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子どもたちに民主主義を教えよう――対立から合意を導く力を育む

感想・レビュー
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ゆめにこ
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ドラマ『御上先生』のモデルだと知り手に取った。教育現場の改革と浄化に大鉈を振るう教育再生ストーリーの根源にあるのは「パーソナル・イズ・ポリティカル」。教えるのは責任と希望。本書では教育現場でできる哲学と実践について民主主義体験を通してできることを提示している。思いやり、無償の愛、絆、一致団結など心の教育では物事は解決しない。現実を直視して感情を切り分け理性的に考え、互いの利益を損ねないためにはどうしたらよいか対話を重ねる。道徳教育ではなく市民教育への提唱。日本型教育の問題点と解決のポイントのまとめも必見。
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ひがてる
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ネタバレ従順さを求める教育は終わりにして、学校を民主主義を学ぶ場所に変える。 ◆誰一人置き去りにせず、自分たちでルールをつくる当事者意識を持ち、対話を通して利害関係を調整する。 ◆「全ての人が対等で自由な存在」だけではなく、「その存在であることを認め合うという自由の相互承認」 ◆「どうした?」「どうしたい?」「何か手伝えることはある?」の3つの問いかけで自律と心理的安全性を確保する。 ◆二者択一を問わず、最上位目標に立ち返ったり共通関心を見い出したりすることで第三のアイデアを探る。
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ふじひよ。
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『「誰一人置き去りにしない」理想にむけて努力し続けることにこそ、民主主義の意義がある(略)その時代、その時代で、自分たちが置かれた状況の中で一人ひとりがよりよい社会を築く努力をする。』78頁
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はな
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固定担任制・定期考査・校則・合唱コンみたいな学校現場の“当然”を廃止してきたカリスマ校長と教育学者の対談。学級崩壊の要因に「別のクラスの担任と比較して不満が溜まる」を挙げてたのは納得。あと「心の教育」を批判してるのも良い。教師に必要なのは子どもへの無償の愛よりも確かな指導力と授業力と人間性よな。ただ民主主義重視には疑問もある。「民主主義≠多数決」はその通りやと思うし、全員が不幸にならんような折衷案を出せたらそりゃ理想的やろうけど、結果として良くも悪くも「競争」「対立」に耐性がない子どもが育ち得る気もした。
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Kimiko
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ネタバレメモ 民主的な社会=誰一人置き去りにしない社会。みんながOKと言える最上位目標。対話を通した合意形成。多数決を使っていい場面はどれになっても誰の利益も損ねないとき。自由の相互承認。一般意志。持続可能な社会。当事者意識。心の教育より行動の教育。誰が気分を害するかではなく誰の利益を損ねるか。どうしたの?どうしたいの?何か手伝えることはある?超ディベート。何のためにプレゼンしているのか、誰に対してプレゼンしているのか、話した言葉が相手にはどう伝わっているのか。叱るものさし、命→人権や犯罪→それ以外。何のために?
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kahki1234
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教育の場に限らずとも、役に立つ考え方を学ぶことができる、有用な書。 ・「誰一人置き去りにしない状態」、「みんながOKと言える」最上位目標での合意の元で対話をとことん行う。 ・対立関係を作らず、小さなことから。「戦わなくていいところから変えていく」「勝ちながら変える」「ソフトランディング」 ・「どうした?」「どうしたい?」「何か手伝えることはある?」の3つの声かけ
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こーじ
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教育観、組織観の転換は、もはや必至。本書の刊行の何年も前から、本書で語られているようなことは広がっています。しかし・・・おそらく現場の先生方のうち、少なくない人数の方は、そもそも読書をしていない。目の前のことに追われ、ようやく解放された後で生まれる時間内での、読書への優先順位が低いからかもしれませんが。なので、世の中の流れから取り残され、『自分や周囲の経験重視』『かつての価値観の継続』となってしまうのかも。/工藤先生や苫野先生は、目立つ発信者。その他の様々な考え方に先生方が触れれるよう、支えになりたい。
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おさと
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学校だけじゃなくて、どんなチーム、組織にも必要な内容。
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小林涼太
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学級経営どころか学校教育全体に関わるバイブルとして扱われるべき本。民主主義を作るために「最上位目標」や「誰一人置き去りにしない社会」というキーワードを挙げて、その目的に沿った思考をさせるという本質的な目的思考をさせている。ただ、対談本であるため、概念理解を志向した本ではない(苫野先生は概念理解志向派のようだが)。一つ注意するとすれば、学校という子どもの社会と大人の社会における分別がついているために、「対立」というものに対して使い分けがされている。これを読み取らないと、大人が子どもの論理で使う恐れがある。
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ジー二
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ネタバレ①安易に多数決はしない。AとBのどちらかにするのではなく、AとBからCを生み出したり、妥協や納得することを議論を通して解決していく。してもよいのは、利害関係が発生しないときのみ。 ②最上位項目をしっかり共有する。その上で話し合わせる。物事を思いやりで解決しようとするのではなく、あくまでも主張を伝え合うスキルを高めていく。 ③SDGSはきちんと目標を並列にするのではなく、最上位項目をはっきりさせたほうがいいのでは。
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だだだ
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素晴らしい内容。みんな読んでほしいなぁ。特に教育に携わる方に。あと子育て中の親に。
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かたくりこ
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ネタバレ非常に良い本 いろんなビジネス本の冒頭に置かれるVUCAの時代を生き抜くために~という口上、社会人になってからそのスキルを身に着けるのは遅いし、それなら教育を根本から変えないと無理だよなぁと思っていたが、まさにそれを実践している人の考えがまとめられている 今後の社会を生きる子ども達のための学問以外の学びを義務教育で教えるには誰がどんな目的をもってどのくらいのスパンでどうすれば良いか 多分何度も繰り返し戻ってくる教科書のような本 意識も実際のやり方も変わるには時間がかかって当たり前なんだよなぁ
かたくりこ

