形式:文庫
出版社:KADOKAWA
形式:単行本
形式:Kindle版
記憶が曖昧だが、確かダヴィンチで紹介されているのを見て手にとった本だったはず。出会いに感謝。
文庫版の解説も井口理。私は理くんの歌が好きなわけだけど、文章も好きだなと思った。もっと書き物とかもしてほしいな~。
ススメの容貌は格好良いとも悪いとも描かれていないけど、ススメが自分のことを内向的で冴えないと決めつけているからか、同じようにボサっとした風貌を想像してしまう。良い意味で井口理がめちゃくちゃぴったり。百貨店で黒の細身のパンツを購入するシーンで、ススメは脚が長いと感じたし。馬場ふみかは演技云々より巨乳の印象しかなく、なんかもっと他に人材…と思っちゃったけど、じゃあ誰?と言われても出てこん笑。もうちょい顔がシンプルで目が細いイメージ。それでも、ススメを見つめる真顔は鮮明に思い浮かんだ。
個人的には映画より、BSプレミアムで連続8回ぐらいのドラマか、配信限定でしてほしい。言っちゃだめだけど、映画は映画だけど、なんかキャストがあまり惹かれない。役名不詳で高良健吾いたけど誰役だろう。青井先生?ケンちゃん?違うか。書店員ミチルのイカれた役を思い出す。映画化帯っていつも思うけど、役者の名前が書かれていたらその人を想像して読んでしまって、最後までずっとこびりつく。かなり細かく歯科医院の描写があるけど、詳しく描かなさそう
肝心の物語はと言うとうーん、川西と宮子の2話構成?ちょうど300ページずつくらいの量。川西の話は面白かったけど、メインテーマである宮子の話は、なんかよく分からなかった。ススメ先生のネガティブ日記は読んでて鬱々とした気持ちになったけれど不思議と嫌になることはなかった。ありきたりな恋愛モノや成長モノじゃなくて別にこれでも良いんだけど、やっぱり長過ぎるので後半はさすがに飽きてきたし600ページの必要性を全く感じなかった点が残念だった。
俺は映画の方で贔屓の女優さんがメインで2人出ているので評価も甘めなんだけど人に薦める機会があってもこれは薦めないかな。かなりエッヂの効いたクセのある作品だから。でも、著者の名誉の為に一応書いておくけどこの著者は映画『世界の中心で愛を叫ぶ』『スカイ・クロラ』の脚本家。(俺は観た事ないけど。笑。)その他メジャー作品の脚本を何本か書いている名の知れた方。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます