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中国国有企業の政治経済学―改革と持続―

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BLACK無糖好き
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中国国有企業の変遷を解明することで、中国の社会主義市場経済体制の特徴を示している。資本主義世界の通念では、国有企業は経営が非効率であり、民間の経営手法を導入して再建を図るが、中国では赤字国有企業の経営再建として株式会社化をするのではなく、黒字の国有企業や有力な国有企業の黒字資産が株式会社化の対象となる。株式会社化後も政府が支配株主として君臨する「国家資本」化によって、一定の市場適応能力と収益性を確保し、重要産業や業界大手などで強い影響力を維持し続ける。他方で株主総会の形骸化も顕著に。TBC
BLACK無糖好き

増益と拡大を重視する幹部経営業績評価制度のもとで管理される。民営企業なみの利潤動機が期待される存在ではないものの、一定の利益を計上して市場経済下の企業として存続し得る存在に変容。また、国有企業は政府によって所有されるが共産党が領導する構造に中国の特殊性がある。会社内党組織の存在や会社組織と党組織の部分的融合、人事や重要事項決定への党組織の関与など「党国家資本」化も進む。反面、営利性と公益性のバランスの混乱、経営幹部の汚職も深刻化する。習近平による綱紀粛正へ。とても読み応えあり。

10/25 23:01
0255文字
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