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ひとりかもしれない (ものがたりの庭)

感想・レビュー
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ウクレレで歌う
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ああ、やっぱり岩瀬成子さん大好きだ。目を覚まして吐く息や、塀の上から出ているモクレンの枝や、見上げる空。ちょっと気弱な少女が日常でどんなことを思い、感じているのかが、静かに丁寧に描き出されている。主人公の(貝ちゃん)が、自分の心を重くしている問題を自分なりに少しずつ解決していく様子に、読み手の自分の心も晴れていくようだった。世里ちゃんも高広君も、いい子だなあ。
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ひいろ
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★★★★
イケメンつんちゃ

お疲れ様です🙇‍♂️ まさかまさか📐 読んで頂けたんですね✨ 星4つの高評価も⭐ たいへん嬉しいです🍉 ちなみにですけど🤗 星5つの作品⭐ 図書館から取り寄せましたので📕 近々🗯️ ありがとうございます🙇‍♂️

12/16 22:25
ひいろ

表紙に惹かれて手に取りましたが、とても良いお話でした。私の星5つは読んだ時の私の気分次第なので、あまり参考のなさらずに(笑)

12/18 16:17
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だけど松本
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そっかぁ、ドロドロしたことにはならないのね、っていうのも良いし、ひとりかもしれない気持ちにはもうなっていなくても、ひとりかもしれないと思う気持ちになるまで歩いたことを忘れないでいようと思ったこともすごく好きだなぁ。
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ヒラP@ehon.gohon
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ネタバレ離婚して不在になった父を思い、新しくやってきた新しい父を思い、小学4年生ならではの人間関係や社会観の中にいる、とてもナイーブな貝ちゃんの心理的物語です。 大人として、この年代の少女心理を想像するのですが、このまま受け止められる子どもって、どんな子だろうと考えてしまうほどに繊細で断片的なお話です。 でも、大人の事情と子どもの都合が程よく散らばっていて、深刻にはならず読み終えました。 貝ちゃん、きっと本当の父親を忘れることはありませんね。 これから幸介さんの父親修行が始まるのです。
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柊子
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児童書ではあるが、この少女の思いを、小学生は理解できるだろうか。ふとした時に感じる心の奥のゆらめき、危うさ、大人が読んでも十分共感できる……というより、大人の世界でも(ひとりかもしれない)という漠然とした不安や孤独感は、だれでもあるのでは? ひとりが良いと思える時もあれば、ひとりは寂しいと思ってしまう時もある、ゆれる68歳(笑
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イケメンつんちゃ
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古い体制からの完全脱却 水曜日返却のビデオテープ ミッドナイトで 派手な映画やった ライブラリーの返却棚に アナタはいた 美しい表表紙 カラフルなキャンパス 一回スルー二回スルー 三・四回目で 黄金の左手つかみ取りました なかなか面白かったです この老人と 360度真逆な主人公 四年生 家族とともだち いろんな葛藤 めばえ 少ないページに魂レボリューション 良かと良かと あと心残りは 車に傷つけた犯人さんだけは 少し気がかり リボルバー・リリー
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ブルちゃん
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まつりちゃん以来の岩瀬さん。わたしが思うに、思慮深く、その場の空気や人に流されがちな貝ちゃんと、凛として、自分をしっかりもっている世里ちゃん。貝ちゃんにとって、世里ちゃんは出逢えて良かった子になると思う😌
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みのにゃー
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小学4年生の女の子が主人公。自分のこんなところが嫌だなぁと思える瑞々しさ。親が離婚はもう珍しくない昨今、新たな父親に対する思いの変化。誰かを理解すること、理解したいと思うこと。良かった。
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ひそひそ
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テストに出題されて読みたいと言われたのは初めてかも。成子さんだし一も二もなく取り寄せありがとう。この表紙よ!!タイトルが下に書かれてるのすごい。すごくいい。例のくだりはつい先日事件になっていたので恐ろしかった。白いボールみたいなものは何か聞いてみたい。
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lila
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これは児童書だろうか、この感情を子ども達が理解し得ることが自然なような、凄いような…でも子どもの頃も確かに複雑な気持ちを持っていたんだろうなとびっくりしました。 大人だっていやな気持ちを遠くに捨ててしまえたら、と思います。 好きな男の子が別の子を好きになりませんようにという気持ちではなく、経営者の胸ぐら掴んでやろうか!という気持ちであるという違いこそあれども!
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雪丸 風人
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3・4年生の子に優良図書を薦めるなら迷わずコレですね。主人公は母の再婚に揺れる小学4年生。素直な気持ちを人に伝えられない彼女が、まったく違うタイプの少女や、優しく気遣ってくれる新しい父との日々の中で、力を得て、心を解き放っていくという物語です。いざというときに堂々と振舞うお父さん、カッコええわ~。そりゃあ娘も勇気がわくってものです。人が変わるには、きっかけが大事ですね。大人目線では、周囲の言動が子どもの心にどれだけ影響するかを実感して、親として責任の重さも痛感しましたよ。(対象年齢は9歳以上かな?)
雪丸 風人

