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猫と鼠の殺人 (創元推理文庫 M カ 1-21)

感想・レビュー
39

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アルクシ・ガイ
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ネタバレ再読だが、例によってすっかり忘れていたので楽しく読めました。しかし。「彼はどこの客間にいても成熟した象のように目立たなかった」とわ。成熟した象が客間にいたら目立つがどうのの次元じゃないと思うのは、日本人だからだろう。。。か?
0255文字
もっち
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ウェルメイド シンプルに見える状況と意外な真相、解明へ至る物質的・心理的な筋道、訳者がカーのベストテンに入れられるというのも分かる気がする
0255文字
mordidaman
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1942年作のフェル博士もの。峻烈な判決で知られる判事の別荘で男が殺された。拳銃で射殺されたのは判事の娘の婚約者、現場の状況からは判事が犯人としか考えられないが… と言ったお話。学生時代に読んだきりで内容もすっかり忘れておりましたが、カーの怪奇趣味は無いものの中々の佳作と感じました。訳者がカーのベストファイブは難しいがベストテンに入ると評されている通り、トンデモナイない真相とトンデモナイ解決が非常に楽しめました。
0255文字
東森久利斗
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ホワイダニット? 何で? 動機に重きをおいた本格ミステリーな人間ドラマ、謹厳実直な風合い、ウエスト・エンドに映えるカーには異色の犯罪小説。猫と鼠が入れ替わる人間相関図の面白さ。怪奇趣味、不可能犯罪、密室、奇抜なトリック、スラップスティックな味付け、多彩多勢な登場人物、ハーレクイン的ロマンス、カー色の派手な脚色、複雑さを装うことなく、少数精鋭なあっさり味にまとめたシンプルイズベストな内容。能ある鷹は爪を隠す。カー作品中、特異で貴重な一冊。
0255文字
のざきち
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ネタバレ冷酷無比に被告を断罪することで知られるアイアトン判事の別荘で娘の婚約者が射殺され、傍らには凶器の拳銃を手にしたままの判事がただ一人。一転裁かれる身となった判事はクロかシロか、フェル博士の下した結論は...1942年物でポケミス版は「嘲るものの座」。本書はカー得意のオカルト趣味や不可能犯罪を封印しシンプルなプロットで勝負していますが、中盤までは読みづらい。ただ、スリリングな終盤の謎解きからラストのどんでん返しは、ご都合主義ながらもテクニックで上手くまとめられていると思います。乱歩曰く「カーの中級作品」。
0255文字
雪紫
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猫の日に再読(猫はいません)。冷徹な判事が銃を持った容疑者に。被害者は自分の娘を愛してることを除けばいけ好かない恋人。だが判事のキャラにはそぐわない現場の状況。本当に犯人?(ロマンス以外)無駄を削ぎ落としたシンプルで、物語に入り込むほど驚く真相。・・・いや、最後の処理や一番ややこしくしたあれは、ツッコミどころ満載なんだけど読みやすくて頭に入りやすいんだよねこれ。雰囲気や判事のキャラも。
koma-inu

内容ほとんど覚えてませんが、結構なバカトリックだった気がします😅カーらしさは満載でした😆!

