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夜明け前(が一番暗い)

感想・レビュー
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marua
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橋本治の追悼文は別格として。著者をはじめ、この国の未来を憂慮して言葉を発し続けている人は数多といて、微々たるものだとしても届けられている現場はあるはずなのに、一向にこの国がよくなる気配が感じられないのは政治の現場が変わるつもりがないからで。この4年で政府が行ってきたことは既に「なかったこと」にされていて、この本に書かれている政治的失策はもう誰も語らない。わしらの世代も既に老害で「現世の利益を最大限に得たら死んだ後のことは知らん」の勝ち抜けの原理が正義なんだもの。上の世代だけのせいにもできないわ。
marua

全然本の感想になってなかった💦

07/28 11:34
marua

朝日を待つこのタイトルは一縷の望みの象徴のようで好きなんだけど、この40年の日本は明らかに「明日はどっちだ」なんだよね。梶原一騎もすげえ。

07/28 13:19
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kurousagi
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「人間には、自分の手作りしたモラルに従って生きる者と「人から借りた言葉」を振り回す者の2種類がいる。後者を絶対に信じてはいけない」。知らなかったこと、知っているけどモヤモヤするだけで言語化できなかったこと、知っていて分かっていることを深く掘り下げられること…色々知見が得られて楽しいのだけど、バカな人(私)がこれ読んで賢くなれるわけじゃないのがな…この人がいなくなった後の日本が恐い
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みーあ
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★5 P55『サル化する世界』でも読んだが、『「今の自分さえよい思いが出来れば、未来の自分が飢えても気にならない」という自己同一性保持力の弱さを荘子は強制すべき欠点だと考えた。それは「サルみたいな人間」が実際に彼の周りにいたらだと思う。…過去と未来に広がる時間の流れの中に自分を位置づけ、今ここにおける行動の適否を判断できる能力がない人には後悔も不安もないが、その代わりに反省も予測も出来ない。確率野外年生という概念がない。矛盾率も因果関係も理解できない』。ここが刺さるということは、胸に覚えがあるからだろう。
みーあ

他付箋。P60.65.77.78.87.92.123.126.130.134.157.161.182.195.200.202.203.と記載しきれず。どれだけの良書だ!2024は著書の本を週1冊読み、思考の仕方を手にするのを目標の一つとする。がはて、どうやって精査する?

12/28 08:51
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Sakie
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ひとつひとつ忘れている訳ではないが、この4年間に国政がしでかした数多の愚策失策奸策を一挙に並べると、奈落に臨む崖の縁が風化して大きく欠け落ちていくような寒々しい気分になった。しかし表題は「夜明け前(が一番暗い)」だ。今は暗くとも、ここから明るくなるのだよというニュアンスがある。長く生きれば「たいへんな時代」が前にもあったことを覚えているから絶望的にはならないのだと内田先生は言う。『歴史はそこそこ合理的に推移している』という経験が私には無い。だから個人レベルでくらいは親切な人であろうと思うのかもしれない。
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はるさん
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身近な事象を丁寧に語りながら、人間としての在り方や社会の問題を読み手にしっかり伝えてくれる。現在の絶望や諦念の先に、著者の言う「夜明け」が本当にくるのか?
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あしぶえ
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2018~2022年雑誌連載の時事批評。コロナ、五輪問題、旧統一教会癒着、露のウクライナ侵略など激動の日々。読み手の思考に血を巡らせ、タブーを作らず自分自身で考えることの範を示してくれる。有難い存在です。
紗綾

内田先生、とても尊敬してます

11/05 11:03
あしぶえ

紗綾さん。コメントありがとうございます。内田樹さん、懐の深い方ですね~。 一度講演をうかがいましたが本のままの方でした✨

11/05 15:55
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かもみーる
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AERAに連載されたコラム集。全てのコラムに賛同できるわけではないが、おおむね共感を持てる。公人は推定有罪などまさにそうで、その自覚がない公人ばかり。 今の日本の指導層は日本を何とかする気はない。もう日本に先はないと思っているが自己利益優先の人たちばかりで政治や経済やメディアが仕切られている。このままの日本の方が望ましいという人たちが今の日本ではシステムを設計し運用している。という論理には非常に共感するし納得。そして諦めてしまいがちではあるけれど、やはりもうちょっとましな国になってほしい。
かもみーる

「多くの人が強く願うことは実現する」といいのだが。政治が介入しないアニメなどが世界一と言われるのがよく物語っている。政治はよけいなことしかしないのでどれだけ小さな政府にできるかが重要。

