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志賀越みち (光文社文庫 い 65-1)

感想・レビュー
9

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うーたんパパ
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★★☆
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ちょこまーぶる
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素晴らしい温もりを感じた一冊でした。祇園を舞台とした大学生と舞妓の結ばれなかった恋のお話ですが、この設定だけで本の中に引き込まれてしまいました。そして、この大学生の祇園という世界の独特なルール・習わしに立ち向かう純粋で一途な気持ちに、自分は時に心洗われたり、また時には応援する気持ちに心が満ちたりして、とっても充実した読書でした。結ばれなかった恋だったけど、決して悲しいわけではなくて、青春の次のステップへ向かう大切な時だったような気がします。で、いつか結ばれる日もあるんじゃないのかな?と思ってしまいました。
0255文字
meru
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ネタバレ伊集院さん 5冊目かな?全てお気に入りだったので ふと見つけた文庫本。599頁に及ぶ作品だが、いきなり魅了され一気読みでした。京都を舞台に2人の大学生、雅彦と祐一 舞妓の真祇乃 読んでいると暑い夏、お祭りのお囃子 川のせせらぎ 全てその場にいるような気持ちにさせられ、美しい文章と景色に引き込まれてしまった。結ばれぬ恋だったけれど何物にも代えられぬ青春の1ページ。感動!
0255文字
たなぼう
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一晩を挟んだが、600ページ越えの小説をほぼ一気読み。許されぬ恋に実を焦がす恋愛小説だが、重い気持ちにはならなかった。夏目漱石の『三四郎』と少し雰囲気が似ている感じも受けた。青春小説・風俗小説でもあった。いつまでも忘れないであろう、徐々にじんわりと来そうな佳い小説だった。
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taro035212
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こういうのが読みたかったのよ。
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Lumi
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京都の祇園が舞台。美しい舞妓と、東京から祇園の友達の家に身を寄せる大学生との恋物語。 京都の祇園には行ったことがないけれど行ってみたくなる。 若さゆえの向こう見ずさと純粋さが眩しい。 祇園の外からきた主人公の目線を通して祇園の異質さと美しさ、恋心を感じられる小説でした。
じいじ

レビューを読んだら、読んでみたくなりました。この小説、単行本を意味もなく10年も積んだままです。せっかく切っ掛けをいただいたので読んでみようと思います。

11/09 04:23
0255文字
きゅみ
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ネタバレ現在の祇園しか知らないけれど何とも情緒があり色を感じる街で そこで始まり短いけれど深時間を過ごした雅彦。 恋に落ちて一途で周りも冷静に見えなくなる  人としては間違ってはないんであろう正義感 立ち入る事は御法度の世界に踏み込んでしまう。 でも そこに祇園を知り尽くすキヌさんの存在は本当に温もりを感じた。 また 生まれ育った環境を知りつつも友人を支える祐一も愛らしいキャラクターだったと思う。 そして 何といっても季節の移り変わりが京都ならではでとても味わい深かった。
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goodchoice
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ただ一言、素晴らしい! 久しぶりに甘酸っぱく胸が締めつけられる恋愛小説を読んだ。2010年発表のようだが、昨今の醒めた若者と違い、主人公を含め相手役の舞妓、その二人を支える周りの人達が皆素直でとても好感が持てる。 本当に良い小説を読んだ。
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しょーちゃん
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個人的にすきな話。舞妓さんと東京の大学生の話はなんだか瑞々しくて、でもどこか危なげで、この年代の子たちだからこそという印象。そこに色づくように添えられた京都の情景が鮮やかで、なんだか夢の中に迷い込んだかのよう。このまちには奥がある、というのを体現したような話でした。
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志賀越みち (光文社文庫 い 65-1)評価60感想・レビュー9