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君といた日の続き

感想・レビュー
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藤枝梅安
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ネタバレ娘を病で失い妻と離婚し一人暮らしの友永譲。ある日、自宅アパート近くの道端に座り込んでいる少女を見つける。過去からタイムスリップしてきたようだ。亡くした娘と同じ年のこの「ちぃ子」という少女との暮らしが始まる。昭和の時代、ちぃ子はキリスト教系の養護施設にいたらしい。譲が10歳の頃、近くで幼女誘拐殺人事件があった。被害者の一人は「千佳」という名前だった。ちぃ子とは千佳のことなのか? 娘・美玖との日々をやり直すかのような生活。しかし、ちぃ子は千佳ではなかった。二重三重に編み込まれた魂の物語。巧みな展開。
藤枝梅安

「日本の未来、どんどん悪いほうにいってるじゃん」(p.53) 「間髪いれず返ってきたのは、打算の欠片もない朗らかな声と、天使のような微笑だった。」(p.156)

03/28 16:57
0255文字
あー
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読みやすくて、一気に読めそうだったけど、底辺にある切なさが邪魔して休憩を挟みながらゆっくりしか読めなかった。残りのページを確認しながら展開を想像しながら、まさかの大どんでん返し。びっくりした。この本に出会えて良かった。
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アンジー
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ネタバレ読みやすくて一気読み。昭和からタイムスリップして来たと言う少女の正体は一体誰??と思いながら読むも、なんと想像もしなかったエンディング!我が娘を病気で失い、辛い現実からなかなか抜け出せない主人公の譲が、過去から来た少女と過ごすことで段々と立直る姿がよかったな。父親と小さい娘が一緒にお料理したり、お絵描きしたり、ショッピングをしたりする姿は素敵だなぁ。子供との時間は永遠のようでそうではない。一緒にいるその時間をもっと楽しみたいと気づかせてくれる心温まるストーリーだった。懐かしい昭和を感じられて楽しかった。
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あっ!chan
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タイムスリップで現れた女の子、成り行きでその子との生活を始めた男性が、1年前に病で亡くした同じ年の娘との思い出を重ね合わせという王道のハートフルな物語...と思いきや最後はそんな形で結末を迎えるとは...気がつけばあれもこれも伏線だったとは...今話題の昭和のにおいや10歳の女の子ってそんなに賢いんだっけ?とか私には本筋以外にも気になるところが盛りだくさん、決してファンタジーではないところが気に入りました。でもなんといっても人の「縁」というのは不思議だし大切にしたいですよね。
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ちろる
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うーんなんかあんまり好みじゃない感じのSFだった
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Pipi⭐️ぴぴ@読書
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 読了後、タイトルの絶妙さに感慨もひとしお。伏線回収も見事だ。譲とちぃ子が過ごした日々。「過去が今の自分を作り、今の自分が過去を肯定する。」二人の関係が前向きに進むといいな。ママレモン、懐かしい!🐥🐥
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ハラマキ
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一気読み。 タイムスリップ系?ホラー系?と思ってたけど、心温まった。娘がいるので胸が苦しくなる所もあったけど、精一杯愛情を注ごうと思えた。最後も前向きになれて良かった。
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よしりん
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ネタバレ娘を病気で亡くし妻とも離婚した譲が雨上がりのある日拾ったずぶ濡れの少女・ちぃ子。1984年からタイムスリップしてきたらしいちぃ子は悲しい事件に巻き込まれて命を落としてしまった譲の初恋の子なのか?何を書いてもネタバレになりそう…。避けられなかった悲しい現実はあるものの救われた思いや明るい未来も感じられ読み応えのある話だった。
