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万物の理論としての圏論

感想・レビュー
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秀ポン
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火力強い。終盤円城塔みたいなこと言い出してテンション上がった。
0255文字
izw
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圏論(Category Theory)は、ものごとを構造としてとらえ、構造と構造の対応を論ずる理論であり、数学、物理学、生物学、認知科学、人工知能など、さまざまな理論の基礎理論となる。世界を圏論を通してみると、統一的に認識できるという素晴らしい理論として注目を集めている。本書は、専門書ではないので、圏論をどのように適用するのかについては詳細には述べられていない。だから概略が分かる反面、具体的には理解できないところもある。圏論がいろいろな理論の基礎理論となるらしい、ということは分かった気がする。
0255文字
Shinjuro Ogino
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圏論とは私は全く知らなかったが、20世紀半ばころから数学の分野で生まれた理論だそうだ。ミソは「対象」と「射」(私は説明できない)。著者はこれが万物((物質、生命、認識、人工知能、社会、文化等々)を説明できるという。本書では圏論事態の説明は殆ど無いので、私は判らないままだ。
0255文字
遊動する旧石器人
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ネタバレ2023年12月30日第1刷発行。「万物の理論としての圏論」は、万物を理解するための一道具としての「圏論」と要約することができる1冊。万物の理論とは、全て/可能な限り多くの物事を理解するための一道具である。本書では、その一道具として「圏論」を用いる。そして、「理解=情報の圧縮」という圏論的人工知能の観点に立てば、膨大な量のデータを処理して解を導くAIとは異なり、人間はその情報の圧縮が可能であり、そこに機械に支配された世界と人間の世界との分岐点が存在する。換言すれば、量と質の哲学である。人間性という質の。
0255文字
bonbonさん
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抽象構造である圏のプレースホルダーに諸分野を当てはめることで、異分野間の知のネットワークが形成され、現代の知の氾濫・分断に対処可能となる。各章では圏論でモデル化できる諸分野が紹介される。数学は一般化・抽象化が魅力であり、その点は十分感じられるのだが、そもそも圏論の説明自体が少なすぎる。圏論をある程度勉強した人でないと、「よく分からないけど圏論はすごく抽象的故に、普遍的である」以上の感想は持ちにくいのかもしれない。著者の諸分野の知識や表現技量には関心するが、一般向けなのか数学の専門家向けなのかわかりにくい。
bonbonさん

あと後半ほど圏論との結びつきの記述が減って、単なる個別分野の解説が続くように感じたらた。 辛めのコメントが続いたが、数学の抽象的な概念を数式を使わずに吟味できる人にとっては良い本だと思う。

02/24 16:00
0255文字
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