メモと適当な気づきを羅列(これでは足りないが) 民主主義はだれ一人置き去りにしないこと(SDGsの概念が転用できる)、勝ち負けのあるディベートではなく最上位目標を達成するための第三案を導くための対話、子どもを信じて任せる、彼らの成長が自分たちの成長のきっかけになる、学校は日々練習の場になる

04/14 23:20
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Lagavulin
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教育の意義を改めて確認できた。やはり「対話」が大事。大人でも対話ができない人が多いと感じる。対話できる人が増えればもっと社会は良くできる。
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チョビ
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宿題の廃止など学校改革で話題の工藤さんの対談本。 教育について語られているが、生きることへのヒントを与えてくれる、大げさにいえば人生の指針となりうる本だと思う。 『最上位目標の設定』『常に何のためか考える』
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かるー
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【再読】いやあ、面白かった。一気読み。多数決であることの問題点や「自由」に対する概念の捉え方。思いやりでまとめられた指導やいじめに対する考え方。再読にも関わらず、全てが新鮮であった。(さすがに忘れすぎ?笑)教育という営みの本質を常に問いながらも仕事していきたいと感じさせられた。
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m.m
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どこを目標にして、いかに対話するか。授業をつくるときにも念頭に置きたい。おもしろくて、あっという間に読んでしまった。
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山茶花
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ネタバレ「自立する子の育て方」を読んで気になった工藤さんの本(あと苫野一徳さんも)著者らは現場の教員や公教育関係者に読んでもらいたいんだろうなと思ったけれども「できるだけ敵をつくらず、現実との折り合いをちゃんとつけながら理想に近づけていく発想が大事。信頼を勝ち取っていく」など、教育関係以外の人生にも役に立ちそうな、刺さりすぎて胃がキリキリする素晴らしい内容。「大きな目標のためには面従腹背も我慢」おっしゃる通りです。最後に苫野さんが「常に本質を問い続け、そしてそこに立ち戻る」と。何事もそれね。哲学がわりと好きです。
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[A lie]
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★★★★☆
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yukiringo555
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p3学校は民主主義の土台をつくる場 p38多数決を使わずに、「誰一人置き去りにしない社会」をつくるとはどういうことか…多数決の問題は少数派を切り捨てること…「利害関係の対立をそのまま放置する」こと p168民主主義社会は「暴力」ではなく「言論」で決着をつけることを前提にした社会…磨くべきは、言葉を駆使して共通了解を見出し合う力 p172対立構造をつくらないところから…戦わなくてよさそうなところから学校を変えていく…子どもたちに任せつつも、戦略はしっかりアドバイスする
yukiringo555