02/23 01:45
雪紫

・・・まあ、カーらしい(?)ツッコミがいがあるやつでしたね😅😅😅。判事のキャラがキャラだけ余計に😅😅。

02/23 02:27
0255文字
餅屋
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フェル博士シリーズ14冊目、表紙がニャンとも日本語タイトルとともに秀逸▲判事の別荘で娘の婚約者が殺された。現場にいたのは、猫が鼠をなぶるように冷酷に人を裁くことで知られた判事ただ一人▼あっという間に読み終わってしまった!シンプルかつリーダビリティが高い‼何故、絶版のままなのか…プロットが素晴らしいこの作品、気に入った。サディスティックで一徹な判事廻りの人間模様、ロマンス、スリラー、不可解殺人とカーのお約束は押さえられ、お馬鹿娘にハラハラ、警察側の頑張りに好印象。すべてを攫うのはフェル博士か…(1942年)
0255文字
エイダ(K.595)
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(図書館本) ひえー。さらに凝ってんな、しかもゴタゴタしてない。大人っぽい。苦い。好きやないけど。
0255文字
ふくちゃん
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山口雅也氏が「結カー問答」で推薦していたので読んだ。 映像が見えるような感じ。確かにもっと高評価されても よいのでは。
0255文字
カーゾン
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ネタバレM:HPM「嘲るものの座」で2回、こちらで2回目の読了。犯人最初からこの人じゃなきゃ誰なの?という状況だけど、2度殺される被害者とか地下プールでのサスペンスとか最後チェスしながらのフェル博士の裁き(?)とか、それなりの起伏があり、地味だけど佳作以上の作品だと思います。 登場人物がもう少し多くいて、もっと嬲られる人がいたらより盛り上がったかも。被害者の中距離の移動はヴァン・ダインの某作品でもあったので、ちょっとズルいかもしれないが許容するものの、ミステリをそれ程読んでない方だと許せないでしょうね。
0255文字
おうつき
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面白かった。登場人物も最小限の人数しか出てこず、謎解き自体も割合シンプル。細かいツッコミどころはあれど最後の反転も含めて一気読みで楽しむ事ができた。
0255文字
UPMR
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秀作。焦点があくまでも判事は有罪か無罪かに絞られており、登場人物も多くなく、カーにしては非常にスッキリしたプロット。謎解きも意外性に満ちた皮肉な構図でトリックだけに頼らないストーリー造りの妙が感じられる。とはいえ最後の落着の仕方は倫理的に納得しがたいところがあり、普通にシロクロはっきりつけた終わり方をしてほしかった。
0255文字
Aminadab
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カー長編20冊目で山口雅也お薦め4冊目(1942)。これはいわゆる中期の佳作。初期作品は込み入った内容を込み入ったなりに明晰に伝える手腕が魅力(たぶん旧訳だと伝わりにくかった)なのに対し、中期の『嗅ぎタバコ入れ』(42)とか『囁く影』(46)とかは枝葉を払ってコンセプトが明快になっている。本作は主要人物の判事もさることながら(意外にも経済観念がダメ人間なのがいい)、被害者の人物像がエグくてすばらしい。英サマセット州のリゾートの雰囲気も良く、ホテル地下の鏡張り温水プールのホラー場面も上々の出来。お薦め。
0255文字
伯修佳
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ネタバレ犯人特定はまだしも、またもフェル博士がなぜこの結論にたどり着けたのか理解に苦しむ作品。 いや確かに他の可能性を潰したらたどり着けるかもしれないが、かなり突拍子もない仮説だというレベル。 仕方なく仮定するなら出来る話だとしても、真相がDNA鑑定や生活反応が検死でわかる現代向け(それにしても誤差が30分以内程度なので、CSIみたいなやり方でわかるのかは知りません)過ぎてある意味感心した。 カーは真相が他者に引っ掻き回される作品が好きだったのだろうか。
0255文字
elf51@禅-NEKOMETAL
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入手困難本。冷酷に人を裁く判事。別荘で娘の婚約者が殺されるが現場には判事が一人いただけだった。2度発射された弾丸はどこに行ったのか?ストーリーはシンプル,明らかになっていく偽装工作,意外な犯人,二重解決の面白さとまずまずのできだろう。これはあるのか?っていうトリックと(実際の事件で起こったらしいが)フェル博士ならばやりかねないか,という最後は読者から疑問が出て,もやもやしているようだ。
0255文字
koma-inu
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ネタバレ二重解決。被害者が一撃目で死んでおらず、 犯人を困らせる為に、移動してトリックを使った、 という、とんでもトリック。 カーにしてはシンプルで読みやすい。 ラストの切なさの余韻も良い、傑作。
0255文字
ホームズ
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ネタバレ被害者が悪い人間なのか悪ぶってはいるけど本気で恋人を愛していたのかがちょっと中途半端だしその他の恋人たちのやり取りもイマイチだった。事件の方は面白いし良くできているとは思うけど被害者の行動がちょっと微妙と言うかそう言うこともあるんだろうけど素直に納得できない…。
0255文字
本木英朗
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カーの別名ぎ、ディクスン・カーターで書いた作品のひとつが、この『猫と鼠の殺人』である。俺は2001年に一度買って読んだので、今回で2回目である。しかしやはり今回も面白かったねえ。というか最初から最後まで、俺には分からずじまいだったよ、うん。さすがディクスン・カーターだなあ。これは満足でした。
0255文字
maibooks
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カーを読んだのは多分小学校5,6年の頃。何を読んだか忘れてしまったのだけれど、ミステリーの傑作ばかり集めた全集みたいのがあって、それで読んだ。はず。「久し振りに何か面白い推理小説読みたいな」と思ってヴァンダインとカーを間違えて選んでしまった…らしい。どんだけ私、推理小説から離れていたのだ。間違えるかなー? …と、感想が本の筋から離れるときは、あまり満足してない証拠。書きたかった主題は何だったんだろう?と思うほど、人物描写も、推理も、種明かしも、どれもこれも散漫な印象でした。
0255文字
猫又寅男
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ネタバレカーマニアのブログに「意外な掘り出し物」とあったが、その通り知名度は低いけれどもかなり面白く、最後の最後まで飽きなかった。冷酷に被告人を弄んできた判事が、こんな苦しみを味わう事になるとは。カーにしてはユーモアが少なくブラックな色合いが濃い。最後に、個人的な好みで言えば、リンカーンに乗るほど大金持ちなのに、野暮ったいツィードの服を着るような女性は、自分はあまり好きになれないなぁ。
0255文字
雪乃
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【図書館本】シリーズ14作目。面白かった。
0255文字
三毛太郎
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被害者の扱いが中途半端に悪人とそんなに悪くない人(良い人とも言い難い)との間にあってすっきりしない。1942年に英米で出版された小説でイタリア人が良い扱いをされるはずもないという感じなのか。それで結末をある程度正当化しようとしているのかもしれないのだが、どうも綺麗に終った気がしない。地味ながら良くまとまったミステリではあるのだが。
0255文字
二葉
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約10年振りの再読。カーの初期作から魅せられて読者になった頃は、派手さもなく地味な印象と、ヴァン・ダインの某作を先に読んでたからあまり記憶に残らなかったけど、カーを全作読んだ後だと、良作だったと気づきました
0255文字
VAVA
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面白かった。チェスのシーンが秀逸。
0255文字
kagetrasama-aoi(葵・橘)
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題名が先ず良いですね~!登場人物も、トリックも楽しめました。結末はちょっとびっくり!時代劇に出て来る温情同心みたいかな(笑)。このお話の中で、エリオット警部が結婚した情報がでてます。以前の作品の登場人物の、その後がちょっとわかると楽しいです。
0255文字
Gen  Kato
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再読。うまく説明できないんだけど好きな作品。
YuriL

