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今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (講談社現代新書)

感想・レビュー
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江口 浩平@教育委員会
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【思想】オーディブルにて聴了。「武器としての資本論」も読んでみたくなった。聴くだけでは整理はできなかったのだが、現在観ているドラマ「御上先生」で描かれている現代社会における「相対的貧困率」の問題も、マルクスの頃からその萌芽はすでにあったのではないかと感じた。
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perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
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2023年刊。個人的評価として、現在の日本における数少ないまともな論客。 社会主義に対して、これまでは距離を置いていたが反共プロパガンダの可能性は否定できず、また資本主義に対抗できるイデオロギーは他になさそうな事からもう少し知る必要を感じた。薬師院仁志『社会主義の誤解を解く』は、マルクスやソ連だけが社会主義ではないという立場だったが、本書はがっつりマルクス。 第1章:思想家マルクスの誕生。かの有名な哲学者・ヘーゲルと、彼の後継者達の一人、ヘーゲル左派・フォイエルバッハの思想と、マルクスによる批判。→
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

「居酒屋甲子園」についての言及は、人間的な情動までもが商品化されて消費者が受け身となるほどに包摂が進んでいるとする。そして現在、包摂されていないものなどもうないという感覚が現在の閉塞をもたらしていると著者は書く。既に地球全体が包摂されてしまっている。その上で対抗策を示すのは本書の任に余ると拍子抜け。確かに薄いけど、けど。「資本の姦計を見抜くことにおいて、マルクスの資本主義分析ほど強力なものはない、ということだ」とはいいましても…。→

01/31 22:44
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

なお、精神疾患の割合が最も高い業種は製造業。パン工場で働いた事がある人なら分かるはずだ、あの機械に使われる奴隷労働を。おわりに。ブラックバイトから逃げ出さない学生が意味不明としつつ、その発想が今の学生になく、ただ逃げ出すことすらできなくなっている。「現代の人間を意志や想像力のレベルで抑圧し蝕んでいるメカニズムがある、と想定せざるを得ない」とし、それが「包摂」だと。これをひたすら拡大している連中こそが『西側による国家テロ』の首謀者とほぼ同じであろう。最近読んでいる本はジャンルは違えどつながりを意識している。

