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なぜ豊岡は世界に注目されるのか (集英社新書)

感想・レビュー
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Gaudi
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一昨年はコウノトリが近くの田んぼに飛来しました。昔はタンチョウヅルが飛来してました。 私のふるさとは美しい自然がたくさん残っています。 都会には住む気になれない。絶対、こっちの方がいい。
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Hikari Sakai
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★★★★兵庫県豊岡市の市長として20年、街を街を盛り上げるために、コウノトリ回帰、演劇、インバウンド、ジェンダーギャップに取り組んだ著者の伝記。どの地域にも街を盛り上げるタネはあるが、リーダーが絶えず旗を掲げ続ける覚悟と行動力がまちづくりの鍵だなと痛感。
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suma2021
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豊岡市の前市長が密かに注目されつつある豊岡市の変貌の軌跡を書かれた書。小さな世界都市を目指し、コウノトリという歴史背景や演劇という文化芸術を推し進めることも良い試みである。とはいえいちばん大切なことはジェンダーギャップを問題定義としたことは他の地方にも参考になるはずである。 低い出生率の東京に若者が呼び寄せられ増減率が低い東京のみ若年層が増加しているという現実は人口減少が進んでいる日本の大きな課題と気づかせてくれた。
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由佳
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豊岡は日本海に面する人口七万人台の市だが、コウノトリや城崎温泉、演劇や大学の誘致など、特色のあるまちづくりを行っている。20年間市長を務めた筆者がその軌跡と未来へのメッセージを綴る。ジェンダーについても一章をあてて言及しており、政治家発のものとしては、データに基づき明確で血が通ったメッセージだったと思った。(ネットニュースに引用されたのを読んだことがあった。)「小さな世界都市」の構想も、グローバル化する社会の中で特色ある伝統文化の価値を発信でき、故郷に誇りを持つことにも繋がり魅力的だと思った。
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むらてつ
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本書を読んで,早速,出石町の出石永楽館に行ってみた.歴史ある芝居小屋の内部を隅々まで見ることができて,大変楽しかった.道中,コウノトリが空を飛んでいるのも見かけた.著者が市長を退いた今,これまでの方向性がどう変化していくのか気になる.
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さばお
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自分用メモ/序章:「小さな世界都市」の萌芽/第一章:コウノトリも住めるまちを創る/第二章:受け継いできた大切なものを守り、育て、引き継ぐ(観光関係)/第三章:深さをもった演劇のまちづくり・第四章:ジェンダーギャップの解消・・・→若者に選ばれないまちから女性に選ばれないまちへ認識の更新/男女の収入格差/フェアネスの欠如/ここから感想:豊岡市はグローカルな街づくりの先進地だ。世界へつながる田舎として中貝市長はコウノトリ(環境)、観光、演劇、ジェンダーギャップ解消を掲げた。とても立派なことと思う。
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つー
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著者は2021年まで20年に亘り豊岡市長を務め、コウノトリの野生復帰や有機農業の推進とブランド化の他、演劇によるまちづくりと教育への導入、ジェンダーギャップ解消を企図した各種施策等を実行。経済的・文化的な魅力の欠如とジェンダーギャップの存在が少子化・人口減少を加速させるとの主張は納得感があった。アーティスト・イン・レジデンスの取組みや、演劇祭と城崎温泉を軸とした宿泊型観光の推進が興味深かったのと、「本と温泉」という出版レーベルの存在も初めて知った。所々筆者の情熱が溢れる筆致で、それも含め読んでいて楽しい。
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シトリン
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豊岡市長5期の実践。人口減少は全国的にあらゆる町の問題。その問題にどのように挑んでいったのか、ちょっと読みながらワクワクした。平田オリザさんと作った演劇のまちづくりは魅力的。コウノトリ育むお米、自分たちがつくったお米を東日本大震災の被災地に送ろうという子どもたちとのやりとりがいい。ジェンダーギャップ解消戦略もなかなかのものと思ったが、次の豊中市議選の動向を注目したい。
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Marimo0802
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2023年⭕️月⭕️日〜2023年12月11日(月) 何かを成すためには、奇抜なアイデアよりも、愚直にそれを信じてやり抜く力が重要であると感じた。『何とかしたい』という信念を信じ、一歩ずつ前に進むことの大切さや難しさをこの本から学んだ。
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カエル子
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城崎温泉へ向かったときが1回目。そのとき見逃した玄武洞へ向かった今年が2回目の豊岡訪問でした。コウノトリの郷は素通りだったな…。地方創生のお手本になりそうな良書ではありましたが、ではなぜ市長選に敗れたのだろう?彼が捉えられていなかった市民の声があったということだろうか? あと「結局トップダウンということか?」という疑問も残ったな…。行政を動かすためには。とりあえず、豊岡界隈はたしかに魅力的だし、流れですてきなお宿も見つけてしまったので、よし、また行こう!
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ひろし2
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ふるさと豊岡の努力と頑張りを詳しく知り、19歳から都市部で暮らす僕も、もっと頑張らねばと元気をもらいました
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うえぽん
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豊岡で伺った前市長の素晴らしい話を玩味するため入手。コウノトリの野生復帰を目指すところから、コウノトリ育む「農法」「お米」に発展させ、儲かる農業に育てたことがまず第一歩。市として、純移出額トップ2の宿泊業、かばん製造業を的確に後押しし、総合コミュニケーションである演劇を中核とした文化観光戦略で専門職大学を誘致し、更には、大都市から就職のために豊岡に戻る若者回復率が特に女性で低い事をジェンダーギャップ対策に繋げていったことなど、いずれも現代の中小地方都市の抱える課題を、痛快な切れ味で解決してきた経緯を理解。
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yo yoshimata
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豊岡の前市長の著書です。 著者による市政全体への評価は別にして(私にはその材料も資格もありません)、「まちづくりは子どもたちへの手紙を書くようなもの」という著書が格闘した姿勢からは学ぶことが多いと思いました。 豊岡がコウノトリと演劇の街ということは知っていたつもりですが、そこに秘められた思想とそれが普遍性を持つということは学ばせれました。またジェンダー平等を位置付けて論じていることは特筆されます。
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kesu
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たまたま豊岡旅行中に地元の書店で平積みされており、気になって購入。旅行中にも関わらず、コープデイズ豊岡のフードコートで読み終えてしまうほど引き込まれた。断片的に豊岡の取り組みは見聞きしていたが、これほど確固たる信念がある政策だったとは知らなかった。地方が生き残るためには、大都市と大きさや高さ、速さで競っても勝てるはずもなく、「突き抜けた」ものがないといけない。その「突き抜け方」は地域によって異なる。それが何か知っているのは当然地元民のはずだが、気付かせてくれるのは、地域外の人であり「世界」なのだと思う。
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ろべると
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最初は「なぜ豊岡?」と思い、20年市長を務めた筆者の自画自賛かと思い、コウノトリや演劇で町おこしというのも地の利に恵まれてるだけかと思った。しかし、単なる動物愛護でも自己満足でもなく、利害関係者だけのためでもなく、市民全員の満足度を高め、かつ外部交流で産業を活性化し、女性差別をなくして若い女性を呼び戻すという考え抜かれた施策であり、地方創生の見本となる考え方だ。しかし一昨年の市長選で、市政を全否定しジェンダーギャップなど無いといい、子育て無償化を掲げた市議会議長に敗れてしまう。日本の将来はやっぱり暗い。
ろべると

