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せんそうがおわるまで、あと2分

感想・レビュー
77

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にゃるねんnnn
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絵本だけど、戦場の場面はなかなか表現も具体的なイラストで厳しい史実をきちんと突きつけてくる。実際にあったエピソードを元に描かれた物語。2分。短いと感じるのか、永いと感じるのかはその時々によって変わるけど、人の命運を隔てた重い永さ。戦争を知らない世代も、どのような媒体でもかまわないからこの理不尽さをきちんと理解してほしいと切に願う。
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えんぴつ
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★★★★☆
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読特
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学校に2分の遅刻で先生に叱られる。始業時間に2分遅れて到着し休暇扱いとなる。電車の発車に2分遅れて逃してしまう。後2分で解ける問題が答えを埋められず試験に落ちる。調理時間、火を止めるのを2分遅れて煮立たせてしまう。待ち合わせに2分遅れてふられてしまう。…2分という時間は短いようで貴重なもの。1918年11月11日10時58分。第一次世界大戦の終了2分前に戦死したカナダ兵がいた。後少し、もう少しと悔んでも命は戻らない…。現在進行中の世界の戦争。少しでも早く止めよう。わずかな時間で救われる命がたくさんある。
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tan
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ネタバレ第一次世界大戦、カナダで同じ日に2分違いで生まれたジムとジュールの2人の視点から描かれる絵本。ジムはいつも先頭で、ジュールはいつも2分ちこくする。結末はタイトルのとおりに。100年以上前の戦争のおろかさと悲しさ、それが今もまだあることを考えさせられる。
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Comit
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市立図書~第一次世界大戦をカナダ視点で描いた絵本。戦没者の追悼と反戦のメッセージが込められています。毎日たくさんの人の命が失われていく戦争。戦争で失われた命は戻りません。生き残った者も今までの生活には戻れません。戦争は愚かだと、悲しみしか生まないと、誰もが知りながら、世界から紛争はなくならない…とても悲しい事実です。
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yuppi
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ジムとジュールは隣同士に住んでいて生まれたのも同じ日で2分違い。先に生れたジムをジュールは何時も追いかけていました。ある日戦争が始まり、戦争が終わる2分前にジムは打たれてしまいました。戦争によって受けたショックや悲しみを みな心に抱えたまま生きて行くのです。世界では同じことが繰り返されています。/第一次世界大戦跡に咲いた赤いポピーの花は、追悼の思いと反戦の象徴で、イギリスでは11月11日をリメンバランス・デー(戦没者追悼記念日)として赤いボビーを胸につけ、亡くなった兵士を偲ぶとありました。
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timeturner
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隣り同士の家で同じ日に2分違いで生まれたジムとジュールスは赤ん坊の頃からずっと仲良しだった。第一次世界大戦が始まるとカナダ人の二人も英軍兵士として戦場に行った・・・。クウェンティン・ブレイク風のユーモラスな絵で、敵も味方も無残に殺されるようすが描かれ、恐ろしさが増している。戦争の残酷さ、理不尽さには言葉を失う。
洋書好きな読書モンガー

終戦を知っていたからこそ、終戦後を考えて手柄を欲しがる上官(ルメートルの「天国でまた会おう」に出て来るような)実際に居たんじゃないかな。

10/22 11:17
timeturner

悲しいけれど、そういう上官もいたでしょうね。もちろん、その反対の上官もいたはずですけれど……

10/22 12:04
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たまきら
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ネタバレ読み友さんの感想を読んで。いつも優秀な親友と、2分だけ遅れる彼。その2分がこんな風に運命を分けるなんて…。淡々と書かれていますが、深く胸を打つ絵本です。アメリカではVeteran's Day Poppyといって戦没将兵のために深紅のケシの花を供えますが、カナダも一緒だとは知らなかったので調べたら、Remembrance Dayと言われるカナダの祝日だったんですね。世界中どこにでも終戦記念日があるという現実が辛いです。
たまきら

