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コミュ力は「副詞」で決まる (光文社新書 1253)

感想・レビュー
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わたえみ
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ネタバレ読み手に配慮を示す副詞:「わざわざ」「せっかく」「さすが」「あいにく」「本当に」「たいへん」「誠に」「深く」「厚く」「謹んで」「心から」「重ねて」「あらためて」「どうぞ」「どうか」「くれぐれも」「なにとぞ」「ひとえに」「おかげで」「さぞ」見返すためにメモ!
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すのさん
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副詞は話し手の基準や価値観を映し出す。最近よく耳にする「普通に」という副詞についても解説があり、副詞が時代や期待値の変化によって評価的な意味を変えるという点が興味深かった。まさしく、時代の変化や個人の認識を映し出す鏡のような品詞である。また、副詞は自分でも意識していない感情や判断を浮かび上がらせる役割を持つ。普段何気なく使っている言葉の裏にも自分の認識の枠組みがある。言葉選びをより意識したくなるとともに、他者の副詞に注目することで、相手の価値観や心理状態を読み取るヒントにもなると感じた。
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べりちゃん
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「副詞」とは話相手の先入観の反映…個性 思考のクセが表れるので気をつけてみる「まあ・・」「ちょっと・・」「もう・・」…言語情報において話し手の主観や評価というものは~ただどうしても聞く人によって解釈にズレが生じやすかったり 話し手の主観を一方的に押し付ける結果になってしまいがちなことは知っておいた方がよい
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キヒロ
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若い頃、論文に「Aの割合は〇%もあった。」と書いたら、指導者に「『も』は抜きなさい。」とたしなめられたことを思い出した。/本書より「副詞は、語ろうとする事態を話し手が主観的に捉えた表現です。」副詞の使い方で事実の伝わり方は変わると再認識させられた。センスのよい副詞を使いこなしたいものだ。第10章の藤井聡太と周囲の評価は面白かった。
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こっしゃん
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20240711読了。⭐️⭐️⭐️⭐️☆。副詞の教科書。どう使う、どう使えばよいか、というマニュアルではなく、こういうものがあるよ、こんなふうに変わってきてるよ、という解説です。勉強になりました。
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カレー好き
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最近コミュ力が低下しているなと思い、タイトルで手に取る。副詞の種類の多いこと。これだけ多くの副詞を巧みに使い分けられることができれば、表現豊かな会話術が身につくのでしょう。普段は口癖のように同じ副詞ばかり使っているなーと思う。でもタイトルから想像していた内容ではなかった。
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ぽんぽこぽん
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タイトルから想像したイメージとは異なり、副詞の解説書という印象。個別の内容自体はなるほどという感じであったが、それを活かせるまで落とし込むのに距離を感じて、途中から流してしまった。イチローの「ちゃんとやってよ」のエピソードは印象的で、副詞が背景や文脈によって大きく効果が変わりうるということは頭に入れておきたい
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トナク
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価値観や心情が反映しやすい品詞であることが分かりました。
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Kaopn
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実践的というより文法書みたいで読みにくかった。
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oooともろー
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副詞の奥深さを堪能。使い方を間違えると危険な副詞。政治家の使う副詞は確かに信用できない。
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からくり
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極論を言えばSとV、その他OCがあれば言葉の意味は伝わる。では、副詞がなぜ必要かといえば、自分が考える細かいニュアンスを相手に伝達するためである。副詞は自分が感じる感覚、尺度を伝えるためにかなり役立つ。そうした副詞を話の骨子に的確に挿入していくことで、自分の意図をより繊細に正確に伝えることが可能となる。副詞を使いこなせば伝達能力は向上するし、文章の表現も多彩となり面白さが増す。そういう意味で、タイトルにある「コミュ力」は間違いではないと思う。ただ、個人的にはタイトルセンスは微妙。
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yyrn
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副詞について、実に多彩な角度から詳しく論じている本で、ふんふんと納得しつつ読み終えた。が、たぶんすぐ忘れてしまうので、具体例を列挙してもらっただけで十分かもw。確かにこれらを使いこなせれば会話も文章も間違いなく魅力はアップするだろうw(逆に副詞の入っていない文章はまるで役所からの通知文か?)▼目次と各章に登場する主な副詞)①副詞とは何か(やっぱり)、②副詞の多用(ホントに、もう、まあ、ちょっと、けっこう)③情態副詞(ちゃんと、しっかり、きっちり、どんどん)④程度副詞(超~、とても)⑤予告副詞(ぜんぜん)⇒
yyrn