01/31 22:45
5件のコメントを全て見る
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7ember
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中盤の価値論はオーディブルで聴くには難しかったが最後の包摂の話は分かりやすかった。
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べ
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必要労働時間と剰余労働時間
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ア
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白井聡、なんか食わず嫌いにしてたけど、100ページほどでマルクスのエッセンスが示された本書、良かった。居酒屋甲子園、STAP細胞、ブラックバイトなどの例も分かりやすい。
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浅香山三郎
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『武器としての「資本論」』(東洋経済新報社)の復習みたいな感じで読む。第一章ではマルクスの生涯と思想、第二章では『資本論』の内容を、第三章では、資本主義といふシステムのイデオロギー装置としての根深い「包摂」を説く。第三章が、マルクスを現代的に読み直す意義としで、ダイレクトに訴へる部分だが、著者自身もいふやうに、「資本の他者性」を常に意識し、包摂の外へ向かふ方法はまだ決め手を欠く。『資本論』から、宇野弘蔵の思想を読むうへでも、良い整理になると思ふ。
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飯田橋
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マルクスを知る上で必須の一冊だと思う。
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zuisei
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資本主義とは何か。資本主義は人間をどのように変えていくのか。資本主義の正体を分析し、その正体を明らかにしたのはマルクスである。 そのマルクスの知見を、簡潔に要領よく明らかにしてくれる。資本主義を考えるのに重要な本である。評価5
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健康平和研究所
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戦争がなぜ起こるか?資本家が儲かるからと高岩仁の「戦争案内」に書いてあったのをおもいだす。賃労働は働いている時もそうでない時も身体的にだけでなく、精神的にも包摂されてしまう。資本主義をやめれば病気は無くなりそうだ。資本は人を幸せにすることを目的にしていない。生きるために必要なことを他に依存してはいけない。半農半Xが次の時代の生き方になるに違いない
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Yuri
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概念的な話だった。マルクス思想の解説本
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土曜の朝
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昨今資本主義の行末を案じる人が増え、マルクスは再び注目を浴びている。本書は、資本論の解説書というよりは、その現代的意義に焦点を当てる。資本は、不断で無制限の価値増殖運動である。それは人間の生活水準の向上や幸福の追求といった目的とは関係がない。これまではたまたま資本の価値増殖という性質とそれらが合致し、私たちの豊かさに繋がったに過ぎない。また、資本主義は全てを「包摂」していく傾向を持つ。マルクスの死後、フォーディズムが労働時間外をも資本に取り込んだ。全てを包摂した後、資本主義はどこへいくのだろうか。
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やま
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正直微妙だった。読むのに専門的な知識は必要とされないが、入門書という立ち位置のため内容のレベルは低く、また白井の解釈も含まれるためある程度の知識を持っている人間が読む分にはそれなり苦痛も伴った。あと単純に文章が上手くない。
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Aster
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危険な本、正しすぎて。
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tokko
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「資本論」が読みかけで、なかなか理解に苦しんでいるところに、ちょっとでもいいから理解の支えになるものが欲しいと思って読み始めました。もちろん「資本論」の網羅的な解説ではないけれど、いくつか「そういうことだったのね」というところが思えるところがあります。気になるキーワードとしては「資本の他者性」「実質的包摂」でしょうか。19世紀の古典的資本主義では資本の利益と労働者の利益がトレードオフの関係になっていた部分がありますが、現代では労働者が資本の利益を優先させることを疑いません。まさに「包摂」というわけですね。
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yutayonemoto
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ちょいむずだがサクッと読めておもしろい
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愛楊
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社会学的なマルクス主義概説。第一章は人物史。第二章は『資本論』概説。価値形態論や生存費説や絶対的/相対的剰余価値、産業予備軍、物神化。我々はマルクス主義が哲学と言われるゆえんを価値形態論(貨幣論)に見ることができる。貨幣は資本主義の構成素でしかなく、交換様式に相対的である。第三章は形式的包摂と実質的包摂。本章ではアクチュアルな問題として居酒屋甲子園が取り上げられる。マルクス主義をもとにした社会学的批判をここに見ることになるだろう。マルクス主義の現実問題へのコミットを示す、新書である利点を活かした好著だ。
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訪問者
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頁数は約120頁と少ないが、中身はなかなか充実している。マルクスは資本主義は資本の増殖を続け、内部矛盾から崩壊すると予測した。21世紀になり世界規模の格差拡大や気候変動等、問題は限界に近づいているが、資本主義の次の世界は未だに見えない。
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ちょび
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読めば読むほど資本ってなに?と考え込んでしまう。資本と言う得体の知れないものに資本家も労働者も(支配する側もされる側も)囲い込まれ(包摂)身動きできない現実が世界中に広がる。資本主義から更に金の亡者化(感動・笑顔・共感etcまで商品化されている)した新自由主義の下で人々が苦しんでいる。この閉塞状態から抜け出す方法を見つけることは難しい。が「我々の魂が監禁され絞殺されようとするとき、泣き、叫び、怒り狂ってよいのである」と著者は言う。連帯し小さな流れから大きな流れを作り出して少しでも明るい未来を手にしたい。
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樋口佳之
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ネタバレ無制限の価値増殖の運動でしかない。それは、人間の幸福が価値増殖の役に立つ限りにおいてはその実現を助けるかもしれないが、逆に人間の不幸が価値増殖の役に立つのならば、遠慮なくそれを用いる。二〇世紀初頭のマルクス主義者たちが分析したように、帝国主義戦争はその典型
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あいあい
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『資本論』を解説しつつ、マルクスの分析した「資本主義とはなんたるか」を解いた一書。もちろんマルクスの思想全体を網羅したものではないが、資本主義の本質をめちゃめちゃ分かりやすく伝えてくれている。終盤、資本主義への憤りと、資本主義に包摂されている(己れを含めた)地球があまりに哀れになり涙した。やはり資本主義は悪である。
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遊動する旧石器人
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2023年2月20日第1刷発行(2023年5月16日第3刷発行)。『資本論』については、ある程度既知であるが、本書が「包摂」(subsumption)を最後に全面展開してくるところはひしひしと日本の現状を感じた。フォーディズムに触れるまでなく、過度に労働者を搾取すれば、生産力が落ちてしまうのは、歴然としているのだが、ブルジョワ側に立つ国がそれに拍車をかけて搾取に走っているのが、今日の日本である。ストライキでさえ稀になった現在では、労働者は完全に資本主義の一部と化し、逃亡すらできない従順奴隷化してしまった。
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skunk_c
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本書の肝は第三章の「包摂」にあると思う。冒頭にある(p.19)「労働は人間の生活を豊かにするはずのものであるのに、資本主義社会では労働力が商品化され、労働過程とその生産物が利潤追求の道具となるために、働く者は自らの労働の主人でなくなってしまう」という説明を読んだとき、入門的シリーズの本書で、この部分で一体どれだけの(過去にマルクスに取り組んだことがない)読者が理解できるのかと疑問を感じた。第二章にこの件の解説もあるがやはり少々難解。やはり『資本論』をコンパクトに解説するのは相当な力業がいると感じた。
skunk_c