10/22 07:58
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酩酊石打刑
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「AERA」のコラムとして書かれた時評。それぞれティピカルな話題を扱っているのではあるが、なんとも言葉足らずの感は否めない。すっかり朝日文化人ぽくなってしまった彼の姿はあまり共感できなかった。
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良さん
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【読後感】世の中に起こっている様々な問題について、どう考えたらいいのか、またどう行動したらいいのかの指針を内田氏は示してくれる。 【心に残った言葉】統治者が過剰に強権的にふるまうのは政権基盤が不安定な時だということは歴史から学んだ。(174頁)/親から離脱するのは成長するためである。(190頁)
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せしる
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面白かった。忖度なく意見を言える内田氏言葉を読むとモヤモヤとしたこと、言語化できない事がクリアになる。印象的な言葉、文章は結構あるが、国は大学を子供を農作物から金融商品にしたという言葉に納得。
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薄い月明かり
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「ウソでしょ?」近親者といった狭い関係性のなかで、そのような理解に苦しむ場面がよくあった。その頃は幼くて、自らの見識の無さも手伝っていた。 今はどうだ。東京五輪の決行に「なんで?」って思う。でも、賢い大人たちが決めたことだから、こちらがおかしいのかと思い直す。それにしても違和感の頻度が多過ぎる。福祉制度や教育をめぐる方針についても、いちいち納得できない。相手が親なら「正気か?」と問うが、国や社会は、しらこい顔して問うことそのものを拒絶する。夜明けを一緒に待つメンバー探しは、近親者から始めようと思う。
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takataka
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★★★★☆自分も教育機関に勤めているので、「成熟しない日本の教育」は頷きながら読んでいた。「農場から工場に変わった学校」は、まさしくその通りだ。
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Asakura Arata
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こんな状態で、よく日本が存続しているなあと感心する。
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がんちゃん
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改めて感じるのは、この国の政治はよけいなことばかりしているということです。いったい何のために? それで国民が幸せになると本気で思っているの? その疑問を内田先生はずばりと解いて下さいました。この国の指導層はそのことで利益を得ているからなんですね。だから彼らは現状が変わることを望んではない。しかし、こんな状態が続けば、利益そのものがなくなり、国そのものが消滅してしまう。こういう状況を国民一人一人が実感して、国そのものを変えていくしか生き残る道はないともいえますね。はたして私たちは立ち上がることができるのか。
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SAHARA
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金のかからず偉い人に頭を下げる必要のない分野(食・エンタメ)にはまだ明るい部分がある
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勇魚
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★★★★☆AERA連載のコラムをテーマ別に分け再編集した1冊。内田氏の文章は語彙は簡単ではないが総じて平易で分かりやすい読みやすい文章なのよ。日本の政治に関しては、権力者が論理的ではないふるまいをあえてしている(権力は論理に勝る、日本学術会議の任命拒否など)、権力者はどんな不正を働いても処罰されることがない(モリカケ問題など)等々暗澹たる気持ちになるが、著者の願いはタイトルにこめられてます(あとがきにある)。分かちあう資源が目減りすると”身の程をわきまえろ”という言説が聞かれるようになる、のはなるほど・・
勇魚

