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神さまと神はどう違うのか? (ちくまプリマー新書 429)

感想・レビュー
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西原
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神さま=宗教としての救済の主体のようなものと、絶対者としての神がどう異なるのかという話だったと思う。個人的には悪の起源と神の存在証明がとても興味深かった。
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茶旨
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さっぱりわからなかったなあ。 特に「である」と「がある」の違いについて論じだしてからはちんぷんかんぷん。 所謂一神教にとっての神が存在するか否かという問題の切実さが、自分には実感できない。
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スナットスナギツネ
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汎神論という考えにはなるほどと思わされた。読書案内があるのありがたい
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禿童子
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西洋哲学の立場からの「神」と信仰の対象としての「神さま」について論じた本。ちくまプリマー新書という青少年からYA向けの本なので間口は広くハードルの低い表現を意識しているが、読んだ結論としては難しい書き方になっている。「~である」と「~がある」の違いを掘り下げて、無限の存在である神を引き出そうという論法は読んでいてわからん。クオリアを持ち出すと一般市民には話の筋がごちゃごちゃになる。認識論と存在論をこき混ぜた講義を本にまとめた様子。最終的に神への信仰を説く人の人柄を信用できるかどうかという常識論に落ち着く?
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イズル
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ネタバレちくまプリマー新書だからわかりやすく書かれているのだろうと思って購入。結果何度か挫折しそうになった。とりあえずわかるのは神さまは信仰。神は哲学。あと私的には第7章が興味深く読めた。「パスカルの賭け」の話は覚えておこうと思う。最後に「安全な信仰の見分け方」として「手がかりになるのは、それを信じている人がどのような人であるか」というのは納得。
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ぽん
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「神」と「神さま」の違いというより、西洋哲学をかみ砕いて説明が進む感じ。/赤い花が赤いことをどう証明するかという話の中で出てきた「神感覚」の概念は興味深い議論の仕方だと思った
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すい🕊️
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ちくまプリマーにしてはかなり難しいかも。全知全能の神がいるならなぜこの世に悪が存在するのかと考える人は西洋的な発想をする人なのだそう(神議論)
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ぼっせぃー
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『西洋の多くの人は、「神」と「この世の悪」の間に、克服されるべき矛盾を感じます。その結果、すぐこのあとで見るように、この世界に悪が存在する理由を、あの手この手で説明しようとするのです。 しかしどうでしょうか。わたしたち日本人にとって、これは取って付けたような、ややぎこちない理屈のように感じないでしょうか。この世界にたくさんの苦しみがあることには、もちろんわたしたちも同意するでしょう。しかしそのことと、神がいるかいないかという宗教の問題とは、あまり直接には関係していないように思います』ここまでだな読めたの。
ぼっせぃー

「がある」と「である」の話で出てくるコタツの中の猫の話が例えとして終わっている上、「がある」がニュートリノであるというさらに難解な例えが出てくるので、それ以降がすべて死んでしまっているのが悲しい。部分部分は理解できるのだが、本人以外には全体を通して意味をなしているとは言えないのでは……。大学生は単位がほしいからふんふん頷いてくれてたかもしれないけど……。