「戦争はまるで人間を飲み込む大きななべでした」という表現、心に刺さりました。まさに、まさに。

09/18 06:49
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さくらこ
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ネタバレ同じ日に同じ村で生まれた幼なじみのジュールとジム。ジムはジュールより2分早く生まれ、いつもジュールより早く強く生きてきた。第一次世界大戦がはじまり、2人は兵隊に行くのだが…。▼あと2分あれば、ジムの悲劇はなかった。戦争が終わるのに、まだ、戦うのはどうして。なぜ、ふたりは戦いに行ったのだろう。今もこの世界では、戦い続ける兵士がいて、巻き込まれる市民がいる。戦争ってなんだろう。裏表紙には、ウクライナの花であるポピー(ケシ)が、静かに咲いている。
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あられ
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先日自分が書いたレビューに少し違和感をもち、再読 日常の先にあった戦場に、ジムと、ジムに2分遅れて生まれた親友のジュールは、戦争がどういうものか体験する しらみだらけで、ネズミ捕りがうまくなって 11月11日11時に終戦と決まったのに、その時間まで戦い続けなければならない 国のため?ルールのため? 生き残ったジュールが思ったこと それを考え続けたい
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とよぽん
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この絵本は、落合恵子さんが紹介していらっしゃったラジオ番組で知った。ジュールとジムの、第1次世界大戦のお話。イギリスの自治領だったカナダで生まれ育った2人は、軍隊に入りドイツとの戦争に。「戦争は、まるで人間を飲みこむ大きななべでした。」と、悲惨で苛酷な果てしない戦争の描写が続く。そして、タイトルの意味が終盤で明らかになる。戦争が終わっても、心が傷ついた兵士はもとの市民にもどれない。スヴェトラーナ・アレクシェーヴィッチの著書に記されたロシアの元女性兵士たちの話もそうだった。
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あられ
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こんなことがあっていいはずがない 国は民のためにあるもので、民が国のためにあるのではないはず まっすぐに国に従った人が、こんなことであるならば、2分 淡々と物語は進み、その後も語られる 絵柄もあっさりとしていて、さらっと頁を追うことができた
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イヴ
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強く、すばやく。人々のお手本のようなジムと、のんびり屋さんで怒られてばかりのジュール。正反対でも大親友の2人を巻き込む歴史の大きな波。優しい文体と絵だからこそ彼らがたどった運命の残酷さが際立ちます。今も世界で彼らのような人たちが生まれ続けていることを思うと胸が痛みます。
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Mer
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言葉が出ないよね…本当に戦争って。赤いポピーの花の意味も。あとがきも。
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ケ・セラ・セラ
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命令には従わなくてはならない、必要とされているから敵をやっつけなくてはならない。毎日続く悲惨な状況、殺し合い。戦争を始めるのも終わらせるのも偉い人たち。こんなふうに生死を分ける、終戦間際に命を落とした人たちが世界中にいる。亡くなった兵士も、生き残った兵士も、家族も、全ての人々が人生を奪われ心に深い傷を負う。こんな馬鹿げたことが今も続いていることが本当に腹立たしい。可愛らしいキャラクターがよけいに悲しくて苦しくて。
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菜穂
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2分が恨めしい…。兵士や国民の状況、癒えない傷など言葉は簡潔だけど、戦争の悲惨さがすごくよく伝わってきます。読み終えてしばらくは言葉が出てこず、ただただ涙でした😢
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青(蜂)
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こんなに馬鹿らしいことって、ないと思うんだ。
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みさどん
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どこまでも仲良しの二人、ジムとジュール。2分違いで生まれ、ずっと一緒。流れに乗って兵隊になり、淡々と業務をこなしていく。シュールでもありアニメのようで、絵が明るいけれど、驚く結末。あと2分で終わる戦争で最後に命を落とす記録に残る人となる。戦争はどこまでも残酷なのだ。戦禍にいた人たちは本当につらかっただろうと思える。なのに戦争は現代でもあるじゃあないか・・・。
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Cinejazz
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〝ジュ-ルとジムは、同じ日に、同じ町で生まれた幼なじみ。 ジュ-ルより2分早く生まれたジムは、ジュ-ルより速く、強く生きてきた...第一次世界大戦が勃発し、2人は入隊した。しかし戦場は華々しい処ではなく、泥まみれで惨めなものだと思い知らされる...やがて、長く続いた戦争の終結を、11月11日11時と決定されたが、その時間前まで2人は戦場で戦うことを命じられていた。そして戦争が終わるまで、あと2分となった時・・・〟実際の出来事から着想を得て作られたという、悲惨な戦争を伝える心に深く突き刺さる絵本。
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れもん
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ネタバレ図書館本。戦争について描かれた絵本。これは子どもだけじゃない、大人にも読んでほしい一冊。平和な日常を送っていたジムとジュールが、戦争に飛び込んでいく。捕虜になった人たちを見て「羨ましい」と思う気持ちに、とても胸が痛くなりました。戦争が終わっても、心は傷だらけ。その治らない傷を隠したまま生きていく人たちのなかでは、戦争は終わったものではないと思います。日本も他人事ではないですよね。過去の戦争も、そしてこれから起きるかもしれない戦争も。
gorico

