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日本とロシアの近現代史 (PHP新書)

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KF
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なかなか簡単に感想をまとめられる書籍ではありません。 筆者、記事が雑然と集められている感が否めません。 最終盤に八月十五日以降に樺太、千島で展開され続けたソ連の対応については有名な史実であり、感想としては「帝国の外交はいつからこれ程孤立してしまったのであろうか」でした。 半ばで語られた乃木希典への評価を見直せ、という記事については「その前にこの上司の元で戦死して行った将兵達とその親族の感情を逆撫でるための記事か?」と感じざるを得ませんでした。 最後は「この出版社の真意は何だ?」とやはり不満。不愉快でした。
0255文字
Satsuki
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『歴史街道』掲載の短い記事の再録集。明治期、露は朝鮮への野心は希薄との麻田の指摘は興味深い。日本国内では対露敵視、警戒感が高まっていたのに。日本海海戦で「丁字戦法」は使われなかった、乃木は実は名将、との指摘には司馬史観の罪深さを思う。1945.8のソ連軍侵攻に続く悲劇のエピソードには、現在のウクライナ戦が頭をよぎる。明治期から昭和まで、日露は戦争や軍事衝突かと思えばその後間もなく協約や国交正常化交渉、中立条約。二国間関係でもその時々で米英といった他の関係国が出てくる。国際関係が「ゲーム」だったことを実感。
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