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沈鬱の平成政治史 なぜ日本人は報われないのか? (扶桑社新書)

感想・レビュー
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Mozuku
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平成の主だった政治史を振り返る内容。三十代後半の自分としては平成の竹下〜小渕までの動きは名前は知っていても各々の思惑までは知らない政治家が多かった。平成初頭の章では選挙や担当行政について誰よりも詳しいというのが実力のある政治家だと思わされるが、民主党時代では官僚に無理に張り合おうとして無力化された流れが描写されていて、どちらが正しいのか、または力不足ではいけないという話だろうか。
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pengin
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一気に読むことができて、面白かった。それにしても、平成の政治はいろいろなことがあったんですね。自民党が下野して新しい政治になるかと思えば、民主党はだめだめだった。それに東日本大震災で危機管理の弱さが露呈した。それは、村山内閣でも同じこと。かといって、自民党の総理だったらうまくいったかといえば、中曽根・後藤田の体制だったらまだしも、そうはいかなかっただろう。令和になって、岸田内閣が支持率下げているが、自民党に代わる政党は育っておらず、この後も自民党支配が続くのかな?
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しろくまZ
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平成以降の日本政治の振り返り。個人的には、民主党の樽床議員の名前なんてすっかり忘れていて本書で名前を見つけてなぜか懐かしく思ったし、第2次安倍内閣時代の消費税8%への増税は今でもよく覚えている。日本人が報われないのは日本政治の構造(国民、国会議員、政党、官僚機構、マスコミなど)に何か根本的な問題があるせいだろうと、身も蓋もない感想をもってしまった。
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Hiromitsu
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角栄や竹下から菅まで、平成というとつい最近のことのように感じるが、こうやって聞くと大昔のことのようだ。歴史という感じでもないが、現在進行形の物語という感覚でもない。ただ、それくらい前の話でも、自分の中で勝手に記憶がすり替わっていることがわかる。しかし、平成前半の日本は、小沢の試みに左右されていたこともよくわかる。
0255文字
Y田
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近年の状況を整理できます🙂 ◆政治ってどういう事なのか、少しだけ分かった気がする。「多数派工作」「利害関係の調整」、コレが自分の思っていた以上に重要だという事かなと。悪い意味じゃなくて政策実現の手段として。◆確かに普通に考えて、増税したり金利が高い、円高の方が個人的利益が大きくなる人もいるだろう。別に陰謀とかじゃなく。近年、あれだけ増税したら状況悪くなると言われながら増税したのが素朴に理解できなかったが、何らかの力関係でそっちにインセンティブが働いたんだなって、割とシンプルなのかもしれんとも思い始めた。
Y田

◆当然だけど総理といえど独裁者ではないもんな。人間関係の調節の能力が必要ということか。本書では繰り返し竹下登、田中角栄、小沢一郎氏などの立ち回りが書かれているが、そういうのが天才的に上手かったんだろうなと思う🤔

04/24 17:25
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出世八五郎
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ここに書かれている失われた31年は悲惨だと思う。この期間、政治に関わった議員や官僚は反省自覚して欲しいが、それは望めまい。ただ、悲惨だからと言って無気力になってはいけない。あとは上り竜となり日本全体が良い方向に昇るフリコのように大きく良い国になるボトムだと思いたい。あとは昇るれ!!!♪♪♪
出世八五郎

たまきらさん コメントありがとう御座います。長期入院して今日退院しましたので返事遅れました。 A.Iさん コメントありがとう御座います。長期入院して今日退院しましたので返事遅れました。