多くの人が強く思うことは実現する。あとがきで著者が力説していることばで、一見して希望の持てない日本の未来にちょっと頑張ろうと思える言祝ぎだ。

07/15 16:52
0255文字
Hiro
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著者は、様々な社会事象について、私がいつもその意見を聞いてみたくなる識者の一人。本書でも東京オリンピック、コロナ、国内政治のあれこれ、ロシア、中国、韓国のことなど、多くの気付きを得た。執筆の時期によるのだろうが、ウクライナ紛争や台湾有事にあまり触れられていないのが残念。勢力発展中の維新の会についてもなぜなのか分析を聞きたいところ。短いコラムの寄せ集めでまとまった論述というより印象批評に近いことも不満ではある。しかし沖縄基地問題、米国社会の分析、教育問題などのコメントには強く動かされる。肝に銘じたいと思う。
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宇宙猫
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挫折。AERAに連載したコラム。合わなかった。
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spatz
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AERAコラム。 読み慣れた論説はブレないので、いつもながら既視感があったり、この人ならこう言うだろうな、などなど。そんな意味で妙な安心感を持って読めるのは内田さんだからか。。。こき下ろしながら視界が暗くなりそうなのになぜか楽観的なところも。夜明け前が一番暗い。ていいタイトル。よく実際に感じること。 連載物なので一編はとても短くタイトルは雰囲気です(たぶん)。
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梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
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▼著者は武道家、思想家で神戸女学院大名誉教授の内田樹氏。週刊誌「AERA」の連載コラム103本が纏められている。▼コロナ禍の入り口から直近のウクライナ侵攻まで、時事的な問題が扱われている。▼新自由主義的、反知性的な価値観を著者は批判する。そして、弱者が見捨てられ統治者らが強権的に振る舞いがちな現況を憂いている。▼強い言葉で「論破」するような内容ではない。ソフトかつ高い知性が感じられる表現を用いて、しかしはっきりと読者に様々な問題を提起している。ディベートの教材として、高校生が読んでも良い内容だと感じた。
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k2019
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図書館
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やましん
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内田樹先生の最新刊で即座に購入。雑誌のAERAで掲載されていたものを書籍化していて1~2ページの小話がテーマごとに収録されている。内田樹先生の話はどれも面白いので折角なら息の長い文章を読みたいところ。他方でサクサク読めるので内田樹沼に誘うための入門書としてこの上ない1冊にもなっている気がする。処女作の「ためらいの倫理学」と比べて舌鋒がマイルドになっているようでありながら、的確に急所を突いてくるあたり熟練の業なのだろう。
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skr-shower
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AERAは40~50代の働く女性が想定読者層?勘違いではないのですか、知らなかった。朝日系に良く書く人のご高説感が強い感じ。批判している時代の恩恵を受けている世代ではないのか。おっしゃる通りな事も多い事は確かなんですが、どもなぁという読後感。
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冬佳彰
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AERAに発表されたコラムをまとめた本(既読多し)。ひとつひとつが短くて、若干、読み応えに欠けるか。ただ本当におっしゃる通りで、明るくなる要素がないんだよな、この国も。経済や政治の体たらくったらないし。そのしょぼくなった国の中で、庶民がちまちました食い合いをしているっていう状況かなあ。で、本書のタイトル『夜明け前(が一番暗い)』。内田さん、かなり前から「やがて夜明けが来る」とおっしゃっているが、今回はちょっとタイムスパンが違うかも?とか思っちゃうなあ。国民におかしな我慢癖が身についちゃってるんで。
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ことり
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現在を夜明け前と定義しているが、有史以後未来に不安のない時代が普通だったわけではないと思う。ただ、不安に思う人々に指針を示す道先案内人はいつの時代もいただろう。たぶん、内田先生は道先案内人なのだろう。 夜明け前は心細さと期待が入り交じる時。内田先生の話を手にこれからを歩もう。
ことり

瓜田に沓を入れず、李下に冠を正さず 内田先生の話によく出てくる言葉だけど、他ではあまり聞かない。大事だと思うんだけどな。

05/21 09:54
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Twakiz
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私淑するウチダ先生のAERAのコラムを集めると立派な論説本になる。政治や世相への批判や暗い見通しの話題が多い中、あとがきまで読むとタイトルの意味がわかる。個人的にはいろいろなお話のうち身体論・武道論を人生や物の考え方捉え方になぞらえ語られる部分や、教育について鋭くつっこまれ「何を学ぶのか一覧に提示せよ」というスタイルを明確に否定される部分が一番好きである。凋落していく日本の状況から受益する人が政治の真ん中にいるから変わらない。が、多くの人が強く望むことは実現する、とのあとがきが現実になりますように。
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Mc6ρ助
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自分がどれほど東京オリンピックやコロナ政策に傷つけられていたか自覚できる読書体験、明らかにその前の安保法制や後の安保三文書の方が新しい戦前を迎えたという点ではインパクトは大きいのだろうと思うのだが、心象はかえがたい。とはいえ失われた30年が決して単純な理由や選択の結果ではなかったことに改めて気がつかされる。「大きな物語」が無効となったというポストモダンに科学技術まで乗っ取られてフクシマで「想定外」と言ってしまった人々が哀しいというのは爺さまの個人的感想に過ぎない。
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はるちゃん
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内田先生が生きてる限りは大丈夫かと。その後は知らないけど、、、
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そうむ
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著者の「誰も言わなそうなことを言う」というスタンスは読んでいて読み甲斐があるといつも思います。難しい事柄を難しいまま分かりやすく言葉にしてくれるため、ついつい読んでしまいます。時事問題を扱っていますが、時間がたっても読む価値がある内容だと思いました。
0255文字
trazom
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「AERA」に連載されたコラム集。時事的な内容が多いが、東京五輪強行や大阪万博への批判や、排外主義的な移民政策への懸念など、共感を覚える(私は、五輪という仕組みそのものに懐疑的だが…)。「最も切実に支援を求めているのは、教育と医療と農業」として、いつもながら、先生の教育への憂慮が強調される。教育を象徴する語彙が「めばえ」「わかば」「あすなろ」などから「シラバス(仕様書)」「PDCA」「品質保証」などに変化し、「学校が農園から工場に変わった」という指摘は、「教育の商品化」を憂う内田先生らしい視点だと感じる。
山口透析鉄

