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島津三国志 (徳間文庫)

感想・レビュー
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HiMAT
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島津義弘伝。武人としての印象が強かったけど、交渉事にも強かったり下の世代の面倒見も良かったりカリスマ性の塊。その後の薩摩の独自の発展を見るに、タイミングや情勢が少し違えば天下を取ることもあり得たのでは。本人がそれを望んでたかは謎だけど。
0255文字
すしな
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102-24.日本の端っこにいるのに、歴史にたびたび登場する武将の島津氏については幕末なんかは主役としてフォーカスされると思いますが、戦国時代で島津主観で書かれたものはないのかな?と手に取ったのがこの本です。阿部寛的な義弘の表紙にあまり期待してなかったのですがいい意味で裏切られました。大友や龍造寺、さらには秀吉との戦もエキサイティングでしたが、鉄砲伝来した県であるにもかかわらず、キリシタン化せずに独自の国際感覚を持っていた部分に触れられており、トータルで島津家や九州の歴史を知るのに面白い本でした。
0255文字
hiyu
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その対照的な立場は少々厳しめで記載しているかどうかはわからないが、島津義弘を中心とした島津家の歴史である。勇将、猛将を数多く輩出した島津家の合戦の場面もよりリアルに感じられ、島津の退き口における豊久の場面など心をグッとつかまれた。
0255文字
spica
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ネタバレ島津義弘を主人公とした四兄弟の時代の話。いきなり関ヶ原の合戦で、豊久討死に泣かされた。流れは知っているものの、視点が変わると何度でも楽しめるのが歴史ものの醍醐味。耳川、沖田畷あたりまでは怒濤の勢いで滾るのだが、やはり朝鮮出兵はつらい。いろいろ考えてたんだろうけど晩年の秀吉は好きになれない。若武者の命が散るのは悲しいものである。西郷どんが出てくる構成はおもしろかったし、解説でドリフのお豊に言及してたのもよかった。
0255文字
Mマジパン
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「三国志」という題名はなかなかうまいと思う。薩摩・大隅・日向の旧領統一戦から始まり、次に大友、竜造寺との三つ巴の戦い、日本統一戦での豊臣、徳川との駆け引き、最後は朝鮮と明が相手である。登場するキラ星のごとき英雄の中で、その圧倒的な強さを示したのはやはり島津軍団の武将たちであり、その中心として光芒を放つのは島津義弘である。彼の目から見た戦国時代の年代記は新鮮で面白かった。
0255文字
Junya Akiba
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島津家の歴史。話の中心は島津義弘で、無頼の強さを誇る島津軍のその成り立ちから関ヶ原後までを叙事詩的に語るが、義弘の男気溢れる生き様を語るならもうちょっとドラマチックな痛快活劇風にしても良かったかも、、、と思いながらも今まであまり知らなかった九州の戦国事情が分かり楽しめました。
0255文字
かずぺん
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興味あった島津家の本が読めた。薩摩隼人として家を継続できたことが素晴らしいと思います。
0255文字
熱東風(あちこち)
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島津義弘を中心として四兄弟を描いた物語。ちょっと義弘をかっこよく描きすぎるきらいはあるが概ね面白かった。/巻頭に地図を載せてくれるのはありがたいけど、正直な話、殆ど役に立たない。本文で出てくる多くの地名が掲載されていないからだ。この地図描いた人は本文をちゃんと読んでないでしょ、というレベル。/誤植も散見される。一例を挙げると436頁。『三成』と『光秀』等。/初頭に出てくる若者の正体が意外な人物で意表を突かれた。
0255文字
茶幸才斎
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雨降る夕暮れの薩摩妙円寺。かの島津義弘公の最期に殉じた家臣を祀る十三基の地蔵塔の前に佇む若者に、付近の野守と称する白髭の老人が語り始める。関ヶ原の戦で壊滅する西軍の只中で徳川陣中を突撃突破した義弘公の、海外交易に憧れる少年期を経て、岩剣城の初陣以降、幾多の戦功を重ね、豊後の大友宗麟や肥前の龍造寺隆信を退け、天下人豊臣秀吉の大軍勢と戦った武勇と、信義に篤い生き様を。子は大人を見て育つ。嘘やごまかしで保身を図る意気地のない大人の姿ばかり見せられて、次代の子らがまともに育つわけがないと、為政者は知るべきである。
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