読めばきっと心が晴れる。そんな一冊。なんていい子なんだ~、と思わずにいられない少年も出てきますよ。

10/12 21:16
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ホリー
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貝ちゃんの心の揺れをえがく。お母さんの再婚。幸介さんやクラスメートとのやりとり。幼馴染のタカヒロが変わっていないことがわかってから、しだいに貝ちゃんは思っていたことを言葉にできるようになる。 好きの芽生えについては、まだ四年生で、さばさばした性格の世里ちゃんだから取り合いにならずにすんだ気がする。悪いこころが広がって捨ててしまいたくなったり、ひとりかもしれないと思ったりの一つひとつが胸にしみる。やがて、ふっと乗り越えていくときが訪れる。 白いボールのようなものは、どこまでものぼっていく。
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惡い読書
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タイトルと表紙絵に惹かれて手に取ったら作者は『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった」の人だった。/ひとは「ひとりになるかもしれない」恐怖に弱くなっていくかもしれないが、「ひとりかもしれない」認識から勁くなっていくのかもしれない。130頁弱の物語に小学四年生の境遇の大問題、学校生活での葛藤、自分の弱さ、壊れる友情、淡い恋、大人からの恐怖、などなどが過不足なく描かれ、きっちりとまとまっている。非常に見事。そして軸足は「子供の想像は無限。行動は有限」を逸脱することなく。なんてことのないお話のなかに全てがある。
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愛の伝道師カロン@善行は、人の見ているところでやりますよっ
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新しいお父さんや学校の友達関係など、気になることがいっぱいね。
クィンティッルスもどき(emakaw)

そして教祖様は一生お父さんになれないわね

08/22 13:09
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Frederick
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図書館で借りました。新刊児童書コーナーにて田口実千代絵。引っ込み思案な小4貝の母が再婚し、貝は転校する事になるかもしれない。でもパパの事は忘れられないし、保育園時代からの幼馴染高広(タカヒロ)とも今は全然話さなくなっちゃったけど離れたくない。しかもクラスのしっかり者世里(せり)が高広の事好きみたいで…子どもは順応力の高いものではあるけれど、こうして徐々に折り合いを付けていく子もいるだろう。言っても仕方無い事は言わない。だが希望や正しいと思う事をきちんと伝えられたら。岩瀬さん多分お初だが好きかも。中学年〜→
Frederick

いつも木下さん呼びの高広が貝をかーちゃん呼びした時は不覚にも萌えてしまったw 山川君みたいな子本当にいるよなあ。何か言わずにいられない、辛口(見当違いだが)なオレカコイイ‼︎ な子。親もそう言うタイプなのだろうか。 /幸介さんは自分の話はしないで、いつもわたしのすきなものを知ろうとしている。

