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もっと知りたいキュビスム (アート・ビギナーズ・コレクション)

感想・レビュー
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ねぼまな
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2023年刊。「ビギナーズ」とは名がついてるものの、キュビスムの解説とあってなかなか難しい。山田五郎さんのYouTubeで多少の流れや用語を把握していたから、まだよかったけど、美術用語の説明も薄いので前提知識も要求されます。逆に言えば、リファレンスとして簡潔にまとめられていて、もっと知識がついたあとだと有用かもしれません。こういうのはいくつも読み重ねていって知識や理解が立体的になっていくと思うので、まだまだ知らない色々な画家の絵が観れてよかったです。
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たろーたん
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キュビズムと言われ、ピカソは知っていたが、もう一人の相棒のジョルジュ・ブラックは知らなかった。ただ、ブラックのキュビズム(『マンドリンを持つ女』『J.S.バッハへのオマージュ』)は、なんだか茶色でモザイク・電波が悪い時のテレビっぽく個人的にはあんまりよく分からなかった。それと、キュビズムの誕生の章で紹介されていたもう二人が、フェミっぽいマリー・ローランサン(『空想好きな女性』)と、野獣派のアンドレ・ドラン(『浴女たち』)なのは少し驚いた。あまりそんなイメージはなかったのだけど…。(続)
たろーたん

キュビズムの理論化で有名なのが、アルベール・グレーズ(『浴女たち』)とジャン・メッツァンジェ(『カフェの踊り子』)で、この二人の作品はキュビズムっぽくて好きだった(描かれているモノが分かるものの混沌としている感じが良い。理性によって計算された逸脱を感じる。やっぱり人間って人間を描いちゃうからそれからズレるには知性がいる気がするの)。また、マルセル・デュシャンも含むデュシャン一家(『進行中の兵士たち』『大きな馬』『階段を下りる裸体No.2』)もキュビズムに力を入れていた芸術家らしい。

03/06 21:54
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月と星
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★★★ピカソやブラックのキュビスムの代表作以外,全く知らなかった。マリー・ローランサンもキュビスムを着想源にしているとは。
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遠い日
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「アート・ビギナーズ・コレクション」シリーズ。絵画は好きだけれど全く詳しくないわたしのような者にとってちょうどいいシリーズ(それでも難しいですが)。キュビスムといえば真っ先にピカソが浮かびますが、この表紙の柔らかな色使いと、具象にも見える構成に惹かれました。ロベール・ドローネーの作品。
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Cinita
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キュビスム展の予習に。作家・作品の紹介も手厚いけれど、初期キュビスムを支えた画商の存在や世情・思想的背景、ファッションへの展開、波及したムーブメントが各国の前衛美術グループへどのように影響を与えたか等々、周辺情報まで詳しく解説されていてとてもおもしろかった。セザンヌからピカソ・ブラックへの影響について、具体的な技法の解説も添えられてるのもありがたかった。しかし「バウハウス」のときも思ったけど、このシリーズ入門書みたいな顔してめちゃくちゃ中身が濃いな……。
Cinita

表紙がピカソやブラックじゃなくてドローネーの「パリ市」だし、章立ても取り上げられてる作品も「キュビスム展」と随分リンクするところがあるなあと思ったら、展示と同時期に刊行されてたんですね。

12/05 10:27
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starbro
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キュビスムのスターと言えば、ピカソです。著者が東京大学の准教授だけに、ビギナーズ・コレクションと言う割には素人の私向けではありません。 https://www.tokyo-bijutsu.co.jp/np/isbn/9784808712877/
drago @春眠暁を覚えず。

キュビスムの絵画は、絵心のない私にとって、どんなに時間をかけて見つめても幼稚園児の絵にしか見えません…。(^^;

11/29 15:14
starbro

drago @冬支度中。さん、アートは、主義に捉われず、自分の感性&好き嫌いで好いと思います(^_-)-☆

11/29 20:15
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くり坊
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国立西洋美術館にて開催されている「キュビズム展」 https://cubisme.exhn.jp/ を鑑賞前に、予習のために通読。
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くれは
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キュビスム展の予習のために買ったけど、全然ビギナー向けではなかった。全体的に「略年譜」的な記述に終止している。特に各作家の説明については、どのような家庭に生まれたか、誰に師事したか、いつどこに住んでいたか、どの集まりに所属していて誰と交流していたか、誰の援助を受けていたか、どの展覧会にどの作品を出したか、等の情報しか得られない。ビギナーは作家が作品を通して表現したかったこと、表現の独自性とそれに至るまでの作風の変遷、作品の外側で語ったことなどを知りたいものだと思うが、そのようなことは殆ど記載されてません。
梅崎 幸吉

