形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
あとフィーナはレオナールのプロポーズ受けたときにちょっと言葉が足りない、とか言ったけど、全然そんなことないよね?必要なことは言葉を惜しまないし、仮にフィーナが愛の言葉を捧げてほしいと思えば、それを恥ずかしがることもなさそう。何かを告げずに隠して、後で暴かれた時の方が何倍も互いに傷が付く、ってわかってるのが本当に良い。スパダリ。そしてこんだけスパダリなヒーローが手に入れたいと思うのも納得なくらい、フィーナが良い女なんだよね!何度読んでも好きだ~。
行き遅れ…タイトルがレトロすぎる。
きょうさん、ですよねーw 物語の設定がそういう設定なので仕方ないのですがwww サクっと読めるラノベのラブコメでした^^
全部が丸く収まるというよりは、苦労してきたし、これからもまだ問題は山積みだけど、二人が一緒で温かい人たちがいて、前向きになれるお話でとてもよかった。すごく面白かった~!!
領地のための彼女のこれまでの努力や、父を亡くした事故のトラウマ、家族間のちょっとした距離。横槍入れてくるような悪役がいなくても、ただの慌ただしい日常をこれだけドラマティックに描けるんだ、って感動した。話の展開の自然さも素晴らしければ、主役二人が互いに惹かれてしまうのも無理はないと思うほど魅力的で。読み終えて彼らとお別れするのが惜しくて切ない気持ちになってしまうほど良作だった。大変で穏やかな日常は続いて、彼らは再会できるとしても、私はもう読めないのかと思うと涙が出てくる。どうにか続編が出ないものだろうか。
彼女のワクワク感と自分が領地経営に関わっているとバレてはいけないハラハラ感、その後、彼の手腕を知るにつれ自分の不甲斐なさを痛感し打ちのめされるけど、また立ち上がる強さが魅力的。初めは警戒していたレオナールが勤勉で努力家なヒロインに心許し惹かれていく様子が自然と伝わってくる。立て直しの経過もしっかりと作り込まれていて、お仕事小説としても読み応えがあった。シリアスとコメディのバランスがとても良い作品だった。
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