01/19 14:52
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さとまる
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宗教や信仰がテーマかと思ったら「神さま」=信仰の対象、「神」=絶対的存在という違いを論じる哲学的なテーマだった。ちくまプリマーとは思えないほど難しく「である」と「がある」の違いが理解出来ずに苦しんだ。「信仰について考えるときは信仰を自分に伝えている人がどのような人か見極めるそのことこそ重要」というのは宗教団体の問題があったからこそ大事。
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hryk
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夢と現実とでは夢のほうが原始的という議論(133頁)は面白いと思った。
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えっ
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とても易しい語り口でありがたい。知りたい事への入って行き方指南。巻末の読書案内を参考にしようと思う。
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海星梨
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哲学はわからん。それに尽きる。というか、最終的に「結論出ません」はマジでやめてほしいんだが。あと、「Ω」とか「である」とか「がある」とか分かりにくいものを仮におくのやめてほしい。もうちょっと分かりやすい言葉を仮に置けばいいじゃん。何か背景があるのかもしれないけど。あれですね、「哲学おもしろーい」ってなる中高生がいれば、まぁこの本にも存在価値はあるんじゃないかな。将来、哲学者になって道が開けるか知らんけど。人間の知覚は実験できませんとか言ってるけど、心理実験は神経学的視覚の解明の先達になったんすけど……
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vinvin
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ネタバレ福岡大学での講義+講座。西欧文化の理解に資する宗教哲学入門。やはり書いてあることは哲学です。ちくまプリマー新書のラインナップとしては難し過ぎる気がするが、少なくとも私には難解。信仰の対象としての「神さま」と哲学の中で問題になってきた「神」はどう違うのか。絶対的に無限な「神」が存在するとはどういうことか。①神さまはいるか。②神はいるか。③神と存在:「がある」と「である」。④死後の生。⑤魂と私。⑥神と世界。⑦信じるということ:信仰はバクチ、神さまを感じる感覚、安全な信仰の見分け方、伝達から創造へ。
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乱読家 護る会支持!
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この世を全知全能の神が作ったのならば、 「なぜこの世は矛盾に満ちているのか?」 「なぜ苦しみが存在するのか?」 「なぜ悪が存在するのか?」 この矛盾をどう解釈するかで、様々な宗教に分かれているとも言えますね(知らんけど)。 日本は多神教国家で、一神教国家による宗教的侵略に負けなかった国なので、「神の存在」に対する哲学的議論はほとんど起こっていません。 しかし、唯一絶対で全知全能の神を信じる一神教国家にとっては、「神の存在」こ哲学的議論の行く末が国家の存亡にまで影響するのだろうなぁと思いました。
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いかすみ
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神さまと神はどう違うかよりも、神という概念から自分の存在などを考えられる良書。神さまは主観的信仰であり、神は客観的存在という違いみたいで、神が神さまの後ろに存在するそうな。「である」と「がある」を区別して、「がある」が存在の本質とする。この区別を理解できないと、神の存在に近づけない。理解がついていけない箇所も多々あったけども、読了してすっきりした気分。
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茶々丸
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タイトルに惹かれて自分としては珍しく哲学的な本を手にした。が、正直よく分からなかった。 「である」存在と「がある」存在という辺りでつまずき、Ω(「がある」存在としての自我を表す記号)が出てきて限界だった。 その後も読み流していったが、最後に「信仰に価値があるとすればそれを信じている人の価値に由来するものではないでしょうか」というのは、なんだか誤魔化されたような消化不良感が残った。
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テツ
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信仰の対象としての「神さま」と哲学的に取り扱われる「神」との違い。「である」と「がある」の違い。いわゆる万物の創造主としての唯一神も万物から立ち昇る霊性も現代日本に生きるぼくたちにはなかなか感じ取ることはできないけれど、古典的な神の存在証明的な思考の積み重ねはそのまま自分自身の存在証明に繋がっていく。いないものをベースにした過去の神学や哲学だって馬鹿にしたものじゃない。そこを見つめ掘り下げる過程は自らに直接繋がっている。
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oooともろー
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このレーベルにしては難易度はかなり高い。「である」存在と「がある」存在。神は「がある」存在。神さまは信仰上の問題。信仰している人が信頼できるのかどうか。読み返したい1冊。
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venturingbeyond
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信仰の対象としての「神さま」と哲学的論証の対象としての「神」を峻別し、後者をめぐる西洋古代・中世哲学史の論点を「存在」概念を中核に据えて考察する。ここでの「神」は、ヘブライズムにおける絶対神・唯一神であり、扱われているテーマもギリシャ以来の存在論・認識論の基底的な問題で、プリマー新書の読者層を意識した平易な叙述であっても、ある程度の前提知識が要求される硬質な一冊。個人的には、アンセルムスやアクィナス、スピノザなどの簡潔明瞭な叙述は、とてもリーダブルで参考になった。
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nickandhannah
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とても考えさせられる一冊です。全体的に大変バランスの取れた内容になっていると思いました。哲学的要素も思った以上に含まれており、読み応えがありました。新書だからといって侮ってはなりません。信仰と哲学について少しでも疑問を感じておられる方には特におすすめしたいと思いました。
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Humbaba
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神を信仰すべきか否か。それは個人の自由であり、どのような判断をしても批判されるようなものではない。神の存在を確信できたとしても、それを客観的な証拠をもって示すことはできない以上、その確信は個人の感覚でしかない。得失で考えると、いると信じた場合に、実際にいるのといないの、いないと信じた場合に実際にいるのといないのではいると信じた場合のほうがプラスになる。しかし、だからいると信じる、とするのは何か腑に落ちないものがある。
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むむむ
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タイトルの通りの内容とはいかず、途中から斜め読みとなってしまう。 自分とは何か、存在するとはどういうことなのだろうか。
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ノリスケ
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観念的な話を解説してくれる。興味深い。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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読み進めるのがしんどかったら(しんどかった)第7章を読んでください。視覚や聴覚と同じように神覚ってあっていいやん、ってとこで目が覚めました(寝とったんかい)。しかしですね、全てのちゃぶ台返しみたいなことが最後の最後で述べられていて。何が、ではなくて、誰からか。あらゆる全てはこれにつきるのです。
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演算子
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「神さま」と「神」の違い。「である」存在と、「がある」存在の違い。難しい話も多かったけど、「記憶喪失になっても「私は誰」と思考する「私」がいる。それは何か」という話が面白かった。通常の感覚ではとらえきれない・説明しきれない「何か」。もっともっとプリミティブな存在。それは一体どんなものだろう。小さいころから気になっていたことを、いろんな人も気にしていて、こんなに研究もされているんだなと改めて実感。トマス・アクィナスの神学大全をいつか読んでみたい。
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koy_ou
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これはかんなり面白かった。
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なさぎ
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今の日本で「神さま」を信じている人というのは少ないのだろう。そんな人からすれば、大真面目に「神」の存在を論証している哲学や神学というものは、土台から馬鹿馬鹿しくも見えてくる。本書は、そうした人に対して「そうではない」を提示する入門書である。神の存在証明は、実際に「神さま」を信じているのかどうかとは関係なく、私がなぜ生きているのか、どうしてこの世界に存在するのか、ということについての見識を深めてくれるものであり、科学全盛の現代においても、その必要性は全く揺るがない。
なさぎ

