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アルツハイマー征服 (角川文庫)

感想・レビュー
14

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hazukisuzuki
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⭐︎
0255文字
詠子
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扱っているテーマは興味深いのだが、タイトル、構成、文章表現は、首を傾げてしまうところがあった。著者がジャーナリストではなく作家だからなのかもしれない。
0255文字
ゲンゲン
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アルツハイマー病の治療薬アリセプトの開発から抗体薬レカネマブが承認かれるまでを描いた、エーザイの大河ドラマだった。そこにはエーザイだけだなく数多の研究者、開発者、企業が挑戦してきたストーリーがあり、また病気に苦しむ患者達も深く関わってきた人間ドラマがもちろん実話として展開されていて実に読み応えのある一冊であった。病気の原因がまだ全て解明されておらず、レカネマブを投与しても進行を遅らせることしかできない厳しい現実を知った。治験の難しさも初めて知った。色々この業界についての勉強になった。
0255文字
たくぞう
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いい本。最初は専門用語に戸惑うがすぐに慣れる。むごい病に立ち向かう人々の群像劇として読む。
0255文字
うつしみ
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アリセプト(1997)からレケンビ(2023)まで、エーザイ社員を中心にアルツハイマー薬開発に関わった研究者、医師、患者の苦闘を綴った非常に良質なノンフィクション。アセチルコリン、アミロイドβ、タウ蛋白と80年代には病原物質が推定されていた。遺伝子工学、画像診断、モノクローナル抗体等の技術革新があり、DIANという患者情報の国際ネットワークが構築されてようやく創薬の地盤が整い始める。発症より20年も前からAβの蓄積が始まっているという2012年の論文が、介入すべきポイントは発症早期にあることを示していた。
うつしみ

本書で最も感じたのは臨床試験の厳しさ。自信を持って開発した薬でも研究デザインを少し誤っただけで全く効果が示せなかったりする。用量設定がまた難しい。副作用で死亡者が出れば完全にお蔵入りだ。バイオジェンのアデュカヌマブは患者集団の設定や解析方法など、もっとうまくやれたのではと思ってしまうが、時すでに遅し。1446億円の開発費が灰燼に帰し「そして誰もいなくなった」と書かれてあって恐ろしい。最終的にレカネマブが新薬として認可されたが、それでも効果は進行を少し遅らせるに留まる。まだまだ疾患制圧の一合目という所だ。

06/10 00:15
0255文字
hidehi
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文庫化にあたり最新情報(その後の経過)についての新章が追加されているが、そこがまた面白い。期待をかけられていた新薬「アデュカヌマブ」が、わけのわかっていない経営陣による判断ミス(値付け、解析の方法など)でダメになっていくのがせつない。アデュカヌマブもレカネマブも、優秀な統計学者が結局キーになっているのが興味深い。
0255文字
ゆかり
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ネタバレアルツハイマー型認知症薬の開発に向けた人々のドキュメンタリー。エーザイのアリセプトの開発は人間臭くドラマチック。アミロイドカスケード仮説:アミロイドβ (たんぱく質の一種)の蓄積(老人斑の形成)からタウ(たんぱく質の一種)の蓄積(神経原線維変化)し脳の神経細胞が死滅する。アミロイドβは発症の20年前から蓄積始める。家族性アルツハイマー病において遺伝子治療も考えられている→「知る権利」と「自己決定の権利」が重要。家族性アルツハイマーは治験に参加できず、孤発性アルツハイマーで置かれてる状況の違いを知った。
ゆかり

DIAN(The Dominantly Inherited Alzheimer Network:優性遺伝アルツハイマー・ネットワーク)は優性遺伝アルツハイマー病に焦点を置いた国際的な研究活動団体

03/14 17:27
ゆかり

電線が神経細胞、電線に積もった雪がアミロイドβに例えると。アリセプトは雪を除去せず弱り始めた電線により多くの電気を流そうとするもの(アミロイドβの蓄積は放置したままいずれ神経は死滅。効果は1〜2年)対処療法。レカネマブは雪を除去して電線の摩耗・切断を回避する根治療法に近い(まだ根治はできず)

03/14 17:41
0255文字
Kazunori  Ishizu
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追加された新章(レカネマブまでの流れ)だけを読んだ。
0255文字
おかつ
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アルツハイマー病の発見からレカネマブ承認まで。製薬会社の研究者の多くは、入社から定年まで市場に流通する商品を一つも開発できずに社を去っていく。なんとシビアでモチベーションの維持が大変な世界だろう。頭の下がる思いだ。
0255文字
Satoshi
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アルツハイマー病の遺伝子発見から、薬の開発までのドキュメンタリー。非常に優れた作品であり、開発の経過から現状の問題点まで分かりやすく纏めている。遺伝因子が強い病気については、生命倫理など個人的な意見を入れがちだが、本書はあくまで客観的に記載している。
0255文字
雲
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ちょうど、エーザイのアルツハイマー薬が承認されたタイミングだったので読んでみた。 科学者たちがアルツハイマー治療をするために、どのように仮説を設定するのか。老人斑は原因なのか結果なのか、何が原因でアルツハイマーが起きているのかを明らかにしていく。 プラセボ薬との比較試験でP値が0.01(0.05)を下回るかどうかといった開発場面での統計学の話や、一瞬の名声を得たいがための捏造の話など、現場の話が色々と書かれている。 あくまでアルツハイマー進行を遅らせるのみだとのこと。治療への道はまだまだ長いという。
0255文字
たs
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買った。 ノンフィクションとか初めて読んだ気がするんだけどこんな面白いのかと。アルツハイマーの当事者 周辺の家族 製薬会社 研究者 新薬の開発のために情熱や才能をささげている人達に起こる厳しい現実、それでもなお戦いをやめない人たちには勇気を与えられる。この病気が完全に理解されて過去のものになることを願ってやまない。本当に。
0255文字
tata
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★★★★★
0255文字
con
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アルツハイマーの治療薬の開発に関わった人たちに関する人間のドラマ。
0255文字
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アルツハイマー征服 (角川文庫)評価90感想・レビュー14