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君はなぜ、苦しいのか-人生を切り拓く、本当の社会学 (単行本)

感想・レビュー
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たまきら
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2023年出版。家族について取材を続けてきた著者だからこそ書ける、綿密な取材に裏打ちされたことば、そしてデータ分析にうなりました。日本の子どもたちの幸福度の低さを公害問題と比較し、社会に蔓延する息苦しさを見極めろとストレートに説くはじめのことばから結局変えられるのは君たちなのだ、と自立を促すおわりのことばまで、すべてに著者の気持ちが入っています。中高生にぜひ読んでほしい一冊です。ティーンズコーナーより。
0255文字
COPEN
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国内外の貧困や災害、教育問題などを取材し、執筆してくれているさっかさんであるが、歴史や背景など、中高生にもわかるように書かれている。なるほどそうだねと感心してしまう。内容は素晴らしいのだが、範囲が広すぎて、簡単に読むのは抵抗があるかも?絞ってもう少し小さいサイズなら読みやすいのでは?
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Mi Ann
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生きづらさがよく取り上げられる現代、なぜこのようになってしまったのかを歴史を紐解きながら分かりやすく書かれていた。この本を読んでもつらい気持ちは続くだろうが、知っておくと少しは楽になるかも。
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hayami
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自分が小中学生の頃、親によく「今の子は生きるのが本当に大変だと思う」と言われ、子供心になんやワレ、と思っていたのだが、自分も20代半ばになり全く同じことを(比較はできないが多分親よりも強い感情で)思うようになるとは。世界がグローバル化し社会は加速し続けるが、ついていけない人間の方が多くなっているのではないか、それはわかりやすい不適合ではなく、ただ普通に生きることそのものが。
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かしゃ
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貧困と格差、虐待、いじめ、マイノリティ―ー。子どもを取り巻く現状、それもハードなものにスポットを当てた一冊。ヤングケアラーについても書かれています。「不登校というのは休んだり、自分を見つめ直したりする時間だ」。この本が、必要な人たち(子どもたち)に届けばいいのですが。
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タバサ
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 ちょっと、何でこんなに大きな本にしてしまったのか。荷物の多い我校の生徒に持たせるには、大きいわ。これから社会に出る学生たちに向けたこの本、内容がさすがとても良いですが、現実とは言え、暗澹たる気持ちになります。大人も読んで、一緒に良い方向に進んで行きましょう!
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turtle
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石井さんの著作には珍しくグラフを多く使ってビジュアルに日本社会の変化を捉えられるようになっており、学校で多くの中高生に読まれるといいな、と思いました。貧困、格差、不登校、マイノリティ差別などの問題を知り、考えるきっかけになると思います。
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Koji Takahashi
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日本人は「他人を貶めることで幸せを感じようとする」人が圧倒的に多いと感じる。そこから様々な差別が生まれて、苦しむ人々が増える一方なのだろう。 ある人にとって加害者であっても、その人自身も被害者であったりもする。 今の日本は「総不幸社会」ではないだろうか? この書には「なぜ苦しいのか」を知ることで、まず自分は何ができるかを考えるヒントが散りばめられている。 私は人を不幸にして幸せになろうとは思わない。 他人の幸せを手伝えることを幸せと感じたい。
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(木々)
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ネタバレなぜ、今を生きる子どもたちはこんなに苦しいのか。その理由の社会的背景を、歴史を追い、統計のグラフなども用いて解説していく本だった。その理由を目の前の家族、友人、先生たち個々人に帰するのではなく、社会全体の構造から捉えることができるようになれば、今とは異なる視点を手に入れることもできるようになるかもしれない。何が問題なのかが理解できれば、解決への新たな道筋も見えてくる…かな。
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walnutandcoffee
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ネタバレ今を生きる日本人を取り巻く環境の変化が平易な言葉で分かりやすくまとめられていた。高校生くらいの子までを対象にしてるのかな。ヤングケアラーや不登校・いじめ(若者の問題行動)の複雑な背景や政府の取り組みに対する批判(政策として対症療法的で根本的な問題解決に着手してこなかった)、情報化とグローバル化によってもたらされた経済格差、選択肢の中から選ぶ重要性&自発性が格差を乗り越える原動力になるetc. 子を持つ親が読めると役に立ちそう。
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ひそひそ
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タイトルの君は中高生なんだろうけど、ルビがほとんどない……とても訴えてくる内容だけど、これじゃなかなか読めないんじゃないかな、ともったいない。誤字もあるし。不登校要因の「雪だるま式」「閉塞型」「自己不確立型」は特に腑に落ちた。
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あしぶえ
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君は日々、息苦しさやつらさを感じてはいないか。それは君の責任ではなく、ここ30年で大きく変化した日本社会が産み出したんだ。図表や実際のケースを示しながら、個と社会のつながりを説く。工夫され非常に分かりやすく、著者の中高生に対するリスペクトが眩しい。
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紫陽花
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現代の子供たちはなぜ生きづらいのか、なぜ苦しいのか。その理由を子供たちに語りかけるような文章でしたが、大人が読んでもとても参考になる本でした。社会が変わり、格差が広がり、家族のかたちも変わっていく。子供の頃の経験がどれほど人生に重きをおくのかということを、表やグラフ、事例をもとに語られているので、とても分かりやすい内容でした。
紫陽花

