読書メーター KADOKAWA Group

匂いが命を決める──ヒト・昆虫・動植物を誘う嗅覚

感想・レビュー
11

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
kinkin
新着
人、昆虫、魚、小動物そしてほとんどの動植物は匂いの重要性を理解し、活用していることを知ることができた。対象を食べるためや生殖に使う、植物は受粉にの他に嫌な物質から守るために。また人はそういった匂いに敏感な生き物を利用して生活のために活用しているのだなあ。犬の嗅覚を利用して空港での検査や、ネズミを使った地雷あるいは不発弾の検知をさせたり。匂いがあるから生物が多様なこともあるのか。人工知能がこれからより発達していくとして、AIが匂いを出せるような仕組みができるのか気になっている。図書館本
0255文字
はやたろう
新着
動植物の生き残りに匂いが欠かせないことが分かる。自然界の仕組みの進化は驚くことばかり。内容的には結構マニアック
0255文字
晶
新着
私は日常、常ににおいに振り回されている。電車で隣に座った人のにおい、歩いていてすれ違った人のにおい、はたまた好きになった人のにおい。全くにおいがしなかった人の事。そういえば、「香水」という小説の主人公は、赤ん坊の頃からにおいがなくて乳母に気味悪がられていたんだったな。においと記憶の関係については脳の配置を持ち出されるまでもなく本能で理解している。それほどまでににおいというものは人間の本能に訴えてくるものだと思う。
0255文字
れいまん
新着
本好きの友人から借りたもの。お互い年中貸し借りしている 自分では選ばない本なのが良い! 匂いについての専門書だが、イヌ矢ネズミ昆虫ハエに至るまでので解説はダーウィンの進化論を思い出す! 匂い研究が人類のより良い生活に利用されることをひたすら願います!
0255文字
まいこ
新着
ネタバレヒト以外の生物の多くは匂いで多くの情報を伝えている。性的なサインや敵味方の区別や警告など、多くの情報を揮発性物質でやり取りしている。宿主の匂いを操作する病原体とか(マラリア原虫によりマラリア感染者は蚊に好まれる)、尿のニオイで別のオスの子を妊娠中のメスに流産させるマウスのオスとか、怖い話がいっぱい。もしヒトが視覚ではなく嗅覚優位だったら、どんな世界だったろう?恐怖や不安などの感情で体臭も変わるということは、嘘はつけない世界だったかも。温暖化でニオイ分子の蒸発のスピードが早まる(匂いが強くなる)のも心配
0255文字
とりもり
新着
人間は五感の中でも嗅覚を軽視しているきらいがあるが、動植物の世界ではむしろ嗅覚が絶対的な重要性を持っているということが様々な動植物を通じて語られる。内容は他書でも読んたことのあるものが多かったが、改めて嗅覚の重要性を認識させられた。他の生物などの匂いをコピーする能力の高さには驚かされるばかり。とはいえ、人間の嗅覚についても分かっていないことが多いので、もしかすると潜在的には人間も匂いに大きく左右されているのかも。より解明が進めば、もっと驚かされるような大発見がありそう。★★★★☆
0255文字
ときわ
新着
私たちが匂いと判断しているものは、ある物質についての私たちの感覚器官の判断。これを読むと人間は哺乳類の中でも最低の判断力で、そこのところはそうだろうなと前から思っていたが。どうやら昆虫や植物にもかなり劣っているって。昆虫凄い、植物凄い、分かっていることを淡々と語ってくれるので凄いことは伝わってきた。何で人間はこうまで嗅覚が劣っているのに、世界中で幅を利かせているのか不思議になってきた。多分視覚も聴覚も大したことは無いだろう。脳を感覚器ではない方に進化させたからなのか。そういう視点でも論じて欲しかった。
0255文字
takao
新着
ふむ
0255文字
UMF_4A_goohn
新着
ネタバレ動植物の嗅覚(気中化学物質への反応)の初心者向け書籍 人間から昆虫、植物まで広く取り扱っていて、分かりやすく読みやすい。ただその反面、浅くなっている印象も受けた。 嗅覚反応をつかさどっている細胞の反応原理や、原因物質の化学式など難しい要素は省いている 内容は面白く、すらすら読めるため嗅覚に関する動物行動学に興味を持った人にはお勧めできるか
0255文字
zoe
新着
動植物昆虫が発する化学物質とそのセンサーのお話。細かい物質の話はほぼなく、蚊がなぜ寄ってくるのとか、犬の嗅覚は人間よりすごいという話。広い海でのジメチルスルフィド(DMS)は鍵。プランクトンによって濃縮が開始する硫黄は、食物連鎖の中で排泄物や分解物由来のDMSとして感知され、捕食者を引き付ける。先日読んだ別の本でも、船乗りが磯の匂いで、陸からの距離感を持つということもあったので、動物として普遍的必要な物質と感覚の組み合わせなんだと思います。
zoe

匂いと記憶。周期の一致。ある種を特定するための特異的科学物質。種の中で揺らぐ匂いのパターン。親子の確認。サケ。アンコウ。蚊、蛾。ドロボウガニ。植物のセンサー。忌避物質VS誘因物質+殺虫剤。プッシュプル法。匂いと記憶について、この手の本では必ずプルーストが出てきます。その度、読破しないといけないのか?と自問自答するだけで、うん十年経ってしまいました。

09/30 17:39
0255文字
―
新着
???
0255文字
全11件中 1-11 件を表示
匂いが命を決める──ヒト・昆虫・動植物を誘う嗅覚評価67感想・レビュー11