05/29 17:53
たまきら

じめじめした気候が続きますがお大事になさってくださいね。また感想を楽しみにしています。

05/30 08:07
4件のコメントを全て見る
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たまきら
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副題・なぜ日本人は…の具体的な解決案が登場するのをいまかいまかと待ちながら読み進め…ぐったり疲れて読み終わりました。後書きの「何を描くか描かないか」という部分はすごく気になります。著者は何を描かなかったんだろう?統一教会については知っていたの?読後謎が深まるばかり。そして「もうおしまいだ」な厭世観がつのるばかり。
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まゆまゆ
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平成31年間の政治を振り返る内容。自民党が政権を失ったのは2回ほどあり、その都度日本が変わる、と高い期待にふくらんだものの急速にしぼんだのは周知のとおり。特に民主党政権の失敗が今日まで続く政治不信と増税既定路線の継続に繋がっている。いつか信頼される政権の誕生はあるのだろうか……
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ぎょぎょ
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読後感は沈鬱。 これでは日本の経済成長は望めない。 やはり時限政党自民党は潰れなければならないし、野党第一党を目指す野党もいらない。二大政党を作るべく有権者も強くなければならない。
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白いワンコ
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未だ記憶に生々しい、平成の政治通史。大きくくくると竹下登から小泉純一郎、民主党から安倍晋三へつながる三十年を、信条的にはリフレ派と思われる筆者が毒舌を交え綴っていく。「おわりに」にあるように、歴史とするにはまだ早い(客観性が担保されない)側面はあるが、民主党政権と自民党総裁選における石原伸晃の迷走ぶりは、久しぶりに声を出して笑った。まこと、平成の日本は不幸な国であった
0255文字
れんと
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一つ一つの事実は知っていた事でも、背景や経緯、人間関係などをもとに整理していくと、点が線になり面になるわけで、平成の政治を理解するにはよい本だと思う。特に安倍政権の8年を、最初の1年、中間の6年、最後の1年と分けるのは、頭を整理できて、すっと理解できた。それにしてもこういった政治のグダグダで、一人一人の国民、日本企業が振り回されるのは本当につらい。財務省や日銀がひどいとはいえ、最終的に決断するのは政治家であって、この人材が育たなければ、日本は苦しい。やはり憲法や教育を根本から見直さないと未来は無いだろう。
0255文字
くましろう
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平成の政治を主に自民党に力点を置いて整理した内容。同時代を生きていたのに、流されるままに時々の ノイジ―テーマに振り回されてきた自分を見返ってしまった。経世済民こそ世の基盤。それを忘れてワンイシューに狂奔する様はいまでも変わりがない。著者独特の視点は好みが分かれるかもしれませんが、素人の私が平成の政治を概観する整理する際の良い手引きになりました
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A.I
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真の敵は財務省と日銀(総裁)だった。日銀総裁がここまで重要なポジションだったとは認識していなかった。まさに今黒田の裏切りにあい、今後も経済は落ち込んでいくことが確実になった。こんな重要な人事を財務省と日銀のたすき掛けという”慣習”で実施し続けていられる状況ではないだろう。米国のFRB総裁のように外部から有終な人材を招聘すべきで、それは任命権を持つ国会議員の役割である
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trazom
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まえがきに「どの頁を開いても不愉快な話だらけですが、我慢してお読みください」とあるが、本当にその通りだった。不愉快なのは、平成政治史が、政策論でなく政局だけという実態。でも著者の視点はユニークで深い。竹下総理は実は骨のある政治家、失われた二十年は橋本政権から、小泉総理こそ究極の派閥政治家など、世評を覆すその見立てが鋭い。更に、日銀総裁人事の重要性を指摘し、政府の財政政策と日銀の金融政策の不一致が現在の凋落を招いたことも納得。オモテ裏両面からの政権の人間関係のドラマとして読むには、飛び切り面白い一冊かも…。
たまきら

ぜひ読んでみます!

12/09 20:47
0255文字
市川翔太
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政治とは誰のためにしてるんかよく分からんようなってきた。国民のためと思いたいけど、自分の出世のためなんかと思ってしまう。政治の世界に入ると人間はそうなってしまうのだろうか?
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council
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平成三十余年の各内閣を切り口に平成時代の政治を振返っているのだが政治史風な本に見せかけて中身は週刊誌の裏側取材ネタみたいなのは著者お馴染みの作風でまるで政治漫談。基本自民党よりで特に森喜朗への評価が印象操作によるものを強調したり野党のこき下ろし等結構独自史観?である。
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道楽モン
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令和4年現在、国民から希望も高い税金も奪いつつ、何らの打開策も打ち出せない無能な政府を支えているのは、目先の金に目が眩み、考えることを捨て去った無能な国民であるということ。権力闘争と政局が政治の本質ではないことにすら気づかない。若者に在るべき姿すら示せない大人が、偉そうに若者から搾取してんじゃねーぞ、べらぼうめ。知性と教養と博愛と品格を失った結果、選挙は与党の思うままの茶番劇と成り果てた。試験対策のまとめノートの如く、新書一冊に纏められる醜い歴史がニッポンという国なのね。私も含め、何やってんだよもー。
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ゲボ温泉
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著者は「政治がこんなだから日本はダメになった」と悔しがってほしいためにこの本を書いたとのこと。悔しいというか「やっぱりそうだよねぇ」と読みながら苦笑いが込み上げてきた。
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さの棒術
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見方が変わる一冊。角栄から書かれているので、昭和、平成、令和を股にかけた現代史です。70年代を小学生で過ごした世代とその上の世代にとっては、自身が見てきた政治を振り返りながら読めるのでお勧め。巷間言われてきたことが、単なる印象論に過ぎない事を思い知るでしょう。そしてその誤った認識こそが、現代の沈鬱な状況を生み出している事に気付く事になる。政治とは何か?それはより良い社会を作るための手段でしかないはずなので、真に考えるべきは、どんな社会を実現するのか?であろう。
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水落健二
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政治ってなんなんだろ。単なるゲーム。政治家なんて本当にまともな人はならないんだろうなぁ。こういう人たちに権力を与えたらダメだって痛感する本でした。まさに沈鬱。
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TSUTIYA
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タイトルに平成政治史とありますが実際は昭和平成令和を網羅してるのでそこは安心していいです。んで内容は同時代の政治ニュースの内訳を印象論抜きに解説したものとなっており、沈鬱の〜というのが付いてる通りあまりいい話は無い!実際、著者ははじめにの項で本を出した動機に悔しがって欲しいからと明言してるし、同項の最後の一行にはこう書かれている。 「どの頁を開いても不愉快な話だらけですが、我慢してお読みください。」
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元よしだ
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読了~~ 大変、おもしろかったです 【日銀】に関する記述がけっこうありました 倉山さん本は新刊でたらほぼほぼ購入します 🙋🙋
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沈鬱の平成政治史 なぜ日本人は報われないのか? (扶桑社新書)評価76感想・レビュー22