したがってむしろその辺をもっとざっくり書いて、「包摂」につなげられなかったのかと思うが、やはりそれではダメなのかな。「疎外」から始めて「包摂」で終わる本書の問題意識には強く共感を覚えるのだが。また、細かいところには荒さがある(「囲い込み」を2期に分けているが、内容説明は1期の「羊が人間を食らう」だけで、これでは産業革命期の「囲い込み」が理解できないなど)こと、マルクス死後のフォーディズムの裏に低賃金労働を第三世界に転嫁していったこと(新自由主義の理解には不可欠では?)についての指摘が皆無な点は残念だった。

09/03 06:32
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U2
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教科書的なマルクスの個人史と理論の概観からはじまるが、資本による「包摂」概念を軸に現代の社会問題を検討している第三章に特色が表れている。包摂と言うと何やらポジティブな響きがするが、マルクスの言うsubsumptionに弱者救済のようなヒューマンな意味はない。それは外部を見境なく「呑み込む」作用だ。資本は、土地を、資源を、労働を、意味を、社会的関係を取り込み、商品化する。さらに、それらの本来的な意味や関係のありかたを、盲目的な価値増殖運動の効率化のために都合よく変容させてしまうのである。
U2

白井は、「仲間」に対する姿勢において対照的に見える両者の共通性を指摘する。後者のばあい、純然たる労働力商品の所有者と化した労働者が喪失した本来的な協働性や連帯感の粗悪な代替品を資本から買っているわけで、これも実質的包摂の高度化の帰結であるということである。ほんらい絆とかやりがいは自発的な協働のなかから自然発生するもののハズだ。頭脳警察『コミック雑誌なんかいらない』の「いつも笑いが絶えないのも/そこに憩いがないからさ」というフレーズが脳内に響く。

09/01 15:43
U2

およそ百ページと物質的には薄い本だがそのぶん内容は濃い。「包摂」以外にも価値形態論と社会契約論のアナロジーなどについても後学に資する示唆を得させてもらった。

09/01 15:57
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nonicchi
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「資本論」はもちろん未読ですが、何とか読み通すことが出来ました。フォーディズム、ケインズを経て台頭した新自由主義は、やりがいや感情生活まで商品化され、労働者同士の連帯を阻害し、閉塞感だけに覆われている今、資本の姦計を見抜くことにおいて、マルクスの資本主義分析ほど強力なものはない、ということは理解できました。
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あじぽん
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マルクスの入門書。1章でその経歴、2章で主著である資本論第1巻のエッセンスを紹介。最後の第3章で資本主義の肝である「包摂」のヤバさを説く。「資本の他者性」がしっくりきた。資本が資本を産む運動である資本主義にあっては、人間の善も悪も無価値なものである。ただ資本の増殖に寄与する限りで価値がある。その運動は地球上の全てを商品化しながら人間の生を呑み込んでいく。いつか破局を迎えるのであろうけど、資本主義の価値観が内面化した自分には他の世界への道筋が想像できない。科学的な環境保護が金儲けになる方法はないのだろうか。
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zk
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同じ新書で比べると、佐々木隆治『カール・マルクス 「資本主義」と闘った社会思想家』の方が内容としては手堅い気がするけど、この本は「包摂」概念に焦点を当ててたりするのが面白い 宇野派入門(?)として使える気がする
zk

