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謙信×信長 手取川合戦の真実 (PHP新書)

感想・レビュー
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HaruNuevo
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書名にある「手取川合戦」はおまけのようなもので、謙信、信長それぞれの歩みを、新説も織り交ぜながら論じた本だと言えよう。 時に協力しあい、そして最後には決裂していった謙信、信長の姿を対比させつつ、関係性を明確にしつつ読むことが出来る内容だった。 証拠と論理を緻密に組み上げながら論ずる一方で、信長が魔王化した理由をかなりざっくり乱暴に述べていたりするように、突然論じ方が様変わりするようなところもあるのはご愛嬌か。
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zuisei
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信長と謙信の唯一の直接対決である、手取川の合戦を推理する。 両者の関係は複雑だ。 手取川の合戦も資料が残っておらず、謎に包まれている。 それを 推理小説のように、一つ一つ検証していく。 面白かった。 特に 信長と謙信について、それぞれの経歴や 人柄から分析している。色々教えられることが多かった。評価 4
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かずさん
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手取川の話は少なかったが、そこまでに至る二人の流れはとてもよくわかった。
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グランくん
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歴史家乃至氏の、謙信と信長に関する評伝。 信長公記に記載が無く、存在すら疑われている手取川の合戦に関する物。 そこに至る過程で、信玄西上が二人に与えた影響を。そして、謙信と信長の人となり。同盟関係から敵対関係への経緯。そして合戦へが、分析されております。
0255文字
すうさん
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上杉謙信と織田信長の関係性を中心に最終的には謎多い手取川合戦を読み解くというもの。私の歴史的な知識や考察が弱いので本書はとても難しく何とか読了した感じだ。私の持っていた彼らのイメージも少し変わってきたのが感想だ。歴史上の人たちの能力は確かに素晴らしいのだが、結局「運」によって歴史が変わっていくのも感じられる。学校で学ぶ歴史も時代によって大きく変わる。新しい発見の場合でも新説に変わるまでには時間がかかり、知らない人はそのままのイメージで変わらないまま。新しい本を読み新説を知ることもまた「運」なのかも。
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Tetsuji Yamaguchi
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★★★
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onepei
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丁寧なのはよいが、終章こそがもっと欲しかった
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オルレアンの聖たぬき
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信長と謙信、何故最初から述べられているのかと思えば、同盟から破綻まで、そして手取川に至るまでの経緯を見ればなるほどなと思った。特に第一次信長包囲網の形成を主導したと思われる人物についての考察は、これまで考えたことはなかった人物。
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六点
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なんだかタイトルが不穏な掛け算ぽいのだが、全く堅実な啓蒙書である。手取川の戦いについては終章のみだが、極めて説得力に富んでいると言っても過言ではない。上杉謙信、織田信長それぞれの祖父の代から記述を始めているため、どうして彼らに権力が継承されてきたのか、よほど理解がしやすい。商業地の整備振興など、興味深い事実も学ぶことができた。著者の意見に対し、反論がどう為されるか楽しみである。ご一読をおすすめする。
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ちび太
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歴史系YouTuberとのコラボをみて気になったので読んだ。斬新な解釈で実態はどうであったか知的好奇心をくすぐられる。謙信も信長も幕府再建を目指す。全く個性が違いそうな二人が並行して進んでいるようでもある。最終的に手取川合戦へと向かう。信長が野望に満ち、革新的な行動をしたというのは昭和の信長感か。それに対して令和の信長は、本書にあるよう本人の意思を超えて突き進み敵が増えたというものであろうか?ちょっと現代サラリーマンに寄せ過ぎな気もするが、、、
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パトラッシュ
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諸大名の思惑が衝突した果てに、謙信軍と信長軍が衝突したとされる手取川合戦が起こるまでを跡付けていく。まず互いに立場の弱かった信長と謙信が同盟を結び、謙信を裏切らせようとした信玄の外交は失敗したが、信玄の工作で信長を見切った義昭は逆に京を追われ幕府は滅びた。ここに至って信長の天下への野望を察した謙信は方針を転換し、長篠で敗れた勝頼を支援したため同盟は破綻した。反上杉の伊達に挙兵させようとした信長の外交が頓挫したため、手取川で両軍がぶつかったのだ。従来にない外交の視点から戦国史を考えるという補助線を提示する。
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ぎょぎょ
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手取川の真実が知りたくて手に取りました。謙信と信長の関係がどのように推移してきたかが分かりました。 秀吉が勝手に陣を払ってもお咎めがない理由もなるほど!と。 謙信越山も読んでみようと思います。
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みこ
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信長と謙信の足跡を二人の親の代から語る。上洛後の信長は将軍を支え幕府を立て直そうとしていたことはもはや定説となりつつあるが、それは謙信のようにもとから幕府に忠節を尽くした武将と気脈を通じることでもあった。三方ヶ原から信玄の死を経て長篠の合戦までその裏で謙信がどう動いたかを解き明かす。この時代を織田VS武田と局地的な視点で観ずに畿内から関東甲信越までの広い視野で眺めたからこその新説は事実を俯瞰的に見ることの大切さを教えてくれる。
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珈琲奉行
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ネタバレ謙信と信長の関係史は新鮮だった。越後守護不在の中でやむにやまれず守護代になった背景から、「無」の旗印を掲げ、正しい戦争と正しい政治を指向する謙信のスタンスはカッコいいと思った。兵種別編成による用兵術は、豊臣軍に受け継がれていることからも戦術のプロであると感じた。また、謙信は近衛前久を関東公方として、関東管領として幕府を盛り立てようと構想する一方で信長も当初は義昭と協調体制を築いていたことから、幕府への思い入れが強い点は重なると思った。さらに、手取川の戦いにつき、前哨戦で終わっていたとの指摘は初耳だった。
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フゥドゥ
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読了 上杉謙信一代記としても読める謙信と信長双方の父親の代から解説されてるので最近の定説の集大成という側面の他に普段は見てなかった外縁部の話も加わった感じでとても面白いですね ストンと読めた一冊
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春風
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合戦自体の存在から疑われる手取川合戦。史料が少ないためか、本書の大半は上杉謙信および織田信長のその関係性に重点をおいた伝記に紙幅が割かれている。本書のメインテーマである手取川合戦の論考は50頁程度。この論考では、信長公記および13点の二次史料を紹介しており、精度の高い史料とされるものから導き出さられる手取川合戦の実像が時系列で提案されている。一部、著者も陰謀論じみていると自覚のあるやや飛躍した論も中にはある。ただ全体的に手堅く纏められているので、手取川合戦の実像は本書の提案にかなり近いのではなかろうか。
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謙信×信長 手取川合戦の真実 (PHP新書)評価100感想・レビュー16