⑥検討副詞(ぶっちゃけ、なるほど、たしかに、案外、意外に、とくに)⑦副詞と印象(一生懸命)⑧副詞と配慮(わざわざ)⑨副詞と文体(すごく、とても、きわめて、ある意味、逆に、適当に、ほぼほぼ、まだまだ、ついつい、都度、結果、原則、究極、鬼、くそ、ど、ばか、いっつも、とっても、すんごく)⑩副詞と社会(せっかく、ちょっと、いつの間にか、知らんけど、めっちゃ、まるっと)⑪副詞と世代(マジ、ガチ)▼「一生懸命」が副詞だなんてちょっと驚くが、役割を考えればなるほどか。

01/20 16:11
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はづきち
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職場の図書館にリクエストした本。国立国語研究所の石黒先生の著書です。副詞は話し手の主観が表れていることが多く、どんな副詞を使うかによってその内容が本心なのかまでわかる。日本語は述語が最後に来る言語だが、陳述副詞などを使うことによってそのあとに来る言葉や内容がわかりやすい。コミュニケーションは副詞の使い方によって決まる。 副詞をこんなに細かく分類しているのに驚いたけど、その一つ一つを丁寧に学べば適切な副詞を使えるようになるはず。最後の章で「ガチ」「鬼」など最近出現した副詞を、考察しているのが面白かった。
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きっちょ
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斜め読み。所々出てくる例文が良い。岡田監督のオノマトペとプロ棋士たちの藤井聡太への評価が面白い。でも内容はコミュ力というより副詞全般の解説に近い。
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みかんトンカチ
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副詞を使うことで、自分の感情をより伝えられることが分かった。この本を読んでから日常生活を振り返ると、確かに副詞にあふれており、副詞を効果的に使うことが重要だと感じた。
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乱読家 護る会支持!
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⚫︎我々は日常生活で、沢山の副詞をつかっている。「めっちゃ」「やっぱり」「じつは」「なるほど」「ぶっちゃけ」「あいにく」など。 ⚫︎副詞は、話し手(書き手)の気持ちをもっともストレートに伝える要素であり、聞き手(読み手)は、副詞に敏感に反応する。。。。 Eメール、LINE、SNSなど、文字でのコミュニケーションが多い現代社会。 堅苦しくなく、気楽に本音を伝え合うには、文字のコミュニケーショに、積極的に副詞を使うのがいいようですね。
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sun12
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タイトルからイメージしたものと違い、久しぶりに教科書を読んでいるような気分になった。「コミュ力」というゆるい言葉とはまるで違うアプローチだが、確かに副詞の使い方によって人柄の印象が大きく異なることを改めて認識した。特に8章「副詞と配慮」は耳が痛かった。さらっときついことを言いがちな自分には非常に勉強になることばかり。オノマトペ含めてこれほど豊かな言葉を使う国に生まれたのだしね。ヘップバーンの「魅力的な唇であるためには、美しい言葉を使いなさい。愛らしい瞳であるためには、他人の美点を探しなさい」を思い出した。
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はと
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この手の本はほとんど読まないのだが、思っていたのと違った。もっと実際に役立つ即戦力になる内容だと思っていた。正直、実戦には役にはたたない。
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黒とかげ
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うーん。本を売るための努力は涙ぐましいが、読んだからと言って別段コミュ力が上がる気はしないなぁ。そもそも内容が副詞の説明で対人に特化した内容ではない。題名から期待した内容ではない。
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あいあい
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語学的にはさほど重視されることのない「副詞」というものを体系的に整理、解説し、さらに、その使用の仕方に至るまで、微に入り細を穿って語ってくれる、これは名著! 副詞とはかくも豊かで深いものだったのか! 副詞のことがほんとうに好きになると共に、心から大切にしようという気になった。
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ヘビメタおやじ
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副詞を文法的な形で捉えるのではなく、伝える内容から規定する考え方が実際の言語使用に沿っていて納得できました。初めは形容詞の連用形まで副詞に含めるのに抵抗を感じましたが、読み進めるうちに視点が変わってきました。副詞が、発話者・筆者の主観の軸を基に使われるということは、今まで意識してこなかったので驚きでした。そして、副詞にはその人の評価がにじみ出るという恐ろしい知見を与えてくれました。例文も豊富で、副詞の多面的な面白さを実感できました。
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わんわん!
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副詞は薬。用法・用量を守って正しくお使いください。
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K
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(202304,815.6)副詞遣いに性格が出るという話。口癖って怖い(書き癖も)。そんな視点があったのね。「コミュ力」とかタイトルにない方がいい気もするけど・・・。広末さんの「本当に本当に」連呼もまさにそうだなあなどと
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AKN
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副詞はなくても良い表現をあえて入れているために、聞き手が特に注意を向ける表現。その意味では副詞は効果的な表現と言える。しかし、政治家の発言が炎上した例にあるように、本人も意識していない思い込みが副詞に現れてしまう危険性もある。論文、レポートで、副詞はできるだけ控えるように指導されるのは、客観的であるべき物の見方が先入観にまみれてしまうからである。
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あさ
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副詞にまつわるあれこれ。定義や代表的な使いようを取り上げていて、語り口調も読みやすかった。世代語が広く使われるにつれて共感性が消費されて違う言葉が生まれていくなど納得感あり。タイトルで期待した、少しチャラめの「コミュ力」の話にはならなかったが、これはこれで面白い。
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vinvin
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ネタバレコミュニケーション向上の鍵となる副詞について、その分類と機能から使い方の勘所までを社会・文化的背景も交えて解説。副詞は単なる添え物ではなく、書き手の気持ちを最もストレートに効果的に伝える最強の助っ人であり、読者は副詞に敏感に反応する。「めっちゃ」「やっぱり」「じつは」「なるほど」「まことに」「せっかく」「あいにく」「おかげさまで」等。①副詞とは何か:情態副詞/程度副詞/予告副詞/検討副詞。②副詞の多用:「ホントにホントにライオンだ♪」「もう/まあ/ちょっと/やっぱり/けっこう/本当に」の連呼。
vinvin

