そういえば本書に書かれていたことを端的に捉えられる例として頭に浮かんだのは「ミニマリスト」という言葉ですかね。 「ミニマリスト」ってソフト屋さん的思考からするとハードウェア的で「ミニマリスト」でなければならない的なプライドとバイアスの塊のように映るんですよね。 コノ本に書かれていたことは、自分自身の気の持ち方に関するソフトウェア的な部分ですね。 いくらモノを持たない暮らしを目指して周囲を整理しても、気持ちの中でも不要な部分を捨て去らなければホントのミニマリストにはなり切れてないみたいな感じかな。
ホントのミニマリストならどちらも兼ね備えてこそ・・・って感じもするんですが、実際には「ミニマリスト」という言葉の呪縛に絡めとられたバイアスのかかった視点でしか物事を捉えていないのでしょうね。 どちらかと言えば浮世離れした生活をしていると周囲から言われてる人間にとって、本書は自分の立ち位置を客観的にみられるという意味では面白いと感じた本でした。
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