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いたにぃ
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ネタバレ亡くし妻とも別れた譲、ある日10際の女の子としりあい。亡くなった娘のように1ヶ月をすごす。そのちぃ子は37年前からタイムスリップしてきたというが、果たして。終盤はやられた。というオドロキと感動ばかり
0255文字
とも
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図書館本。 久々感動。 まさかのラスト。
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るみ
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面白くて一気読み。未来がわかるって残酷すぎる。決められた未来なんて無いというけれど、この話では当てはまらなくて悲しい。ラストは前向きでよかった。
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七郎
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ネタバレ娘を亡くし妻とも離婚した主人公の元に過去からタイムスリップしてきた少女がやってくる。主人公は亡き娘との日々を取り返すように少女とひと夏の思い出作りをする。少女と主人公の日常は絵を描いたり、服を買ったりほほえましい親子そのものだが、辻堂作品らしく推理要素があり、少女は子供時代の妻であること、妻が娘の死を予期していたこと、タイムスリップ時の記憶があったなどが判明する。最終章で全体の謎が明らかになる展開には脱帽。主人公は自殺しないで良かったね。親子の温かい日常に触れつつ推理要素も楽しめる一冊。
0255文字
あおけん
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ネタバレ愛する娘が10歳で亡くし、それが減員で妻ともすれ違い離婚をした譲は、ある日10歳で過去からタイムリープして来たちぃ子と出会い一緒に生活をし始める。辻堂ゆめさんらしい作品でした。何となくは思った通りの展開でしたが、当然の様にやっぱり最後は涙が止まりませんでした。改めてタイトルを眺めると幸せに続いて欲しいと思いました。
0255文字
toshi
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今まで読んだ辻堂ゆめの作品の中では一番良かった。 設定は全く違うけれど似た感じの小説はいくつもあるが、この手の物語には結構持って行かれる。 最後は回りまわって・・・というかなりベタな感じだったけど、それも良かった。 新年から良い本に出合えた。
0255文字
さい
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ネタバレ愛娘を亡くし、妻と別れ、絶望の中で暮らす主人公が「買い忘れたもの」を購入するために外に出て、ちぃ子を「拾う」。過去から来たちぃ子が何者なのかは早い時期に判明したかに見えたが、なんの、真相は終盤で知らされることになる。主人公とちぃ子の楽しげな様子を見るにつけ、いずれ終わりがくるとわかっている幸せはつらいと思う。終わりがくるとわかっている幸せ…それ即ち、主人公の妻が10年間ひとりで向き合ってきたことなのだ。タイムリープの入れ子構造が喜びと悲しみの重層を見せ、始まりも終わりもないような不思議な気持ちにさせる。
0255文字
陽桜莉
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心が暖かくなった。 娘をなくし引きこもりだった日に小学生の女の子を拾う。まるで家族のように接したから、お別れはどんなに辛いんだろうと思った。一言でいい表せない伏線がちりばねられて面白かった。 ディズニーランド行きたいな
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四男の母
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ネタバレ小学生の一目惚れして大人になって再会とは、すごい運命の二人。タイムスリップのちいこも、まさかの元妻とは。こんな二人に育てられて美珠も幸せだったと思う。譲のこれからも良くなりそうなラストでよかった。
0255文字
うえたりんご
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ネタバレ小学4年生の娘美玖を病で亡くし、妻紗友里とも上手くいかなくなり離婚した譲と施設での親友千香を誘拐殺人事件で亡くしたちぃ子の一夏の不思議な出会い。お互い大事な人を失い、それを埋めるために始めた親子ごっこがいつしかかけがえのないものに変わり、ラストちぃ子の正体と未来へきた理由を知った時は涙が止まりませんでした。私も4年生の娘がいるため余計に親目線で感情移入しまくりでした。紗友里の出産での経緯や記憶を知り誤解が解けて本当によかったです。譲の生きてさえいれば。生きて。生きて。が譲自身のことも含むなんてすごく深い。
0255文字
ルシ猫
