形式:単行本
出版社:東京創元社
日常に忍びこむ幻想。戦慄の人間心理。奇妙な出来事が人々を翻弄する――。その、巧みな一撃。戦後ドイツを代表する女性作家の名作を集成した、全15作の日本オリジナル短編集!ある日突然、部屋の中に巨大な鳥が現れる「ロック鳥」、旅行から帰ったら、自分が死んだと知らせてきた女がいたという話を聞く「六月半ばの真昼どき」、見た夢と現実が区別がつかなくなっていく少女を描く「ジェニファーの夢」、間違えて違う船に妹を乗せてしまった兄のもとに、常軌を逸していく妹の手紙が届き続ける「船の話」。日常に幻想が忍び込み、人間心理の恐さが背筋を震わせる。戦後ドイツを代表する女性作家の粋を集めた、本邦初訳7作を含む全15作の傑作短編集!
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