形式:単行本
出版社:医学書院
ずっと「ケアをひらく」シリーズに含まれる本かと思っていたら、「弱さ」の捉え方や読者ターゲットなどが医療寄り、微妙に内容が同シリーズの理念とはなじまない、あとがきを見ると編集が白石氏でない、と違和感を抱いていたら、これは同じ判型でも無関係のものだった。「弱さ」の定義が「〇〇の代償」という形だと、実在論的な考え方に基づいている気がして、前著で書いていた構築論の立場とかどうなってしまうのか気になった。構築論の中で初めて現れる流動的な「弱さ」もあるのではないかと思いつつ、倫理とナラティブの結ぶところを今後に期待。
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