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1人の少女と出会い共に過ごすひと夏の出来事。 穏やかな時間の中に潜む不穏な空気感。少女はいったい何者なの? 過去も現在も時空も超えて全てが繋がる瞬間からは、ラストまで何度も涙が。 見事な伏線回収と優しい救い。 読んでよかったと思える一冊。
0255文字
コウママ
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一人娘を亡くし離婚してコロナ禍を過ごす譲のところに女の子がタイムスリップしてきて…という話。最後の伏線回収でそうだったんだ!となった。主人公譲は自分と同じ年だという事が分かり子供時代の場面とか楽しみにしてたけど、チョット違うんだよな〜こういう反応しないだろうな〜が意外と多かったかな…ウチは田舎だからこの小説の舞台とは少し違うのかしら…スミマセン。辻堂さんはまだ生まれてない時代の話を書いててスゴイな
0255文字
Nekopen
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ネタバレ80年代の時代表現がなんだか馴染みやすかった。過去から訪れた少女。そして娘を亡くした父親の心通わすストーリー、、だけでなく謎が多くて伏線回収も素晴らしい! 未来を知りながら子育てする母親がどんな気持ちだったか計り知れない。 そうなのか!と過去と現代がつながるミステリーで優しい読了感。 『君』といた日の続きをどうか前向きに、失った時間を取り戻して穏に過ごして欲しい。
0255文字
ゆうぴょん
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ネタバレ愛する娘の死を受け入れられず、別の道を歩むことになった夫婦。夫であった譲が雨の日に娘と同じ年の女の子を保護するところから始まる。その女の子は過去からやってきたといい、少女との二人暮らしが始まり、物語は過去と現代を行ったり来たりしつつ、ミステリ要素も含め進んでいく。ラスト、そういう伏線の回収なんだ…と思うと切ない。 最初は夫の譲に同乗していたものの、妻の紗友里の抱えていた悩みが深くて切ない。今後夫婦が何らかの形で修復していくといいと思わずにはいられない。
0255文字
こよみ
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ネタバレタイムスリップしてきた女の子としばらく一緒に暮らすことになった、10歳の娘さんを亡くして(奥さんとは離婚)悲しみにくれていたお父さんとのお話。読み進めていくうちに実は2人知り合いだった?!みたいな展開に。そして、ちぃ子の意外な正体に…悲しくも美しい?美しくも悲しい??感じ。ラストは救われたと信じたい。
0255文字
tenori
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愛娘の病死をきっかけに離婚し、虚無感を抱えた男の前に現れた娘と同世代の少女。時間を跳躍して未来の世界に踏み込んでしまった少女と男との仮想の夏休み。その日々は男の記憶から幼少期の淡い初恋と猟奇的事件を引き出すことに。辻堂ゆめのファンタジーはタイムリープという使い古された手法を用いながらまったく新しい世界観で魅了する。40代~50代の読者層には背景となった時の流れが明確に思い返せるだろう。少女の正体と運命の裏付け。それは残酷で切ないが、それでいて再生への希望をもたらす。読後感の良い作品。
0255文字
れお
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愛と思い出の詰まったボールペン。
0255文字
ジョンノレン
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ネタバレ先月からハマっている著者4作目、一気読みでたっぷり泣かせてもらった。10才のひとり娘を病気で失った後、離婚した譲は、ずぶ濡れで行き場を失った不思議な小学生「ちぃ子」と巡り合い束の間の夏を過ごす。譲は20世紀終盤の日本からタイムスリップしてきたと思しき彼女を亡き娘と同時に自分の小学校時代の初恋の少女と重ね合わせる。あまり書くと肝心なところに触れてしまいそうなので、この辺でやめとこ。
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ほう⭐
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ネタバレ譲の考えることと、ほとんど同じ気持ちで読み進めていたが謎は解けず 紗友里が会社の先輩だったことや譲がちぃ子と遊んでばかりいることやマスクなど 最後に,あらゆる疑問が見事に回収されたことで 今までのちぃ子や紗友里との思い出が一気に繋がり愛の深さに涙が出た。 リアルな令和と昭和の世界とタイムスリップと が入り混じり小説だけどリアルな世界観だった
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ゆきみ
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短い短い感想ですが…なるほど!!そういうことね!
