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Narumi
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帯に「スプラッター」とか書いてあってあおり気味っぽいんですが、実際には読みやすくはあるけどかっちりした外科手術の歴史です。中世ごろの今から見るとトンデモな手術ばかりでなく、狙撃されたあとのケネディや襲撃を受けたあとのヨハネパウロ2世の処置などが詳しく書かれていて興味深い。しかし中世~近世のヨーロッパの医者、どんだけ瀉血好きなんだよ…。あとヒポクラテスはすごい人。かつて麻酔や消毒がなかったというのは理解できますが、衛生観念のなさは衝撃的。黒衣も実際に着ていた時代があったらしい。
Narumi

ただちょっと残念なのは、オランダ語の英訳からの重訳らしいこと。英語版のタイトルはUnder the Knife: A History of Surgery in 28 Remarkable Operations、スペイン語版はEl arte del bisturí: La historia de la cirugía a través de 29 operaciones célebresで、おおむね同じタイトルなのに数字が違うのが気になります。

01/09 12:14
0255文字
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黒衣の外科医たち評価100感想・レビュー1