〈外界の刺激を受け取って、それをクオリアに変換して鏡のように映し出しているのではなく、もともと自分の中から生まれてくる夢を、外界の刺激に連動するように改良したもの、それが私たちの意識であるように思われます。〉(134)

07/07 15:04
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七草奈々子
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宗教的な「神さま」と哲学的な「神」とを対比させ、それらの差異を探るなかで、「神」のありかたを探るということが目的であるが、随所で著者の関心が溢れ出ており、そこが内容的に高度(プリマー新書で出すレベルではない)で、また話題も散っているために読みにくくなっているが、興味深くて面白いところでもある。
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●●
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ネタバレ2023年の本。信仰の対象としての「神さま」と、哲学の中で扱われた「神」は、どう違うのか?というコトらしいけど、なんかぐだぐだとモヤッとした感じ。
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太田左衛門大夫
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平易で温和な筆致ですが、考えさせられる所多々、大人が読んでも含蓄ある本。32頁 西洋的有神論。無神論との絶えざる戦いというのがまず興味深い。神が存在するからこそ、人間にはいろいろな行動の「自由」が与えられているのだ、との主張。
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ブルタ
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難しくて俺には理解できなかった。途中でよくわからなくなって挫折してしまった。
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coco
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宗教における信仰の対象としての「神さま」と対比して、西洋哲学における探究の最終目的・世界の根源としての「神」を解説する本。ざっくりいえば宗教哲学入門になるのだけど、世界、自己、魂、自由、善悪といった哲学の根源的なテーマを主要な哲学者の議論を取り上げながら紹介しているので、もっと一般的に「西洋哲学入門」としても読めると思う。平易なので万人におすすめだけど、せっかくちくまプリマーだし、ぜひ中高生も読んでみるといいな。
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さとうしん
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表題の信仰上の「神さま」と哲学上の「神」との違いからはじまって、存在の哲学の話、そして最後に信仰の話に帰着していく。話が途中でわからなくなっても、最後の第七章でもう一度仕切り直しをしてくれる作りになっている。本書を読むことで、プラトンの『パイドン』やスピノザの『エチカ』、そして巻末の読書案内で紹介されている『意識と本質』が読みたくなってくるから、哲学の入門書としては成功しているのだろう。
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ア
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神はいるか?魂とは?などについて平易な言葉で述べる。だが、スコラ哲学などが素材なので、内容はなかなか難しいところも。おもしろかった。
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神さまと神はどう違うのか? (ちくまプリマー新書 429)評価69感想・レビュー34