p186理想を振りかざすだけでは現実は変わりません…信頼されるように心がける…「勝ちながら変える」…子どもたちや保護者や教育委員会などのニーズにはしっかり応えながら理想像に向かって変化させていく…バランス感覚…学校改革には「ソフトランディング」

12/06 22:30
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pengin
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みんながOK と言える最上位目標、誰一人として取り残さない社会。ほんと理想だと思います。誰もがOKと思えるために、教師がアイディアを出すのではなく、子供たちの対話で実現する、そんな学校をつくりたい。
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KTakahashi
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案外,登録している人が少なかった。対話から合意を導く方法,大事です。
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田中彰英
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最上位目標を元に、対話し合意形成を図る。なるべく対立構造を作らず、小さな所(対立が起こりにくい)から変えていく。
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うさみちゃん
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ネタバレ表紙で気づくべきだったが、私の苦手な対話形式の本だった、、。民主主義は最善ではなく妥協になるという話かと思ったらそんなことはなく、ディベート経験させるのが良いよね!という話だった気がする。
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車寅次郎
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学会や部会の活動などに参加することもあるのだが、このレベルで意識を持っている先生と、現実的に難しいと感じてる先生の差をどう埋めるかを考えないといけないんですよね。先生の負担が大き過ぎることは、現在はもう語られていますが、だからこそ自分で考えて自分で決めることの出来る子供を育てなければならないんだと思う。答えがあることを法則で導き出して正解をもらう時代はもう、終わった訳で。答えのないものを自分で考えて、自分の中の答えをみんなで共有するとゆう感覚こそが、これからの民主主義の根幹となると僕は考えました。
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nom
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ネタバレ民主主義とは、本当はどのようなものなのか。民主主義を学校に落とし込むには、どのような実践ができるのか。どのようなことを考えることができるのか、
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サダ
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著書を読んで、この歳になって民主主義ということをちゃんと理解していないことにまずは恥ずかしさを感じた。 お二人の著書はそれぞれ数冊は読んでいてそのお考えには共感と尊敬の念を抱いていたが、お二人の対談は「プラス」ではなく「かける」の効果が出ていた。すごい内容ともっと理解したかったのですぐに再読した。 とにかく感想は書ききれない。近いうちにまた再読すると思う。
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ゆゆゆ
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哲学というものを誤って認識していた。 民主主義とは何かも、まったく間違えて捉えていた。 気がついてよかった。 哲学対話が私のこれからの大きなテーマだ。 みんなが安心して安全に対話ができる場所をつくること。 何のためか? 自分にも他人にも、問い続けること。
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はとむぎ
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教育の場での問題意識がよくわかる。でもちょっと上から感を感じました。
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KK
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それぞれのお方の著書を一冊ずつ読んだときの方が、アハ体験にあふれていたきがする。
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ぴーたん
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最近やっと読み終えました。あまりにも仕事に直結しすぎていて、読む気がなくなる時もある^^;。帯に書いてある通り。多数決で物事を決めた時には弱者が切り捨てられてしまう。そうではなくて、その手段でよいのか?みんなが納得する目的を考え、AかBかではなく。みんなが納得できるCを導き出すために対話が必要。若い頃から考えを深めて実践してきた、現場主義の工藤先生ならではでした。ただ、ある程度上位目標のために教員が「こうしたい」という声かけは必要なのかなと読んでいて感じました。合唱コンなくしたりとかね…。