絵本というのが素晴らしい。子どもだからこそ読むべき内容ですもんね。戦争に理屈の入る余地などありません。とにかくダメなものはダメ!その考えを、子どもの柔らかな心に刻み込むことが大事なんだと思います。

05/04 09:22
れもん

MsGoricoさん⭐この絵本は実話をもとに描かれたものらしいので、こうゆう絵本こそ、子どもたちに読んでもらいたいですよね。

05/04 16:07
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lovemys
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戦場にいるということは、こういうことなんだろう。何年も戦うためにそこにいて、撃たれるとわかっていて走っていって。食べ物も気晴らしもなく、休まる時間もない。そしてその時の経験は、戦争が終わったからといって消え去るものではなく、心の傷となって永遠に残る。それでも戦うことが必要ですか?
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やどかり
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ネタバレ些細なきっかけで生と死が分かれる。そもそも戦争さえなければよかっただけの話。いつも死と隣り合わせなのは、兵士や国民。残された者の死ぬまで抱えるであろう痛みも感じる。戦争が始まる前の何でもない日々と戦中の生活の対比が、平和な毎日がどれだけかけがえのないものだったのかを浮き上がらせる。
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ヒラP@ehon.gohon
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【再読】大人のための絵本
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koppepantaro
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優しくて可愛らしい絵と、どうしようもない残酷さ。 「戦争を教える」ことの難しさを突きつけられるような作品に思える。取り返しのつかない2分が、終生横たわり続ける静寂。癒えない傷を、抱え続ける孤独にただただ切なくなる。誰が人なんて殺したいのだろう?全部放り出して皆んなで逃げてしまえれば良かった。ジムも、ジュールも、おじいさんも。
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ムーミンまま
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ネタバレ日本でも、ひたひたと戦争に向かう嫌な足音が聞こえてくる今だからこそ余計に刺さる。画風は柔らかいのに、戦争は愚かだと誰でもわかるような力強い絵本。みんなに読んでほしい。
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よみよし
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心がズキズキする。色々な理由があって戦争が始まるんだろうし、それぞれが正義だと思ってるんだろうけど、そのために生まれたわけじゃないし。月並みな言葉だけど、平和を次の世代に残したいと強く感じた。
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cream
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県立図書館本。 たぶん映画一本できちゃうくらいの内容を、優しい画風で引き算して描いてある。そのぶん残酷さが抽出されて伝わってくる。 1945年8月14日夜の、土崎の空襲のことを思い出す。あと、なぜか「モモ」も。
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モミ
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第一次世界大戦での実話をもとに描かれた絵本。大人の方が刺さる内容だと思います。世界中が良くない方向へ向かっているような今、日本もいつまで平和でいられるのだろう。
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コンチャン
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実話を元にした内容ということで、戦争の悲惨さが絵本によってさまざまな世代に伝えることができるという意味では良い本だと思います。
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Chiyo K.
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ネタバレ同じ日に2分だけの時差で生まれたジムとジュール。仲が良く何をするにも一緒だが、ジュールはいつも2分だけ遅れる。そんな二人が兵隊となって対独戦線へ。同じ部隊所属、でも常に先に勇敢に突撃するのはジム。二人の運命は分けられた。素朴でちょっとユーモラスなイラストは親しみやすい。しかし塹壕戦の過酷さや肉弾戦の恐怖とトラウマの描写は妙にリアルだ。なんて残酷なんだ。戦後の描写は簡潔だが、常に友人を思い、心に傷を負って過ごした数十年が思いやられる。
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のんたろう
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ネタバレ2分違いで生まれたジュールとジム。先に生まれたジムは何をするにも速くて強かった。それでも二人は仲よく育つ。第一次大戦がはじまり兵隊になった二人。戦争が終わるまであと2分というとき、ジムは命を落とす。それも話し合いで終戦時間が決まったあと。攻撃を即時中止にしてくれていれば。おはなしはジュールの帰国後も続く。「兵士からふつうの市民にもどることはかんたんではありませんでした。」巻末の作者の言葉に、第一次大戦に従軍したおじいちゃんに戦争のときのことをたずねたエピソードがある。戦争が終わっても、心の傷はずっと残る。
