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小説 小日向白朗 熱河に駆ける蹄痕

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海猫
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実在した満州の馬賊王・小日向白朗を描く長編小説。冒険小説的な内容を期待したが、ちょっと違った。冒険小説的な要素もあるのだけれど、そちらには焦点を合わせていない。そのぶん、評伝としての中身の濃さは抜群。国籍にとらわれず民衆のために行動し、中国社会の顔役的存在になっていく様は痛快。様々な実在の人物が入り乱れ、時代が激動していく中、白朗は腐敗官吏や日本軍と戦う。義を重んじ、姑息で卑怯な者を嫌う白朗の生き方は、読んでいて背筋が伸びる思いがした。読み終わると自分が小日向白朗になって、動乱の時代を駆け抜けた気がする。
海猫

小日向白朗といえば朽木寒三「馬賊戦記」を持っていたのにどっかやってしまった。残念。横山光輝の漫画「狼の星座」は読んで面白かった記憶がある。もう一度読みたいが、蔵書にない。安易に本を処分するものではないなー。

09/07 10:31
0255文字
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