その後新市長が公約な掲げた、演劇のまちづくりの見直しは、一転継続となったそうだ。前市長が進めてきた、演劇との関わりによる子どもたちの育成は、もはや否定できない成果を生んでいたのだろう。

08/07 13:02
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onasu
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兵庫県北端の豊岡市(含 城崎)の取り組み。  長年の飼育と無(減)農薬で「コウノトリも住めるまち」にし、そこでとれた「コウノトリ育むお米」をハイブランドにして農家に収益をもたらし、世界的な演劇祭を催す演劇のまち、観光振興もした。  それでも人口、特に若い女性の流出は止まず、その原因はジェンダーギャップだった。子育てし易い町とは耳にするが、それ以前に職場のジェンダーレス化が進まなければ、若い女性は留まってくれない。  民間と公では存在意義からして違うはずとか気になる点はあるが、傑出した取り組みを知れました。
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deerglove
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ネタバレこれは名著と思いました。五期二十年に渡る豊岡市政で世界に注目されたコウノトリの野生復帰と演劇のまちづくりを紹介しつつ、地方の人口減少問題が実はジェンダーギャップに起因することを見出すという意外な結末。それはそれとしても、大都市の「大きさ」「高さ」「速さ」に地方が対抗するには「深さ」と「広がり」が重要だとか、社会を変えるのは「低温発酵熱」と「一歩ずつ、一歩ずつ」なのだとか、至極の言葉が散りばめられています。終章 子どもたちへ もグッときましたね。
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Tatsuya Hirose
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【豊岡市とは…】 豊岡市は兵庫県北部の中心となる市。豊岡市の話題に接するたびに親しみと共感、そして、軽い嫉妬とライバル心という、いろいろ入り混じった感情が湧きます。そんな僕はお隣りの養父市出身です。現在は神戸在住ながらも、週末は豊岡市内のコウノトリの郷公園内にある学校に通学。さらに市内の映画館ボランティア、とかなり豊岡市との接点が増えてきています。コウノトリ系を始めこれまで知っていることを確認しながら、著者であり元市長の中貝さんの熱量をビリビリと浴びながら興味深く読ませていただきました。
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fuku-fuku-fukui
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衰退する地方を何とかしようとするとき、この本は手引きになる。地方再生に興味がある人は必ず読むべきだ。
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なぜ豊岡は世界に注目されるのか (集英社新書)評価69感想・レビュー19