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商人の世界史: 小さなビジネス革命が世界を変えた (河出新書 065)

感想・レビュー
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Sho
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スペインポルトガル旅行前の課題図書、該当章以外は帰国後3ヶ月でゆっくり読了 なんか淡々としていたな、もっと繋がりの話を知りたかったような あと、自分も商人だぞ!
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okaryo
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メソポタミアの商人から始まり、フェニキア人、パルティア商人、イスラーム商人、ソグド商人、イタリア・セファルディム・アルメニア商人、ファイキング・ハンザ・オランダ商人、ポルトガル・スペイン、大英帝国と時代ごとに特徴的な商人を紹介しながら世界史の変遷を辿っていく。世界史を勉強した際に主要な王朝は知っていたが、それらを結びつけていた商人という視点から世界史を見るのは新鮮で面白かった。とはいえ、各商人や時代の説明、地図などはもう少し欲しく物足りなさはあったが、新書なのでご愛嬌。ここから自分で掘り下げていきたい。
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さぶろうの領土
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ドラクエで戦士や魔法使いに交じり【商人】という職業がいるのを見た時に思った。商人だけ浮いてるよな、と。ちょっと一枚落ちるよな、と。しかしよく考えてみると現実の歴史において商人以上に、世界各地で縦横無人に旅・冒険をした人たちはいないのではないだろうか。現代では想像できないほどに各コミュニティー間に隔たりがあり、危険だったに違いない。それこそ強い意志と勇気が必要だっただろう。彼らの類稀な勇気により世界は徐々につながりを持って行ったのだ。
さぶろうの領土

つまるところドラクエⅢにおける【商人】とは、ファンタジー職業に挑戦する、現実世界を代表する職業と言っても過言ではないのだ!(過言)

12/30 10:20
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本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
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☆ serial number 366(2023) ☆ 商人とは「商(殷)のヒト」で元祖は古代中国にあるそうだが,シュメール人から”GAFA"までの膨大な「中間商人」の歴史を大胆かつ明瞭に繙いた本。各商人ごとに一章を割くため大まかな流れは掴めるものの時代が前後したり(新書という制約から特に)歴史地図の掲載が少なかったのは残念な気がした。しかし試み自体は非常に興味深く,自分の世界史知識の抜けている部分を「中間商人」という切り口で丁寧に埋めてもらい非常に良い勉強ができた。
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6
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○メソポタミア文明、シュメール人、塩害。フェニキア人・カルタゴからローマへ。シルクロードの中間商人・パルティア人。モンゴル帝国の財務官僚・イスラーム教徒。ソグド商人、唐からビザンツへ。セファルディム(ユダヤ人)、インド(ダイヤモンド)と新世界(砂糖)。ヴァイキング、交易と掠奪。イギリス、海運とインフラ(鉄道、電信)、電信によるコミッション→金融業の発達。領事と総合商社、情報収集。タックスヘイブン、王室属領、国王が統治するが国には属さない。ITという中間商人に気づかぬうちにコミッションを取られる
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ta_chanko
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世界史=交易の歴史。太古の時代から、人々はより豊かな生活を目指して、遠隔地との交易をおこなってきた。戦争によって版図の拡大を図るのも、市場を拡大し交易の安全を実現するため。商業覇権を握ってきたのは、フェニキア・ギリシャ・ローマ・イスラーム・イタリア・ポルトガル・スペイン・オランダ・イギリス・アメリカ。その間、アルメニア人・ノルマン人・セファルディム(ユダヤ人)なども国や地域を横断して活動し、世界の交易に重要な役割を担った。産業革命後は、電信の使用手数料・保険料などでの利益が大きくなり商業の金融化が進行。
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feodor
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古代文明の段階から、生産地と生産地を結びつける「中間商人」の存在があり、交易が成立した、という話。ヨーロッパでの交易を担当したのが、イタリア商人だけでなく、セファルディムとアルメニア商人であった、というのは初知り。大航海時代を迎え世界交易に、グローバル化を一挙に成し遂げたのがポルトガルとスペイン。そして、それに代わる存在となった大英帝国は、航海法などにより最初は輸送手段を独占し、さらに電信という通信手段によって使用料ビジネスを始める。また、現代の中間証人はIT産業である、とも。なかなかおもしろかった。
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曲月斎
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本邦で長きに亘って、国と言えば郡、県単位の範囲の認識だったのと同様、異境に行くことは例外的な行為。異国の産品を仲介する商人の存在は「世界史」を開いた担い手だろう。着眼点はいい。ただ、本書は①地図が少ない。この内容なら地図がキモ。年表も。地域史をなぞるような展開が続き、彼らの動きを筆者の頭の中で再現するだけではない形に②具体的なデータが少ないのは分かる。でも文書なり、考古学的な成果なり、徴証が欲しい……。登場するのはメソポタミア、フェニキア、イスラム……。羅列的で、読者には考え方の端緒の提示に徹している。
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孝くん
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ネタバレ中間商は、かつては「人」であったが、現在は(一部が)インターネットに替わっている。その歴史を①メソポタミア②フェニキア人③パルティア人④イスラーム商人⑤ソクド人⑥地中海(イタリア、アルメニア人)⑦北海・バルト海(ヴァイキング、ハンザ同盟、オランダ人)⑧大航海(ポルトガルとスペイン)⑨大英帝国⑩総合商社⑪タックスヘイブン(大英帝国の負の遺産)毎に解説。中でも、古代世界におけるフェニキア人の貢献と唐とソクド人の密接な関係は、読み甲斐があった。□ローマ帝国(北アフリカの収奪)□ヴァイキングは「北のフェニキア人」
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