まきさん

05/28 12:06
紫陽花

とても良い本でしたので、ぜひ読んでみてくださいね。

05/28 12:07
3件のコメントを全て見る
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英
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子供の自殺率が過去最高。政府は少子化といって騒ぐが打つ手なし(むしろ酷くなっている)。子供や若者が苦しもうが放置。読んでる途中だけど、今の若者たちの環境が見えてくる。そりゃ大変だわ。
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shigetton
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社会の基本的な単位は、「家族・家庭」と考える。家の外に出て、他人と円滑な関係を築ければ良いが、駄目なら家という“緩衝地帯”に戻ってくる。そこで親兄弟からのアドバイスを受け、また外に出てチャレンジする。子供時代のこの経験の有無の差は大きい。90年代以降の格差の拡大が、家族・家庭の在り方を根底から揺るがしている。苦しいはずである。
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ちい
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生きづらい人達の背景や社会問題を知ることができたが、果たして、その当事者達に、この本が行き渡るだろうか。彼らがこの本に辿り着く事ができたのなら、それだけで幸運だと思う。 周囲の人々の理解が追いつき、充分な福祉が整うのを待つのは、果てしなく時間がかかる。どうすればいいのか。やはり学びが必要だと思う。 学べる環境があり、学びを吸収できる者が率先して、小さい力でも、理解を深め、子に教え、温かな心や態度を伝染させる。それくらいしか思いつかない。 正論をかざしても、その通りにできないから苦しいのだろう。
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夜間飛行
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中高生向け。ではあるが、こどもが直面する日本社会の困難について平易な言葉で説明されているので、大人にもオススメ。こどもたちが人生を諦めないために、こどもたち自身が、周囲の大人が、社会そのものが、それぞれできることを考えないと。
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読特
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子供に呼びかけるような文体。大人が読んでも十分に参考になる。ヤングケアラー、児童虐待、不登校...。その背景と構造をわかりやすく解説してくれる。・・・一人では弱いはずのヒトが他の生き物に打ち勝ち頂点に立てたのは、群れることができたから。共同で知恵を出し合い過酷な自然に立ち向かう。そこには秩序が必要となる。団結の乱れを排除するのは自己防衛のため。いじめは生存本能が生み出すこと。食欲・性欲・睡眠欲。欲求を理性で制御することで文明は成り立ってきた。咎めるのは唯一の方法ではない。いじめもきっと撲滅できると信じたい
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まゆまゆ
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現在の日本社会に蔓延る息苦しさの正体を知ることで、自身のこれからの生き方について考えることを伝えることを中高生向けに書かれた内容。これまで個人商店を中心として地域の中で包括されてきた人々の生活がバブル崩壊後に脆くも崩れ去った。個人として社会と接しなければならなくなったことで、ふとしたことで負う可能性のある数々のリスクと隣合せで生活しなければならなくなってしまった状況そのものが息苦しさの正体ではないか。
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●●
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ネタバレ良書です、お勧めです。今の日本の小中高の閉塞的学校教育制度、どうにかしないと、国の衰退は止まらないなぁ…。画一化を旨とし、多様性を否定してるし。大学進学だけが道ではない。いじめは多い。悪質で多過ぎる。犯罪と言っていい。体感では8割は経験してるのでは。暴力と教師の隠蔽。まずは、ビジネスの世界と同じように、ユーザー・子どもを中心に、そのためを考えないと。そしておうち。非正規雇用・貧困が元凶かな。
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くまこ
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児童書コーナーで、自分の子供のための本を探していて見つけた本。現代を生きる子供たちを取り巻く環境で、辛くなる要素をひとつずつ説明している。その要素一つ一つが重く解決困難なように思えて、読んでいて辛かった。要素ごとに、作者が取材した人を例示しているので、とても入ってきやすい。学校の授業で扱ってくれてもいいのにと思うほど良い本。岸田首相の「異次元の政策」を作る人も、ぜひ読んで欲しい。
ちい

はじめまして。 くまこさんのおっしゃる通りですね。ぜひ、学校で教えて欲しい内容ですね。そして、それぞれの子どもたちが、もしも自分だったら…と、一度、自分ごととして、想像してみて欲しいですね。

05/11 21:18
くまこ

ちいさん、はじめまして!コメントありがとうございます。対処法なども一緒に学べたら、いいですよね。子供たちの未来が少しでも明るいものでありますように。

05/14 11:34
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ほんメモ(S.U.)
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日本の精神的幸福度は、先進国の中でワースト2位だそうです(ちなみにワースト1がどこか気になったので調べたところ、トルコでした)。その原因となる歴史的背景、社会的背景、いじめはなぜ起きるのか、などについて、具体的な事例や俯瞰的なまとめを盛り込みつつ紹介している一冊です。差別やいじめはどこの国でもあるし、暴力が顕在化していた時代からネットいじめの時代に移っている事なども日本だけではないはずですが、人と違うことに対する反応(同調圧力)が日本ならではの背景なのかなと思いました。子どもの自殺は無くなって欲しいです。
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K1
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人間の生存戦略として集団の形成がDNAに組み込まれていて、集団の目的の実現が危うくなるような構成員を排除しようとして、いじめにつながる。集団の原理で動いているので、悪いとの認識がないーに納得。大人だって感じている息苦しさの正体を知って、生きづらいと感じている子どもたちを「自己責任論」で切り捨てないためにも多くの人に読んでもらいたい。
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tomoaoso
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児童向けに書かれているけど、大人が読んでも大丈夫。 聞いてる方が生きづらくなるくらい、世間では「生きづらい生きづらい」と言われてウンザリしていたけど、この本を読んで自分は自分の生きづらさに気づいてなかった事を知った。 自分のダメな所は努力不足じゃないとわかった。
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君はなぜ、苦しいのか-人生を切り拓く、本当の社会学 (単行本)評価80感想・レビュー24