こちらは読んだことがなかったので、読みたい本に入れさせていただきました。白いネズミを目の前に舌なめずりしている猫の表情がイイ!(苦笑

09/16 18:24
Gen  Kato

名作かといわれるとビミョーなんですが、登場人物やストーリーの流れは魅力的だと思います。ぜひぜひ。

09/16 18:41
0255文字
**くま**
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カー作品の好みは人によって全然違う、と言われていますが(作品によってまったく作風が違う)・・・これを読み終わって皆様のレビューを拝見し、あらためてそれを実感しています。やや不評らしいこの作品ですが、私はすごく好きですよ~! どんでん返しのようなミステリの醍醐味といえるサプライズが豊富、カーらしい細かい計算も抜かりなし。お約束の恋愛要素もカー作品の中では良かったと思います。真相がちょっと納得できない、という意見があるのは理解できますけどね~。でもこのラスト! 構成! フェル博士を初めてかっこいいと思った!
0255文字
kanamori
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☆☆★
0255文字
えろこ
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終わり方が良いです
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ホームズ
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ブックオフの100円コーナーで発見購入(笑)何回読んでも電話のトリックは面白いと思いますがそこに至るまでの過程が良くないな~。あのような事が起きる可能性があるのかもしれないけどどうも納得しきれない感じがしてしまう。
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IamG
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普段のカーにしては、どちらかというとマイルドで毒がない。その代り、薬にもならない印象が。いつものような腹いっぱいになる魅力が本作には乏しく、読んだ後の満足感が薄い。フェル博士も活躍はするが、ラストには唖然となった……
0255文字
ホームズ
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電話のトリックについては面白いと思いましたがそこに至るまでの前提が・・・。それは無理な感じがしてしまう。確かにそんな事はあり得るのかもしれませんが納得できる回答では無いですね~。『黄色い部屋の謎』を読んだ時のような不完全燃焼的な感覚が・・・。物語の雰囲気は良かったんですけどね(笑)
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Tetchy
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物語の主軸となるテーマと真犯人については作者の本作でやりたかった趣向は理解できるが、作品として十分に楽しめるかと訊かれれば、疑問。
0255文字
ニョンブーチョッパー
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0255文字
YONEMARU@HD
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実はこれ、すごく好きなんです。個人的カーベスト1に上げたいくらい
0255文字
てっちゃん
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1993年4月27日に読了
0255文字
慧
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★★
0255文字
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