オリンピックはただの巨大スポーツイベントと化して久しいです。森喜朗や安倍晋三あたりが関わっているのを見たら、どうしようもないものが分かりそうなもので、もう見なくなって久しいですね……。

05/06 13:50
0255文字
まゆまゆ
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2019年以降の雑誌コラムをまとめた内容。コロナ禍の始まりとオリンピックについて連日論じられていた事を思い出しながら読んだ。これからの日本について、あきらめている人たちが多数派であると感じる現代社会。多くの人が強く思い行動することで転換が訪れる日はいつになるやら……
0255文字
けんとまん1007
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今、ちょうど、立山連峰からの朝日を眺めながらいる。まさに夜明け。いろいろなことが想い出され、げんなりすることも多いし、ますますその方向性が強くなっているように思う。それでも、夜明けはあると信じている。もちろん、短い時間軸ではなく、長い時間軸で考えてのこと。最後に思ったことは、いつもと同じ。自分の五感を使って感じ・考え、哲学を持ち続けること。
0255文字
Ryuya  Matsumoto
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夜明けは来る、と信じたい。
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tokko
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2019年から2022年のエッセーですが、本当に世相が目まぐるしく変化した3年だったのだと実感します。感染症の流行。総理大臣が安倍→菅→岸田に代わる。米大統領の交代。安倍元首相の暗殺。日本学術会議の任命拒否問題。東京オリンピックの強行開催。これだけでも日本という国が「底」にまで落ちたんだなと感じます。ほとんど国際社会に向けて誇れるものが思いつきません。内田先生がタイトルに込めた期待、夜明けの訪れはあるのでしょうか。
0255文字
はぐ
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内田先生の著書を読むと、思ってもみなかった視点に気づける。別の著書のあとがきに「頭の柔軟体操をしているみたい」といったことを書いている人がいたが、本当にそう思う。が、同著はAERAに掲載されたコラムを書籍化したもので、1コラムにつき字数に制限があるためか、端的に書かれていて、何だかちょっと物足りなかった。とはいえ、コロナ騒動をはじめ、歴史に刻まれるあろう出来事が多々あった時期に書かれたコラムを多く掲載しているので、貴重な1冊のように思う。
0255文字
tokko
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2019年から2022年までのコラムをテーマごとに分類。教育や米中問題は他のところでもたくさん読んだので、やはり政治に関するコラムが印象に残る。2019年から2022年というと、安倍、菅、岸田と目まぐるしく首相が変わり、しかも安倍元首相が暗殺され、国葬、政治と宗教問題が噴出といった激動の3年間だった。しかもコロナ問題が並走するような状況で、内田先生は常に冷静に(時には怒りながら)定点観測を続けておられました。コラムも時系列に並べられているので、事後的な視点から読むことができて面白いです。
0255文字
エムワイ(emuuwaii)
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コロナ直前から最近までのことを思い起こしながら読みました。「ポストモダンの社会は節度とは無縁だった」という文章が心に残りました。
0255文字
tamami
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店頭で数ページ試し読みの後思わず買ってしまったが、読み終わると少し苦い思いが残った読書だった。例えば東京オリンピックについて、著者はコロナを理由に、最後まで開催反対の立場であるが、結果としてはその影響はいわれた程ではなく、観客を入れてやっても良かった、という意見もあった位だ。体制側の無謬性を批判する一方で、自己のそれには触れない。というより著者は既に体制の恩恵を十二分に受けている立場ではないか、というのは言い過ぎだろうか。著者のいう良い世の中は永遠に来ないのではないか。批判のみの言説には疲れしか感じない。
0255文字
Iwata Kentaro
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献本御礼。この5年ばかりのおさらいになりました(もう、いろんなことが起きすぎていろいろ忘れてました!)。とにかく東京五輪がアレですね。そりゃ、あんだけカネが絡めば、、、内容もさることながら文体がとても勉強になります。
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ponyolon
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読み終わったあと、あとがきのパン屋の話がぐっとくる。自分の哲学を持つことはだいじ。
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