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Yosukeworld
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哲学者と教育者の対談 学校は民主主義の土台をつくる場として、どうやって子どもたちに民主主義を教えていくか?というテーマ。 著者が民主主義のゴールとしているのは、「誰一人置き去りにしない社会」。それを最上位の目標として、対話を通してそれにアプローチしていくという内容。 最上位の目標を全員で合意しさえすれば、対立が起きても、それに立ち返り、修正して答えを待ち引き出せる。 多数決に頼りすぎるのは、少数派を切り捨てる可能性が高く、「誰一人置き去りにしない社会」は実現できない。とにかく対話が必要。
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4545
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学校教育の闇が沢山明かされていて面白かった。「民主主義は多数決ではない」って内田樹も言ってたもんなぁ。数で押し切る現政権、はてさてどうしたものか。
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フェリペさん
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面白い!子どもたちも大人が思っている以上にいろんなことを考えているから、それを聞いて実行していくことも大切だね。
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ゲンタ
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学校の役割が何なのかわからなくなってきた昨今、目指すべき目標を照らし出してくれた気がします。 校長や文科省の皆さんにぜひ読んでもらいたい。 「他者の自由を侵害しない限り、どんな主張や行為をしても自由であることを、まずはお互いに認め合う」 「社会性を学んでいる最中なんだからトラブルは絶対に起きる。子どものトラブルをこの世から根絶すべき犯罪かのように認識すること自体、非教育的」 「最上位目標で合意ができれば、それ以外のところも対話を通した合意形成ができる。それがないと、自分の信念に固執しやすくなる」
0255文字
はなはな
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★4
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jorio_s
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多数決が全て、と思ってはいけない。とても共感。少数派を切り捨てないために、その前に聞かないといけないことはある。 「自由の相互承認」と「一般意志」がすごい納得。 子どもたちに、学校をもっと任せ、「対話」していく、できるようにしていく、いいなと思う。
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ひさちゃん
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二人の対談による本。当事者意識をもち、考え行動することの大切さや、そのような人を育むためにどのように教師は伴走すればよいかが書かれている。読んでいると、工藤さんの熱量が半端なく伝わってくる。なんとなくだが、苫野さんが圧されてる感じがする。読み手である当方も同じ。もう一度読み、自分の考えを深めたい。
0255文字
Daisuke Oyamada
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学校改革の旗手と教育の本質を問い続けてきた著者たちが、たどり着いた教育の目的は「民主主義」教育だった。 多数決は不合理だらけ。 「自由が前提の世の中」で、自分の選んだ選択肢が否定される。 「誰一人置き去りにしない」を教えるはずの教室なのに、 少数派を切り捨て、決めたことには従うべき。 そんな教育がおこなわれている。 果たしてそれは正しいのか。 未来をつくる子どもたちに必要なのは、 「自由の相互承認」 自由の中で、みな納得出来ることを・・・ https://bit.ly/40TMAct
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葵
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夫選書本⑤。すみませんが、もう本当この手の興味ないんですよ。だから感想も出てこない…。こどもが小中学生くらいになったら、もう少し自分ごととして読めそうだけど。こどもに対して「どうした?」「どうしたい?」「何か手伝えることはある?」の問いかけだけ実践したいです。しかし、あまりに方向性違うから、もう夫婦間の読書会辞めた方がいいのかもしれない(´ー`)
たぐっぴ

お互いが読んで欲しいと思う意図が違いすぎて逆に面白い

02/25 00:49
葵

どっちも相手を思い遣らない選書で、ストレスが溜まる一方ですね!仲良くいるために始めたのに…笑

02/25 05:54
4件のコメントを全て見る
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Gaudi
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長い歴史の上に続いてきた文化を変えることの難しさ。 それでもやり抜くためには対話が必要ですが、対話を続ける力がさらに必要です。
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