形式:文庫
出版社:新潮社
能天気だが優しかった兄の長太郎を亡くしたお瑛だが、茅町のお馴染みの面々に助けられ、いつしか成次郎と夫婦となり、穏やかに暮らしていた。そんな時、圭太という「苦労人」の男が現れる。お加津が営む『柚木』の新しい奉公人だ。礼儀正しく、気配りを忘れない圭太を、お加津は褒めちぎる。だが、お瑛の胸はざわついた。私が知っているお加津さんは、こんな人じゃなかった。何かおかしい……。知らぬうちに、『柚木』は変わっていき、お瑛の予感は的中した。本当のことが知りたくて、お瑛は自慢の猪牙舟で大川に漕ぎだしていく。「みとや・お瑛」第二シリーズ、お瑛の新しい活躍がはじまる!
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