 ミスター・アップルズ(詩人で、編み物作家で…ナイスなキャラクター!)の心境をもっと掘り下げて欲しかったです。「マボットに出会ったが最後、熊には到底もどれない。」←こんなことを言っていた彼が、終盤のあの展開をどんな気持で受け止めたのかも。
“〈味噌〉と呼ぶ発酵ペーストの壺を”(P282)“天日干しトマトの娼婦風ソース入り鶉の卵とバジルのココット。そして、島のグレイヴィーの雉の蒸し煮、タンポポの若葉を散らした揚げ焼きバナナ添え。海の幸香る酢漬けのホミニーの紙吹雪風”(P293)“クロケットは歯を立てるとサクッと弾けて囁く。内側では、繊細な指を束ねたような蟹の身が、恋人たちがつないだ手の如くしぶしぶ離れる。若鶏は湯気をあげるテラコッタの鍋のなかであられもない姿を晒し”(P362)日本の捕鯨船と物々交換で味噌と醤油を入手。西海捕鯨の状況未調査なり
こんにちは、突然失礼します。味噌は嫌われるかと思ったのですが、好評でしたね。😲
私が小説を読むのはこうやって物語の力で世界の色を塗り替えてほしいからなんだって改めて思いました。普段だったら装飾過多な描写や長い一文にイラつくタイプなんですが、この作品にはばっちりはまってると思います。お料理シーンもすごくワクワクする。当然のごとく女海賊ハンナ・マボットがめちゃくちゃ大好き!これを原作とした大作映画が見たいなと思います。ラストバトルは本当にFXバリバリの豪華な映像化に相応しいと思う!「ラロッシュが参戦した!」て皆興奮して拳を振り上げるやつ!
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