08/02 22:55
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奏
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母親が再婚して一緒に住むようになった幸介さんをまだお父さんともパパとも呼べない。三人で暮らすため広い家に引越しすると言われているけれど、本当は転校するのは嫌だとも言えない。言えない言葉は貝のため息と一緒に吐き出され、天井へと登っていくー。「ひとりかもしれない」という寂しさ、怖さみたいなものに襲われた自分の子どもの頃のことを思い出し、胸の奥がぎゅっとする。成子さんの言葉の選び方や子どもたちの心の揺れの描きかたがとても好きです。
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ゆうぴょん
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小6娘に借りてきましたが、あまり彼女にはささらなかったよう。ラストがこれで?終わり?って感じのすっきりしない感じだからかな。小4の貝、再婚した母の相手はとっても良い人なのだけど、どこかなじめない。クラス内のもんやりした嫌な女の子関係や幼馴染の男子との初恋のような切ない気持ちの揺れ動きも、どことなく寄る辺ない子供の気持ち。 すこしすっきりしなさを残して終わるのは現実がそうだからか?
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よいこ
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2023年5月フレーベル”ものがたりの庭”。小4女子。広島。再婚した母の相手が引っ越してきた。ちょっとした連作短編ぽく、少し章ごとにまとまって語られてる。親子、家族関係の葛藤は、直接言及されずに低く隠れて流れており、いずれ転校していくかもしれなくなった学校での人間関係が、思ったよりメインになって展開する。あえて、もやもやとまとまってない感じ。思春期にはいってきた子の気持ちの揺れを、情景や行動で映し出している。
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芦屋和音
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小4の貝はママが再婚して名字が変わり、転校するかもしれなくなった。でも転校したくない。新しいお父さんのことも好きになった方がいいと思いながら自分の気持ちが分からない。時々、ママと離婚したパパのことを思い出す貝。幼馴染の高広くんが好きなのに世里ちゃんも好きだと言い……。この年代の子が感じるもや〜っといた嫌な想いを表現するのが上手い岩瀬作品。最後は「ひとりかもしれない」と感じていた貝の気持ちがゆるく浄化していって良かった。
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chiaki
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母が再婚し、新しい父に幸介さんを迎えたばかりの小学4年生の貝の心は複雑で。時折回想されるパパとの思い出はため息に変わり天井にどんどんたまってゆく…。幼なじみの高広くんを巡る世里ちゃんへの嫉妬にも似た感情も、どこまでも空高くのぼってゆく…。言い様のない貝の感情はとても小4らしく爽やか。言いたいことが言え、正義感が強く、クラスの男子の調子にのったからかいにも動じない世里ちゃんのキャラクターにすごく好感が持てた。未来へと前向きに動き始めるラストもまた好み。岩瀬さんの静かで柔らかな世界がなんとも心地よい。
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ぺったん
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ネタバレ小学四年生の貝は、ママが再婚したことで新しい父親、幸介さんを加えた3人の生活が始まった。学校では保育園の頃に仲が良かった高広と同じクラスになる。疎遠になっていた高広とまた仲良くなりたいと思う貝だが、きっかけを掴めない。そんななか、友達の世里が高広のことを好きだと知り…。周りの環境が変わり、複雑に揺れ動く女の子の心情を、しっとりと優しく描いた小説。自分も昔、こういうことあったかもと、じんわり懐かしくなった。自分のなかの嫌な感情を乗り越えると、人の素敵な面に気がつけるのかも。高学年〜
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遠い日
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独り言ちる貝のことばが部屋の天井のあたりに浮かぶ。行き場のないことばが溜まっていく。ママの再婚、新しい姓とこれからの予定。新しい父親、幸介さんは精一杯貝になじもうとがんばっているのがわかる。そして、芽生えつつある恋心と友情との天秤が見えてしまった貝の葛藤は、リアルで切ない。クラスでの粘っこいからかいとちょっかいも腹立たしい。ひとりかもしれないと思う時間が貝の心を掘っていく。逡巡も停滞も自分を見つめさせる材料となる。いつも忘れかけていた子どもの頃の瘡蓋を思い出させてくれる岩瀬成子さんの世界に浸りました。
遠い日

#NetGalleyJP

05/26 21:50
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spatz
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目をさましたとき、遠いどこかから帰ってきたような気もちだった。。。 児童書、小学校中学年向け、と思いながらページをめくる。子供はもう児童ではなくなったけれど、子どもの本は絵本でも児童書でも、小学校で読み聞かせたらどんな感じだろう、自分で読める子どもたちは読んでどう感じるだろう、と頭のどこかで想像する。 でも、子どもの本、じゃない。この冒頭の一文、から、なんだか素敵ではないですか。出だしからひきこまれていくのを感じた。美味しそうな朝ごはんの匂いがしてくる。 #NetGalleyJP
spatz

でもこの子の毎日は、きっとそんなに平穏じゃない。家族が家族になろうとしてみんなすれ違ったり気づかいしあったりするさま。学校の友達とのたくさんのやりとりのあたたかさと切なさとお話とは思えないリアルさ。みんな悩みながら一所懸命生きているのがよくわかる。大人の私の心にもスッと入ってくるお話で、気がついたら読み終えていました。

05/15 19:29
spatz

刊行予定日 2023/05/26 フレーベル館 児童書ですが、文体が好きになりました。。。

05/15 19:30
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