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lemonade
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カナダでの実話を基に書かれたこの本。 日本では、 1945年8月14日に せんそうが終わりました。 以前、知覧に行った時にも思いましたが、 当時の戦中の時代に生きていた人たちは、 近い未来いつかはいなくなってしまいます。 映画や小説で当時の事を知る事はできますが、 その時代に生きた人の声を忘れずに 後世に引き継いでいってほしいと思いました。 そして最後に、、 世界中でせんそうが無くなりますように。 切に、願います。。
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みちあ
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ネタバレタイトルから推察できる通りの結末だった。最後の一文については色々考える。後二分……と思う一方、最後だからこそこうして伝えられたのだろうとも思ってしまう。3日前に亡くなった人も一週間前に亡くなった人もいただろうに。
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mogomogo
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時勢に合った絵本だと思いました。あと2分戦争が終結すればジムは死なずに済んだ。切なく悲しいストーリーです。いつの世も戦争は理不尽なもの。 あとがきで著者がおじいさんに「ドイツ兵を何人殺したの?」と質問した時に「もう二度と訊くな」との答えにおじいさんの悲しみと心の傷の深さを感じた。
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まみむめもーめんと
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第一次世界大戦が終わる2分前に戦士したカナダ兵。戦争で亡くなった兵士、友を亡くした兵士。戦争は全てを奪ってしまう。平和主義の憲法を維持することを望みます。
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わむう
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実際にあった出来事を基に描かれた絵本。1918年11月11日11時に第一次世界大戦が終結する2分前に戦死したジョージ・ローレンス・プライス。ジョージと2分違いで生まれた仲良しのジュール。幼い頃からずっと一緒に過ごし、戦場でも一緒に戦った。終結することが決まっているのに兵士を戦場に向かわせた両軍に憤りを感じます。終戦後、ジュールは転職を繰り返し、時計職人になる。ジュールが作る時計は、不思議といつも2分遅れていたそうです。
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みつばちい
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クレヨンハウスの店員さんにオススメされて購入。2分差で生まれた仲良しのカナダの2人。成長し、ドイツと戦うため兵隊へ。やがて戦争が終わることになるが、、、実際に戦争が終わる2分前に亡くなった方がいることが最後書かれていて、戦争の虚しさをすごく考えさせられた。
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しげ
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人間を「ひとりの人間」として尊重せず、ただただ駒として使い捨てにする「戦争」は、問題解決の手段としてどれほど野蛮な愚策であるか。それを思い知るような絵本でした。
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読書は人生を明るく照らす灯り
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訓練を受けている時、何も悪いことをしていないのに、厳しく叱責されるのはなぜ?というシーンが心に残った。 なぜ、朝5時にすぐに知らせなかったのか?2分の違いで犠牲者が出た事に憤りと悲しみを感じる。 悲惨な歴史を絵本で学ぶ事はとても大事。忘れてはいけない事実
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いちご
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'23 新聞の紹介記事で知った絵本。戦争って攻撃の中止時間まで続けるものなのか? 競技でもないのに。「戦争は、まるで人間を飲み込む大きななべでした」という一文が言い得て妙で、自分みたいな一市民がそんな大きななべから逃れられるのかと怖くなる。たった2分が生死の分かれ目になることは、戦争以外のことにもあるだろうけど、あえてわざわざリスク増やすようなことを人為的に起こさないでほしいと願うばかり。
いちご

訳者のあとがきによると、絵本を開くと目に飛び込んでくる赤いポピーはヨーロッパの戦場跡に咲いた花で、追悼の思いと反戦の願いの象徴で、終戦日の11月11日が近づくと人びとは赤いポピーを胸につけ、亡くなった兵士たちをしのぶのだとのこと。私は赤色が戦争で流した人びとの血の色と重なった。

09/19 10:33
いちご

2023.4.5刊。

09/19 10:34
0255文字
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