形式:ライトノベル
出版社:オーバーラップ
形式:Kindle版ライトノベル
ディーくんと、珍しくシンプルにかわいい女キャラのカーヤの王道カップル良いっすね。初々しくて。 シンプルにジークとエーリヒの関係性も好きで、特に感じたのは報酬を三等分するシーンでエーリヒは打算、ジークは義と矜持で同じ結論を出してたシーンが良いコンビだなってなって思った。 最後の故郷の吟遊詩人シーン、冒険のスタートとしてめっちゃ良いラスト。
二通りの主人公のタイプのストーリーが読めるとはなんと贅沢、いやしかしジークとはちゃんとPTなのね、ディートリヒみたくお世話してるような関係になるかと思ったら戦友みたいになっちゃって頼もしい、エンディングのぶち上がり具合も実に良きで今回も満足、次巻も楽しみにしたいです。
ブログ感想→https://yuukimasiro.hatenablog.com/entry/2023/04/29/223623
ブログにて感想増量版 https://yamata14.livedoor.blog/archives/53452305.html
前者は彼女の特異性と有能性を、後者はこの作品では珍しい甘酸っぱいエピソードでよかった。彼の何気ない一言のお陰で人間にしてもらったとかね、大好物すぎる。彼の方は彼の方で、彼女を自分の夢に巻き込んでしまったという負い目から、惹かれているはずなのにあと一歩踏み込めていない感じが尊すぎるなと。これ、二人が退場してしまったら立ち直れないぞと思いながらクライマックスへ。正直、ボスの力不足感は否めなかった一方で、経験点をつぎ込んだ奥義で、一刀のもとねじ伏せるのはTRPGの醍醐味だと思うので良かった。
エンディングも言うに及ばず。今回のヘンダーソンスケールは、辺境伯の配下の騎士となったエーリヒ。貴族を舐めた末路がこれなのは全く笑えないし、やっていることのしょっぱさもこれまでのヘンダーソンスケールで一二を争う感じになっているのが切ない。だが、ディルクと友好的な関係を築いたまま6年の歳月が流れているところにはなんだか胸がいっぱいになった。特にカーヤ嬢の恋が成就しているところが素晴らしい。最後に表紙のナンナ。うっかりヘンダーソーソンスケールが生えてきそうなほどいいキャラデだと思うので次巻以降、是非とも…
おまけのヘンダーソンスケールについては、物足りなかったか。騎士となるエピソードはツェツィのときにやったし、あちらは吸血種の従僕としての振る舞いがよかっただけに、今回なし崩し的にマルスハイムの火消し役ってのは物足りない。ジークといっしょに竜騎兵になって大暴れとかのほうが夢があったかな。
メロンブックス購入特典書き下ろしSSリーフレットは「頭蓋の中の地獄と天国」で、エーリヒと対面した時のナンナの話。特約店向けの書き下ろしSSペーパーは「悪魔の知識」でカーヤの話。
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ディーくんと、珍しくシンプルにかわいい女キャラのカーヤの王道カップル良いっすね。初々しくて。 シンプルにジークとエーリヒの関係性も好きで、特に感じたのは報酬を三等分するシーンでエーリヒは打算、ジークは義と矜持で同じ結論を出してたシーンが良いコンビだなってなって思った。 最後の故郷の吟遊詩人シーン、冒険のスタートとしてめっちゃ良いラスト。