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nao
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ネタバレ10歳で亡くなってしまった子のお父さんの痛みに共感しすぎて、しんどい読書でした。後がどうこうなってもそこに視点が行きすぎてしまい、話のカラクリに興醒めしちゃって、低気圧に読んだからかな。
0255文字
りこ
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ネタバレ〇エンディングに近づくにつれ、真実が明らかになってきて、その真実は全然想定していなかったことだから、意外で面白かった。まさかちいこがさゆりのことだったなんて。そして、主人公の譲は自殺を図ろうとしていた時にちいことであったなんて。にしても、ちいこみたいな子供がいたら模範的というか理想的だよね。現実にあんなパパ思いで素直な子がいるのかな?と、自分のひねくれた子供時代と重ね合わせてギャップを感じたw 過去が今の自分を作り、「今の自分が過去を肯定する」っていい言葉だなと思った。過去の自分を肯定できたらいいよね。
0255文字
BamgB
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過去からタイムスリップして現在にやってきたちぃ子と同居を始める譲。初めはファンタジーかと軽く思って読んでいたが後半は伏線回収が凄すぎて一気読みした。譲とちぃ子の生活が愛おしいと思えたが、反面紗友里が一貫して色々な想いを一人抱えていて辛かったであろうと思う。これから「君といた日」が続いていくことを願う。
0255文字
まさのり
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前向きになれる読後感。タイトルの妙。登場人物がほぼほぼ同級生なので、どのパートもすんなり入ってきました。伏線回収もきれいです。
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さてさて
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『つい、目の前の少女の中に、ちょうど一年前にこの世を去った娘の幻影を見てしまう』。十歳の娘を亡くし、妻とも別れた先に一人暮らしの日々を送る主人公の譲。そんな譲が『長い雨の切れ間に、女の子を拾った』と、少女と共同生活を送っていく姿を描くこの作品。そこには”タイムスリップもの”を上手く活かした物語が描かれていました。コロナ禍を設定の必然という形で上手く利用したこの作品。80年代の時代風景が鮮やかに蘇るこの作品。「君といた日の続き」という書名の意味を想うその結末に、辻堂さんの上手さを感じる素晴らしい作品でした。
0255文字
Kunihiro Tobita
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行く末を知らないから案じたり気を病んだり夢見たり安穏としたり…ねぇ。見えてりゃ予定も計画も立てられるのだろうけど近づいてくりゃ怖くてなんとか回避したくなっちゃうだろし。やり直しも一段抜かしも出来ない一分一秒の積み重ねなのだよ。♪何でもないようなことが〜♪なのだよ。幸せな人生とは自分のやりたい事をやる事よりも大切な誰かのものでもあるぞよ。♪大切な人に降りかかった雨に傘をさせる事だ〜♪だわ。backnumberだよ。♪雨の降る日は傘になりぃ♪だわよ。おふくろさんよ!おふくろさん!ですわ。誠実に。にんげんだもの
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SOLCOM(いけひろ)
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長い雨の切れ間に、女の子を拾った。 愛娘を病気で亡くし、それをきっかけにして離婚してしまった主人公。  彼が「拾った女の子」は、1984年からコロナ禍の現在にやってきたらしい・・・  かりそめ親娘の濃厚な8月  ちぃ子が描いた肖像画の「パパ、大好きだよ!」に泣かされた。 えぇ、単身赴任の父親なんで涙腺ガバガバです・・・  ここにいる輪廻の蛇は優しいです ☆4つ
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ハルめめ
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娘を病気で亡くし妻と離婚し、何もかもが投げやりの日々を送っていた主人公はある夏の日、10歳の少女と出会う。1980年代からタイムスリップしてきた少女。少女と過ごす一ヶ月。それぞれの記憶と大切なものを思い出していく。最後の展開では涙が止まらなかった。とても優しい作品だった。
0255文字
静かな月を見てる
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見事に整合性のとれた小説でした。積ん読本の一冊で、予定では3冊目に読むはずでしたがパラパラとページをめくっているうちに引き込まれて止まらなくなりました。これは確かに『君といた日の続き』ですね。久しぶりに良い読後感の小説を読みました。
0255文字
655
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意外であり、なるほどの結末。
0255文字
湖都
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ネタバレ幼い娘を病で亡くし、それがきっかけで妻と離婚した中年の譲が主人公。ある夏の日にアパートの前で拾った女の子・ちぃ子が、実は過去からタイムスリップしてきて記憶がなくて…という導入。ちぃ子の正体はミスリードが多いものの想像がついて、答え合わせ待ちな感じ。自分で解決しきれなかった些細な違和感をラストで次々と回収してくれるのが爽快だった。でも、全部知ってて娘を育てるのは辛かったよね…。何度も悩んだだろうけど、産んだ時に知ったのなら一緒に生きていくしかないし。でもこれからの未来は、2人ともに記憶にない新しい時間。
0255文字
みるくけーき
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タイムスリップもの。 あの時の涙にはこんな意味があったのか・・・ 最後は急展開な感じもしたけど、少しずつつながっていく記憶や、お互いの認識を合わせていく過程は、グッとくるものがあった。 きれいにまとまっていて、良い読後感だった。 ただ、表紙や挿絵のイラストと主人公のイメージが合わなくて・・・
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