③情態副詞:オノマトペ「ちゃんと」「しっかり」「きっちり」「どんどん」。④程度副詞:「超気持ちいい」「とても」数量/頻度/時間の副詞。⑤予告副詞:呼応の副詞、評価の副詞。⑥検討副詞:「ぶっちゃけ」認定の副詞「やっぱり」「なるほど」「たしかに」「けっこう」「案外」「意外と」限定の副詞/発話の副詞。⑦副詞と印象:類義副詞の使い分け/誤用の副詞/心に響く副詞。⑧副詞と配慮:「わざわざすみません」心遣いの副詞/ハラスメントにつながる副詞。

06/03 00:53
vinvin

⑨副詞と文体:「すごく?とても?きわめて?」話し言葉と書き言葉/副詞と俗語「都度/結果/原則/究極」「いっつも/とっても/すんごく」。⑩副詞と社会:「せっかく神様が」異次元の副詞/政治の副詞/方言と副詞。⑪副詞と世代:「本気?(マジ?ガチ?)」副詞の意味の変化/時代を映す副詞。

06/03 00:54
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みこ
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副詞がなくても伝える事実は変わらない。しかし、伝える側の意図やニュアンスは副詞によって定められていく。また、副詞のせいで誤解を招きかねない表現になることもしばしばだが、結局は伝え手の無意識の領域が副詞という形で表れてくるものである。また、受け取る側も副詞の知識がないと表現者の意図を十分にくみ取ることはできないだろう。
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カッパ
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大人の和語副詞をセンスよく使い、大人の言葉遣いをしたいものです。
0255文字
●●
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ネタバレむっちゃ面白い本。確かに副詞って、一番微妙な気持ちを伝える言葉だ。読書メーターのレビューコメントで自分も多用していることに気付いた。自分でちゃんと意識して使いたい。■属性副詞●情態・イメージ:様態・結果。●程度・定規:数量・頻度・時間。■陳述副詞●予告・ナビ:呼応・評価。『決して、果たして、おそらく、まるで、幸い、残念ながら』●検討・モニタリング:★認定・限定・発話。『まあ、なんか、やっぱり、なるほど、確かに、結構、案外、意外と、ただ、単に、専ら、特に、主に、正直、ぶっちゃけ』p-57~コーパスが面白い。
0255文字
totuboy
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人間が使う言葉にはその人間の考えが本人も意識していないうちに表れている。著者の目の付け所はとても面白く、確かに人とのコミュニケーションにおいて、福祉に着目すれば、その人の考えがわかるのかもしれない。面白かったのは政治家が副詞を使うと、国民の反感を買うということ。背景には公務員が一生懸命頑張っているが、マスコミなどに揚げ足を取られたくないから、といった予防線が張られていることも理解できるが。方言の意図的な使い方や、同じ意味でもニュアンスの変わってくる副詞。実は奥が深い。
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