キュビスムという表現が何故生じたのか? という問いに答えられる人物は哲学者、文学者、既存の画家も含めていないですね。 セザンヌが元祖になっていますが、いわゆる「相対的世界」の徹底化です。 これは人類史上必然的流れの中で生じたもので、換言すれば事物を「公正」的に観るという一視点です。これが世界観となれば「虚無的世界観」と化し、今日の状況はその世界観に呪縛されています。

07/16 01:06
梅崎 幸吉

ピカソはセザンヌの展覧会を見て衝撃を受けました。彼の青の時代の作品群は「実存主義」的世界観の無意味が意味である、という観点に呪縛されていたからです。 さらに、己の為に原始的なニグロの彫刻から生命力を得ました。 その後は抽象表現へと至るのですが、これもまた虚無的空間で方向性を消失して殆どの画家は自滅か表現を止めるという事になります。 この「虚無」が真の自己認識、創造的表現のスタート地点です。

07/16 01:11
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takakomama
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国立西洋美術館の「キュビスム展 美の革命」の復習。フランスでピカソとブラックが始めたキュビスムは、絵画や彫刻、建築、装飾芸術など分野を超えてたくさんの芸術家に影響を与え、世界中に広まっていきます。キュビスムは、私には何が描かれているのかわからなくて、難解。
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菊地
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明らかにキュビスム展の開催合わせで刊行されたキュビスム解説本。 キュビスムに関連する各画家の紹介にトピックスを挟み込む構成になっているけど画家の解説が薄い。 画家の経歴や絵の特徴の解説が薄いのも問題だけど、何より文中に名前が出てくる絵が併載されていないのが大問題。「●●の絵がこう」と言われても肝心の絵がなくては説明が入ってこない。 元々二桁ページに収まった初心者にも読み易いシリーズですが、1人の画家ならともかく一つの時代を語るには紙幅が足りな過ぎた。特定美術用語が説明無しで出てくるのも初心者向きではない。
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雪紫
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ピカソのイメージが強過ぎるキュビズム。題名言われなきゃわからないのもあるし、あ、なんとなくわかるやつもある。思ったより、カラフルで、パズルっぽい。でもジグソーパズルではない。キュビズムモチーフの「夏冬」ある程度理解出来るかな・・・?しかし、レンピッカの自画像が金カムの白石やLIARGAMEのフクナガに見えてしまった。
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アキ
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国立西洋美術館にて「パリポンピドゥーセンター・キュビズム展ー美の革命」の予習・復習に最適でした。音声ガイドで山田五郎の解説もまた良かった。1907年ピカソ「アヴィニョンの娘たち」に、セザンヌ風のリンゴが描かれているのははじめて気がついた。1907年セザンヌ没後の回顧展に触発され、ピカソとブラックが始めたキュビズムは、1910年分析的キュビズム、1912年総合的キュビズムと進化し、1914年の第一次世界大戦で終わりを告げるが、パリから拡がったキュビズムのうねりは、ニューヨークをはじめ世界各地に普及していく。
アキ

宵待草さん、こんにちは。コメントありがとうございます。今回の展覧会は、パリ・ポンピドゥーセンターが来年のオリンピックに向けて改修工事に入っているため、多くの作品が来日しています。以前ポンピドゥーセンターを訪れたことがあり、楽しめました。是非、この機会に展覧会を本書と共に堪能してください。山田五郎のオトナの教養講座は、続きもありますので、見てください。今日は比叡山に来ています。快晴で気持ちがいいです♪よき週末を!アキ

10/22 11:35
宵待草

追伸 まぁ~比叡山!😲 移動に留意されて、楽しんで下さいね!💫 『山田五郎さんのオトナの教養講座』はチャンネル登録して居ますよ!🙋 感謝です!🍀 宵待草

10/22 11:48
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トウソクジン
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ネタバレ「キュビスム展」(2023-2024、東京・京都)の図録の副読書として購入した、同氏の『キュビスム芸術史』への橋渡し的な書籍。80ページほどの小著ながらキュビスムのエッセンスが凝縮されている。キュビスム展では深掘りされていないイタリア未来派、デ・ステイルなどへの言及もあり興味深い。しかし明確に「キュビスムとは何か」という問いに回答するものではないように思う。これはキュビスムの難解さと奥深さを反映しているのかもしれない。『キュビスム芸術史』まで読んでやっと全体像の一部を捉えられた気がする、といったところだ。
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