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差別と資本主義――レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等

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壱萬参仟縁
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E図書館新刊棚。ピケティは、アイデンティティを誰でも語るのに、経済・社会政策と反差別的政策については誰も語らないと批判する(15頁)。私は英語教師なので、言語の第3章も看過できなかった。エリック・ゼムールは「言語戦争を軽視してはならない」と警告(107頁)。かつて、鈴木孝夫先生が【日本語教】を述べたことを思い出した。日本語を意識的に使わないと滅びかねない。。植民地は人種戦争と絡むのは恐ろしい(110頁)。1895年ル・ボンは『群衆心理』で言葉の力は京大、悍ましい物事を受け入れさせるには吟味された語(127
壱萬参仟縁

頁)。資本の野蛮化のところでは、植民地化は植民地支配者を 非文明化(傍点)し、「言葉の固有の意味で野獣化する」働きをするという。大陸の野蛮化、という指摘は恐ろしい(148頁)。また、アンドレ・コント=スポンヴィルは、『資本主義に道徳はあるのか』で、否、という(151頁~)。渋沢栄一の理論との比較検討をしたくなった。

02/22 19:24
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あしぶえ
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資本主義の膨張がより差別を拡大させている現状の分析と対策。経済格差の拡大と移民の貧困化を食い止めること。差別の現状を調査監視する独立機関を持つこと。仏の厳しい現状からの提言は日本でも役立つ。
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こむぎ
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図書館で2回かりた。多分前提となる知識がないとわけわかんない。だいたいわけわからなかった。
0255文字
タイガ
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第2章の「キャンセル・カルチャー」についての章に関心を持って読みました。「キャンセル・カルチャー系の抗議運動が、公に認知されている歴史を見つめ直す契機となっている」という定義づけは、興味深い。ですが、理由のこじつけ感は否めないという感想です。銅像撤去運動の例がありますが、銅像ができた文脈を見ろというのはわかる。しかし、銅像の設置が差別的な時代だったって理由で撤去を求めてしまうと、公民権運動以前に設置された像は全てそうなるのではないか。説得しきれない弱さを感じます。
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ダージリン
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差別を軸にした論考を集めたもの。フランスの社会問題がテーマになっており、私には馴染みが薄く分かりにくい点もあったのだが、考えるきっかけを与えてもらえた。もともとフランスにはニュースなどを見る限り、なかなか舵取りが難しそうな印象を持ってはいたのだが、移民にまつわる差別や格差、移民排斥を掲げる極右の台頭といったところは一朝一夕には解消が難しいように思えた。フランスにとどまらないテーマではあるので、今後の動きにも注視したい。
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Oki
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「過度に崇められている生産手段の私的所有を廃棄するだけでは十分ではないだろうが、それが真の解放に向けての決定的な一歩である。」...というリュディヴィーヌ・バンディニの言説には何の反対もないが、過度に、資本主義対コミュニズムという二項対立的ビジョンを強調したり、情動に訴えたりする手法は要注意だと思った。
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Melody_Nelson
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4作あるが、根底にあるのが「差別」。先のフランス大統領選に立候補した極右主義者のゼムールについて知りたかったのだが、案の定かなり無茶苦茶だった。それなのに、こうした差別主義者が一定の人々に支持されていることが哀しい。精神的に、というか経済的に余裕がなくなってくると、よそ者(移民)や女性を排除したくなる気持ちが高まるのか。いずれもフランス国内向けに書かれたものであるので、説明すべく訳注が多くなり、且つ、オリジナルの文章も複雑なのか読みにくいのは否めない(4章「資本の野蛮化」は平易な文章で理解しやすい)。
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アルミの鉄鍋
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★3 訳にもう少し解釈があれば面白かったのかな。少し難しかった。キャンセルカルチャーという言葉は初めて知った。資本主義で富裕層が貧高層から採取する形が崩れない限り差別は無くならないと思いつつ、社会主義に向かっていくのも怖いなと感じながら読了。
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ネタバレ2023年の本。
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ヤスキ
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ちょっと難しかった。なんとか読了。
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