ただ筆者は天皇制を容認してる人間な訳ですが…

07/26 00:49
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tuppo
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資本主義資本論とリヴァイアサンの対比が面白い。
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かめ
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資本は自己増殖する特性があるという文章を読み、投資家的な立場だとどうして長期的には資産が増えていくのだろうという長年疑問を持っていたのだが、マルクス先生はとっくの昔にお見通しだったのかとハッとさせられた。また、資本主義の中では経営者も労働者も資本主義という仕組みの歯車の一部に過ぎないのか。そして、社畜の会社員としては価値の源泉は労働であると知るとなんだか会社に搾取されているようで抵抗したくなってくるが、生活のために明日もいつも通りに職場へ出社です。
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J.T.
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Audible
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asmudm
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ネタバレ学生がブラックバイトを辞めない理由が逃げる選択肢がないことにより、資本主義の包摂の進度の強さを実感との著者の感覚に共感(自身も職場体験有)。マルクスの価値はこの資本主義に深く浸かった中で、客体化し、根源と課題を示し、問題をそこに置く力であるとの指摘はご尤も。資本主義の根源は生産性向上が永久機関として組込まれている点。技術進化が幸せをもたらすのは部分。構造にて資本国有や資本家の公正さを向上は本質的な問題解決に至らず(マシになると思うが)。著書紐解きの中の貨幣・商品の解説(他者介在/自然権の対比等)は秀逸。
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p31xxx
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ネタバレ包摂: 工場を出た後の生活にまで労働資本としての振る舞いが求められるなど、人間にかかわるあらゆるものが資本主義に覆い被されてゆくこと。/資本主義がメカニズムとして動作するとき、人間を個別に見ると正のフィードバックをしないことはあるだろうと思った。資本主義社会は縮小しつつも機能を失わないだろう。/ふと犬猫とのコミュニケーションは、資本家のための労働から離れた、資本主義に包摂されがたい、気軽なものになるだろうかと思った。(15歳未満人口より犬猫の飼育頭数が多いらしい。一方で令和4年統計の出生率は1.26)
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烏賊天
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マルクスは大学の時、経済学部でもなかったが、知的スノビズムで挑戦した。結果、岩波文庫の一巻目で挫折した。浅田彰氏を読んでみたのも、黒歴史だ。今でも、アメリカのリベラルアーツ系学部生には、必読書のようである。私は別の解説書に書かれていた、「下部構造が上部構造を決定する」とのテーゼは正しいと思っている。白井さんのこの著書でも難解なのには変わりなかった。「永続敗戦論」よりも切れがない作品だと思った。
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パトラッシュ
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産業の発展が即ち資本主義とされた時代には、マルクスの思想が有効だった。上部構造と下部構造、労働力の商品化と搾取など、資本主義社会の抱える矛盾や諸問題を分析できたのだから。しかしマルクス主義に基づく社会主義政治が失敗した結果、批判者を失い暴走した資本主義体制が一層奇形化したのも事実だ。こうした事態に対しマルクスの考えを参照し、人間らしい世界をつくる動きに関心を持とうと呼びかける主張は理解できる。しかしAI知能やゲノム編集技術が神の領域を侵すほどまで発展する時期が目前とされる今日では、もはや手遅れではないか。
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meòrachan
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少し誉めすぎというか,マルクス(主義?)側に寄りすぎな気がしますが,マルクスの考え方をコンパクトに整理して書いてあって面白く読めました.コンパクトすぎて自分が覚醒したのではないかってくらい,早く読めるんですが,同じくらいの厚さの講談社の別の新書の1/2のページ数でした.でも値段は100円違い.敷居を下げようという発想なのかな,と思うんですが,良いシリーズなので,別レーベルにできなかったのかと個人的には思ってしまいます.覚醒してなくて残念になっちゃったし.
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Eiichi Hara
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シロウト向けにかなり噛み砕いてくれているようなんだけど、それでも自分には難しかった。「資本主義もどん詰まり」という現代の生活実感を、19世紀の時点で見通していたんだからスゴい。労働者階級が「資本の論理を内面化」していると言われると、オレのことかとドキッとする。勉強になりました。
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nora_juonn
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「資本論」の「包括概念」は指摘の通り。
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鯉二郎
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デモクラシータイムスの「ニッポンの正体」という番組で本書が紹介されていたので読んでみた。工場労働者かつ賃金労働者の私は、マルクスによれば「商品」である。生身の人間なのに商品と呼ばれるのは嫌だが、本書を読み進むと自分が否応なしに「商品」として資本主義社会に包摂されていることに気付く。それを19世紀に見抜いたマルクスの慧眼には目から鱗が落ちる思いだ。これほど偉大な人物を敬遠していた私は無知だった。そして、難解な資本論を現代の労働問題(ディズニーランドの労災と居酒屋甲子園)を例に解き明かした著者にも感謝したい。
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Ex libris 毒餃子
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包摂概念が現代に置ける搾取の根源か。斎藤コミュニズムとは違う観点からのマルクスへのアプローチ。マルキシズムはやっぱり奥深い、
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みさと
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白井聡がマルクスを語る。資本主義がまだ現代ほどに力を持たなかった19世紀すでにマルクスは今日そして未来を予言していた。資本主義を根源的に分析していたからだ。資本主義はひたすら拡大し深化する運動体。個々の資本家や企業がどうとかに関わらず運動し続ける。全てを商品として取り込む。人間も、自然環境も、地球そのものさえも。取り込んだだけでは終わらない、取り込んだ対象を資本主義の運動に適したものへと作り変えてしまう。今や資本主義の価値観以外を考えることはできない。だからマルクスの根源的分析が問題に立ち向かう力となる。
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今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (講談社現代新書)評価56感想・レビュー48